2006.10.01

基本的理解

Spiegelさん経由。

J-RCOM: 土曜解説 宇宙基本法案 安全保障利用拡大狙う

「ふむふむ」と読み進んできたのだが、最後のこのコメントで思い切りずっこけた。

日本のロケット技術がICBMで使われるMIRV(個別誘導多弾頭)を基礎的に獲得したと考えていいのだろうか。お恥ずかしい話しだが、ちょっと判断に迷っている。
おい〜、このネタ扱うのであれば、もう少し対象に精通していてほしい。これじゃ「某国上空に衛星を静止させよ」と申した御仁とあまり...

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2005.08.12

あすを読む

おおっ、すごい! ついにマスコミが動いた!!

11日23:45〜23:55のNHK総合「あすを読む」で、NHKの室山哲也解説委員がシャトルの今回の飛行で明らかになった課題と、シャトル延期の影響、宇宙ステーションの今後について紹介した後、「私は、今日本がやるべきことは、将来に向かっての宇宙開発のあり方をもう一度しっかりと見つめ直すことだと思います。」と前置きして、次のように述べた。

「日本は何のために宇宙開発をしているのか。有人宇宙飛行をどうするのか。独自で自立した宇宙開発をどのように実現して行くのか。そのグランドデザインをきちんと描き、シャトル計画との関係を再確認する必要があるのではないでしょうか。」

「世界の宇宙開発は流動的に、生き物のように変化を続けています。日本もまた、その変化に対応しながら、未来をしっかりと見据え、自律的に行動するということが今こそ必要のように思えてなりません。」

NHKがここまではっきりいうとはね。すごい。

読売新聞:8月11日付・読売社説(2)

 そうなれば、米国頼みで、ISS計画を中心に有人宇宙開発を進めてきた日本への影響は、避けられない。足がかりを失い、宇宙への道が閉ざされないか。

 日本は、どう米国と協力し、宇宙開発に取り組むのか。政府は、米国の動きを注視しつつ、検討を急ぐ必要がある。

毎日新聞:社説:シャトル帰還 日本は宇宙開発戦略の再考を

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は独自の有人宇宙活動を盛り込んだ「長期ビジョン」を描くが、予算の裏づけはない。将来、独自の有人宇宙飛行に着手する のか、別の戦略を持つのかは、JAXAではなく、国民の意見をもとに政治が判断する課題だ。シャトル後の世界の宇宙開発動向を見据え、日本独自の宇宙開発 ビジョンを政治が描く時ではないか。

読売新聞:宇宙開発 米中競争の時代

日本人女性宇宙飛行士の先駆け、向井千秋さんも「チャレンジャー事故の時は右肩上がりの展望があったが、同じ事故からの再開でも、今は先細りなのが大きな違い」と懸念する。

YMコラム:野口聡一飛行士、ついに宇宙へ

丸の内のプレスルームで出会った記者の人たちの議論は、その一点に集中していました。JAXAのある若い人が、「JAXAの若者には有人飛行の技術を開発したいと考えている人が多いのだから、マスコミがけしかけてくれれば、政治家やお役人さんの意見もそれなりのものになっていくのではないか」「いや、JAXA自体にやる気が感じられないから、マスコミも記事にできないのだと思う」という答えが返ってきました。

これは7月26日のディスカバリー号の打ち上げ直後、的川先生が丸の内のJAXAプレスルームで聞いたJAXAの若い人とマスコミ関係者との会話。7月27日のYMコラムで取り上げているのに今回もう一度そのまま取り上げたということは、よほど印象に残ったのだろう。

そのマスコミが動いた。これが「人が宇宙へ行く」ということのインパクト、なのだろう。

ロケットを開発して打ち上げるだけでは世論は動かない。打ち上げたロケットで何をするのか、が見えるようになってはじめて世論が動く。手段と目的がすりかわらないようにね。

YMコラムでは

それに、まだ飛んでいない3人の日本人宇宙飛行士たち(古川聡、山崎直子、星出彰彦)の3人も困ったことになります。行き着く先は、何と言っても「やはり人間を宇宙に運ぶ日本の技術が欲しい」です。

と結んでいる。管理人もあの3人を応援して行きたい。JAXAが彼らをどう処遇するかに注目。今から14年前に土井さんの処遇について旧NASDAに噛みついたことを思い出した。でも的川先生、技術のために飛ぶんじゃない、でしょ?

DSPACE: 女性飛行士、家族で目指す宇宙

大地さん、いつもの調子で林公代さんを相手にしゃべったな。でも林さんはそれをうまく記事にまとめている。グリーンカードを取るつもりがあることもしゃべってるけど、いいのかな?

[追記] 「言いたいことだらけ」さんからいただいた、日本の宇宙開発の現状に関するコメントは必見です!! どうもありがとうございます。

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2005.08.05

文科省がシャトル凍結対応策を検討

asahi.com: シャトル次期打ち上げ凍結 日本の対応策を文科省が検討

おお、よかった。動いた。

大島さん、元村さん、松浦さん、ありがとう。

(というか、Scienceが発端か...)

落とし所はまだ見えないですが...

[追記] ...と思ったら、なんだ、そういうことですか。まぁそうですよね。世の中甘くない。もうちょっと上の方で動くのかと...

[追記2] 関係ないけど、のぐっちゃん、首相の質問によくツッコミいれずにがまんしたな。えらい、よくやった! 管理人だったらガリレオ変換の講釈を始めてしまったかも。ローレンツ変換までいったかどうかは謎。

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2005.02.08

NASAの予算

FloridaTodayの記事3本。

FloridaToday: Cuts target shuttles, defense
FloridaToday: New NASA budget plan to study closures
FloridaToday: Hosting shuttle crew on station poses challenges

ブッシュが要求したNASAの来年度予算は165億ドル、2.4%増。一年前の予想増加額と比べると約半分となったが、議会がこれを承認すればNASAにとっては「政治的勝利」とのこと。

細かく見ると、

・シャトル予算は微増で45億ドル。
・シャトルのフライト数の削減をはかり、宇宙ステーションの建設終了とともに2010年で運航終了。年間予算は減額され2010年には24億ドルまでに。
・ハッブル望遠鏡の廃棄の準備のために7500万ドル。
・貨物と乗員の運搬を他国ないし民間企業に委託するために1億6千万ドル。
・次期有人宇宙システムCEVの開発に31億ドル。
・シャトル運航終了から次のCEVによる有人宇宙飛行まで4年間のギャップ。2008年には最初のデモフライト。
・木星の衛星の探査機のための深宇宙探査用の原子力発電装置の開発を廃止、かわりに長期有人宇宙飛行にも使える月・火星・小惑星向けの探査機に用いる電源の実験的開発に着手。
・現在、全米10ヶ所にあるNASAのセンターのそれぞれの存在意義を見直し、廃止・縮小・他の法人に運営させる、などの可能性について検討する。

[2/10追記] SpaceflightNowにNASA予算の詳しい解説記事が載っています。

SpaceflightNow: Analysis: A Promising NASA Budget?

ハッブル望遠鏡と木星の衛星探査ミッションが削減されることを除けば、NASAの科学衛星のミッションは全部無事、という。

日本でもこれくらい詳しくJAXAの予算の推移を解説する記事を書いてくれるジャーナリスト、どこかにいないかなぁ。

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2004.12.11

宇宙開発委員会

文部科学省の宇宙開発委員会の議事録情報が突然増えた。更新日を見ると昨日(金)の午後5時。

webに不慣れだった担当者が溜まってた仕事を突然片付けたんだろうか? それとも委員か誰かが指摘したんだろうか...? それとも...?

ま、なんにせよ、いいことです。

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2004.09.29

宇宙開発利用の基本戦略(案)

・内閣府:総合科学技術会議の議事要旨

9月9日に開催された第39回本会議の議事要旨が掲載されている。

資料1−2 我が国における宇宙開発利用の基本戦略(案)

すでに新聞でもその骨格が報道されて、細かく見ていけばいろいろと突っ込みどころの多い「基本戦略(案)」ですが、管理人が見るところ、一つ大事な記述がある。

4.分野別推進戦略
(6) 長期的視野に立つ研究開発の方向性
「我が国としては、当面独自の有人宇宙計画は持たないが、長期的には独自の有人宇宙活動への着手を可能とすることを視野に入れ、基盤的な研究開発を推進する。そのため、国際宇宙ステーション計画を通じた有人宇宙活動を今後も継続して実施する。なお、米国などの動向の影響を最小限としつつ、我が国の主体性ある活動を国際協力の枠組みにおいて実施し、着実に技術蓄積を行うための方針を策定する必要がある。」

国内の有人派の人たちから見れば憤飯ものの官僚作文に見えるかもしれないけど、どっこい、これはすごい文章だぞ、と、管理人は思う。メンツと整合性を大事にする官僚がここまで踏み込んで書いたか、と...

これは、JAXAからしっかりした二の矢、三の矢が飛んでくれば、日本の有人宇宙活動のための研究開発を、大手を振って開始できる環境になる、と、管理人は読んだ。ようは野田司令、ここで踏ん張らなかったらいつ踏ん張るのさ、ってことなんだけど。

この「基本戦略(案)」をもってして、河村建夫前文部科学大臣に「 有人宇宙飛行についても、長期的な視野でという指摘、重く受け止めたい。」といわしめたことの意味は大きいと思う。

麻生太郎前総務大臣の「 みんながやさしく見守って、よくやったとほめてくれる国は少ない。そこだけはよく頭に入れておいて欲しい。」という発言は、ごもっとも。

いろいろ言いたいことはあるけれど、ボールはとりあえずJAXA側に投げ返されましたぜ。

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2004.04.27

宇宙開発委が調査審議体制見直しへ

いささか旧聞だけれど3月19日付の科学新聞の記事より。

3月10日に開催された第7回の宇宙開発委員会で、調査審議体制を見直して、同委員会の部会を再編成することを決定したという。

推進部会と安全部会、調査部会を常設。利用部会は宇宙ステーション計画の報告書をまとめた後に廃止。H2Aロケットや衛星などの総点検は、担当する部会の下に専門委員会を設置し、ロケットと衛星のそれぞれで調査審議を進めるとのこと。

また、JAXAの業務の進め方や宇宙開発委員会に潜在的に潜んでいる問題を抽出する“特別会合”も併せて設置。

宇宙開発委員会の情報をしばらくウォッチし損ねている間に、いろいろな再編があったんですね。

今日、JAXAの某先生とも話をする機会があったのだけど、やっぱり現場で働いている人間が誇りを持って、次なる目標にチャレンジできるような「遠大なるビジョン」があってほしいものだ。予算取りのお役人の顔色ばっかし窺っているんじゃなくってさ。せっかく培った技術があとに続かないよ。

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2004.02.09

日本の有人宇宙開発の今後

詳しくは書けないが、現在、某所で日本の宇宙開発政策の今後を検討する資料の準備が進行中。少し広めにいろいろなところから意見を吸い上げようとしている。でも、話がいつも急なのがいつもながらというか、なんというか。変わってないなぁ>JAXA

3月一杯くらいまでに最終的な形に持っていくみたいだから、最終的な審議の場とは宇宙開発委員会のことか? 宇宙開発利用専門調査会との関係はどうなっていくんだろう?

しもじもの人間がなんらかの形でインプットできるのは今週いっぱいという。そんな。日本の将来30年がこの一週間にかかってるだなんて。

ちょっと頭を整理するために、メモ。

2003.6.25 宇宙開発委員会 利用部会我が国の国際宇宙ステーション運用・利用の今後の進め方について (中間報告)

これの別添1
国際宇宙ステーション(ISS)/JEM 利用計画及び運用・利用体制見直し検討体制 (PDF)

宇宙開発委員会・国際宇宙ステーション利用専門委員会
 ├利用促進検討委員会
 └宇宙環境利用検討委員会
   ├重点化方針原案策定WG
   ├科学研究専門分科会
   │ ├合同WG
   │ │ ├物質科学WG
   │ │ ├生命科学WG
   │ │ └基礎科学WG
   │ └科学観測WG
   ├先端技術開発専門分科会
   │ ├先端技術WG
   │ └有人技術WG
   ├応用利用専門分科会
   │ ├蛋白質技術WG
   │ └ナノ・材料技術WG
   ├一般利用専門分科会
   ├利用制度WG
   └民間活力導入WG

先端技術開発専門分科会のこの時点での認識は:

1) NASDAにおいては有人宇宙技術の開発がかなり行われていたにも拘わらず、外部にはほとんど系統的な説明がされていなかった。
2) 有人宇宙技術が宇宙ステーション実験とは異なるものであることが、十分理解されていなかった。
3) 国際宇宙ステーションの運用に対して、年間数百億円の経費が今後10年間必要と予想されるが、これがネガティブに受け取られる雰囲気があった。

この認識にとりあえずコメントはしない、これが出発点。フレームワークに手を付けないで果たしてうまくまとまるかな? ちょっと考えてみることに。

松浦さんが著作や記事を書いている。五代さんの「日中宇宙戦争」も買ってきたけど、読んでる時間がない。

日経BizTech:
2005年度NASA予算案、新宇宙政策に沿ってスペースシャトルとISSを「損切り」

今週は日記の更新が不定期になる予定です。

[追記] 誤解を招くかもしれないので補足。私自身は宇宙開発とはなんのゆかりもない人間です。ただちょっと日本の宇宙開発について考えてみるだけ。忙しくなるのは上記とは別の理由。

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2004.01.30

宇宙開発利用専門調査会

yosukeの日記経由。29日の記事で書いた総合科学技術会議による宇宙開発方針再検討の件。

総合科学技術会議(第34回)議事次第

これの「宇宙開発利用専門調査会の検討状況と今後の進め方について」ていうか、資料2

これの2枚目。「わが国の状況変化」と「諸外国(米国と中国)の状況変化」から矢印で「視点」

・国としての基幹技術の確保
・官から民への流れの加速化
・国際戦略の多角化
我が国が優位に立つ分野への重点化
  ↓
「本年夏頃に報告」

とある。

美辞麗句はさておき、米国が中国のパワーゲームを受けて立ったことで日本がここまで激震するとは正直、予測してなかった。3月に開催される第21回宇宙開発利用専門調査会以降で、検討課題について議論し、夏頃までに結論を出すらしい。

旧文部省と旧科技庁の統合以来、“主戦場”は宇宙開発委員会から内閣府配下の総合科学技術会議配下の宇宙開発利用専門調査会に移っていたんですね。う〜む。

上記資料を取りまとめた人物がこれからのキーパーソンと見た。今後、読売の動きに注目、というところでしょうか。

4ページ目の「各国の宇宙開発の最新動向」の予算グラフ、前にどっかでみたぞ。誰が作ったんでしたっけ...?

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日本も有人宇宙飛行!?

たわごとのあわたけ経由で第一報をゲット。日本政府が1年半前に凍結したはずの有人宇宙飛行に乗り出すという。

読売新聞:「有人宇宙飛行」目指す…政府、宇宙開発政策を見直し (1/29 14:34)

この時間帯なら、私がいつもウォッチしているサイトがなにか言及するはず、と思っていたけど、何もでない。低空飛行を決め込んだのか? 読売が飛ばし...???

とか思っていたら、AFPも追っかけで記事を出した。読売の記事をそのまま拾った内容だ。読売のニュースソースは誰?!

関係閣僚と有識者による政府の総合科学技術会議(議長・小泉首相)が同日夕の会合で、新方針を今年夏にも策定することを決める運びだ。
という流れからすると、総合科学技術会議に出席する誰かが...??

朝日、毎日、NHKなどは今のところ静観中... と書いている間に、時事通信が追っかけた。

時事通信:宇宙開発方針、見直しへ=総合科学技術会議 (1/29 23:02)

ブッシュ大統領の新宇宙政策の本当の意図について日本のマスコミが取り上げないので、そのうち記事にしようか、と思っている間に、日本政府の方が先に反応しちゃったみたい。

ポイントは、月協定を批准している10ヶ国の中に、アメリカも中国もロシアもいないってことですぜ。フランスは署名はしたようだけど、ドイツとかイギリス、イタリア、スペインもいないし。日本政府も不況だ赤字だ予算がないなどとのんびりしていられなくなってしまった...のか?

野尻さんはえらくクールな反応のようだけど、今回のドライビングフォースは幸か不幸か日本主導の動きではないですね。今の経済状況で体力が続くかな...? JAXAはJAXAでしっかりと技術を積み上げておきましょう。

やはり生まれてくるのが20年ほど早すぎたかな。角野さんあたりだとかろうじて年齢的にベテラン飛行士として月の土を踏めるかな...??

適齢期のみなさん、今後のニュースをよくウォッチして8年後あたりの応募に向けて準備しておきましょう。って、ちょっと気が早すぎるか... f^^;

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2004.01.29

ツキニ、イキマショウ!

24日の記事でシンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」において「どんな議論がなされたのかを公開」しなさい、と書いたけれど、その一つの答が天文・宇宙・航空 教育広報連絡会「UNIVERSE」の「最新宇宙ニュース」に掲載された。執筆は寺薗淳也さん。

それぞれの講演者のPowerPointファイルをwebに掲載しないのは、やはりJAXAの文化、なのかな... というか、月探査情報ステーションよりも先にUNIVERSEのほうが更新されるのはなぜ??

開会挨拶が、間宮馨・JAXA副理事長だ...

パネルディスカッションの進行役は的川先生。で、

話はさらに有人探査や国際協力など、多岐に及びました。
ここんとこの議論とパネリストの風向きがまさに知りたかったところなのにな...

宇宙開発史掲示板の1月23〜24日の記事が参考になります。

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2004.01.24

「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」の内容は?

昨日、23日はシンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」。イベント情報のページを見にいっても、講演の資料とか、パネルディスカッションのストリーミングとか、まだ掲載されていないようですが、掲載される予定はあるのかな>JAXA?

平日の開催なので私は出たくても出られないのですが、このサイトによくコメントをいただくkazuさんによると21日には「既に定員超過」だったとのこと。

出席できなかった人のために、どんな議論がなされたのかを公開しないかぎり、的川先生がYMコラムで言うところの「単に宇宙部落の○○○○ベーションではないことがお分かりと思います。」という言葉には重みが感じられないですよね。民主主義国家であるためには、まず議論がオープンでなければ。

[1/25 追記] kazuさんから「宇宙開発史掲示板」に情報が寄せられている、とのコメントをいただきました。パネルディスカッションがだいぶ盛り上がったようですね。kazuさん情報をありがとうございます。

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2004.01.18

米中の新しいパワーゲーム開始

全米の日系レストラン、食品店で無料配布されているU.S. FrontLine Biweeklyという情報誌がある、と、受験仲間の一人から教えてもらった。タレコミのメインテーマからは外れるが、このU.S. FrontLineのwebサイトを見にいったら、面白い記事のバックナンバーを見つけたので覚え書き。

U.S FrontLine: 中国が初の有人宇宙船打ち上げに成功 米中の新しいパワーゲーム開始か

今後目指す月探査についても「今後20年から50年の間、月が宇宙争奪戦の焦点となる」(宇宙専門紙の中国航天報)との見方。有人宇宙船プロジェクトには「60年代から70年代に達成した原水爆実験などの偉業に勝るとも劣らない意義がある」(同紙)というのが当局の共通認識だ。
うーん。こりゃそろそろ本気で中国語を学ばないと、国際情勢から取り残されるなぁ。海外の日本語メディアのほうが面白いやんけ。

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2004.01.15

ブッシュ大統領が宇宙開発政策について演説

ブッシュ大統領が米国の今後の宇宙開発政策について演説した。11日の記事をほぼ裏付ける内容だったようだ。

朝日新聞:「月面基地から火星目指す」米大統領が新宇宙戦略
読売新聞:2015年にも月への有人飛行再開…米大統領が発表
毎日新聞:米大統領:新宇宙計画発表 月面基地や火星有人探査

ざっとネットを見渡したところ、日本語で詳しい解説記事を読めるのは、JAXAの月探査情報ステーションJAXA本家のページはページデザインにすんごい力の入れよう!! う〜む*。NASAのリリースはこちら。あとはスラッシュドットとかakiakiのニュース日記とか。なかにはこんな深読み記事まで。個人的にはブッシュのブレーン達はあくまで現政権内での現政権期間中における現世的利益を追求しているのだと思うけどね。

*: yosukeの日記によると、JAXA Space Stationのほうには本家サイトより詳しい記述が。本家サイトを運用している人とSpace Stationを運用している人の思い入れの違いがびみょーに表に出てますね。[1/17追記]

スラッシュドットのOliverさんによると:

今回、ブッシュ大統領が使った「We choose to explore space because doing so improves our lives and lifts our national spirit」という言葉は、ケネディの「We choose to go to the moon」に比べ個人的には重さが感じられない。しかしコロンビア事故の際に言った「Our journey into space will go on」を受けたと思われる「So let us continue the journey」というブッシュ自身の言葉は歴史に残るかもしれない。
なるほどね。「So let us continue the journey」か。いい言葉だ。Life goes on...

的川先生がTPS/JメールのYMコラムで、ここぞとばかりにシンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」の宣伝をしている。平日じゃなけりゃ顔だしてみたいんですが...

にしても「単に宇宙部落のマスターベーションではないことがお分かりと思います。」という表現は、いくら個人のプライベートな場所でのプライベートな文責とはいえ、機構の対外協力室長の発言としてはいかがなもんでしょう。もっと周りの人間が思わず話に引き込まれて「一緒にがんばろう」って思えるような魅力的な文章を書いてほしいな。へたな個人的プライドの突っ張りあいは日本人の悪い癖だよ。いろいろ言いたい気持ちはとってもわかる気がするのだけど...

日本は独自の宇宙開発技術を持っておく必要がある。それは同意。今は内輪で予算の奪い合いに心を奪われている場合じゃないと思うけど。負のスパイラルとはそろそろ決別して、自国内、自組織内をしっかりまとめた上で、丁々発止の国際「協力」の舞台に打って出ましょう。H-II, H-IIAにもっと自信を持ってね。

くどいようだけど、国際標準規格だけはちゃんと作ってね。各国がお互いの有人宇宙船の救助に向かうことが出来るように。

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2004.01.11

ブッシュ大統領が今後の宇宙計画を発表へ

ブッシュ大統領が14日にNASA本部で宇宙政策に関する演説を行う。ワシントンポスト紙によると、スペースシャトルに替わる多目的の新型宇宙船の開発計画を打ち出すという。

asahi.com: スペースシャトル引退も 米、新宇宙輸送システム開発へ
YOMIURI ON-LINE: シャトルに代わる新型宇宙船計画、米大統領が提案へ
Yahoo!毎日新聞: <新型宇宙船>米が開発へ スペースシャトルは退役
CNN.co.jp: 米大統領、新宇宙計画を発表へ 月面基地や火星有人飛行も
SPACE.com: Bush Space Vision Needs Private, Public Sector Cooperation, Advocates Say
SPACE.com: Bush to Announce Missions to Mars, Moon

大型ロケットとカプセル型宇宙船の組み合わせ、ということで、奇しくも5thstar.orgが上申した弔意と請願(英語版はこちら)がそのまま取り入れられたかのような内容だ。まさかあの請願が影響を及ぼしたとは思わないけれど... オキーフ長官の秘書くらいは眼を通してくれたかもね。

現存のスペースシャトルや開発中の次世代シャトルとは違って、必要とあれば月や火星にも行くことができることを目指すのがいかにもアメリカらしい。ブッシュ大統領の人気取り政策の側面を強く感じるが、個人的にはこれで日本が積極的に関与することが可能な局面が飛躍的に増大すると考えるので、歓迎したい。H-2Aも重要な役割を果たすことが出来るし、野田篤司氏松浦晋也氏らが提唱する「日本独自の有人宇宙システム『ふじ』」が俄然、現実味を帯びてくる。と、うれしいかな。さて、われらが宇宙開発委員会はどう動く?

民間との共同開発も今後10年以内に増えてくるだろう。米国、ロシア、欧州、中国、日本、などで、ぜひ、インターフェースの国際標準規格を打ち立てる機関を設立してほしい。ドッキングポート、電力や空気、水などのケーブル、補給モジュールなどの規格を国際標準にして、相互運用可能にしておく必要がある。

宇宙で最初に確立される有人飛行のビジネスモデルってなんだろう? 観光では10年も持ちこたえられない気がするけれど...

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