野口さん、宇宙ステーションに到着
ソユーズ宇宙船は日本時間7時48分に国際宇宙ステーションにドッキング。9時30分にハッチオープン。いったん、ステーション内に入ったけれど、ビデオと写真撮影のためにサンタクロースの扮装で2回、ハッチオープンの映像を撮影。
Credit: NASA TV
Credit: NASA TV
以上、テイク1の映像。
Credit: NASA TV
テイク2のあと、全員で記者会見。白木理事と日本語で会話。
ソユーズ宇宙船は日本時間7時48分に国際宇宙ステーションにドッキング。9時30分にハッチオープン。いったん、ステーション内に入ったけれど、ビデオと写真撮影のためにサンタクロースの扮装で2回、ハッチオープンの映像を撮影。
Credit: NASA TV
Credit: NASA TV
以上、テイク1の映像。
Credit: NASA TV
テイク2のあと、全員で記者会見。白木理事と日本語で会話。
このところ@ISSaboveTokyoとか@lizard_isanaさんの可視予測がきわめてタイムリーにTwitterで流れるおかげで、ISSを見るのがずいぶんと楽になった。ということで、撮影に再挑戦。腕前のほどはまだまだだけど、web用に縮小すればボロは目立たなくなる... ^^;
上弦の月もきれいに見えていたので、スポッティングスコープからコリメート法でねらってみた。ピントがいまいち。
@isstterの告知とか、@lizard_isanaさんのつぶやきで言及されているStarlitNightのISSの飛行経路プロットに助けられて、ふと、今夜(8日19時)のISS通過を見てみようという気になった。自分の目で見るのは何年ぶりか。
ISSに6人が長期滞在して、かつ7人乗りのディスカバリーがドッキングした状態なので、じつに総勢13人が乗り込むまばゆいきらめきが快晴の空の下をゆっくりと移動していくのが見えた。
写真も撮ってみたけど、あわてていたので思いきりピンぼけ。orz
しかしこのピンぼけが幸いして、画像を縮小してもISSの軌跡がしっかりと線になって見える。
ISSの右下に見える輝点は、うしかい座の一等星、アークトゥルス。
帰宅してTwitterを開いたら、10分後にオバマ大統領がISSとシャトルのクルーと交信する様子をNASA TVで流すぜ、というNASAのアナウンスが。おお、なんてタイムリーな。
ということで、オバマ大統領と若田さんの交信の模様。
ISSコマンダーのMike Finckeの声も懐かしい。10年前に最終選抜でジョンソン宇宙センターに行ったときは、ISSのモックアップを紹介してくれたアスキャンだったのに、いまじゃコマンダーだもんねえ...
シャトルの今回のミッションが太陽電池パネルの増設だったのにひっかけて、地上の太陽電池パネルをさりげに宣伝するあたりがさすが米国大統領だ。
NASA TVではいまから1時間後に日本のメディアとの記者会見だそうだ。
国際宇宙ステーションにヨーロッパの実験区画、コロンバスモジュールが取り付けられた。
sorae.jp: STS-122、コロンバスを取付け
宇宙ステーションの最初のモジュール、ザーリャがロシアのプロトンロケットで打ち上げられてから足かけ10年。ESAの人たちはさぞほっとしてることでしょうね。おめでとうございます。
オランダのアムステルダム近郊、NoordwijkにあるESA/ESTECを訪れて、コロンバスモジュールのモックアップとバーチャル3DによるISS滞在体験をさせてもらってからもう9年。あの人たち、元気かなぁ...
アムステルダムといえば7年前にも訪れたっけか。夜、ホテルへの帰りに近道しようと迷い込んだ道が例の飾り窓の地区だったのでずいぶんと驚いた。しかし普通の民家も透明で大きなガラス窓がどのリビングルームにもあって、夜になると道から部屋の中が丸見えで、あけっぴろげだなぁ、と妙に感心した。
もっとも、コロンバスのアッセンブリはたしかドイツのケルン、でしたっけね?
この春にもまたアムステルダムを訪れることになりそう。これもまたなにかの因果か。
次はいよいよ日本のきぼうモジュールの番ですね。長く待ちましたね。がんばってください。
kazuさん経由:
WIRED VISION: ISSの太陽電池パネル破損、船外活動で見事に修復
いやー素晴らしい! ハッブル宇宙望遠鏡の修理に次ぐ快挙。というか、本来想定されていなかったのに急遽決まった修理ミッションとしては史上最大規模、じゃないでしょうか。人間が宇宙へ行くこと、その現場にいること、のすごさを最大限見せつけてくれたミッションでしたね。宇宙飛行士、ぐっじょぶ!
これでいよいよコロンバスときぼうの順番が回ってくる... 思えば長かったですねー。
筑波宇宙センターの片隅にひっそりと眠る、国際宇宙ステーションの遠心分離実験用モジュール。どなたかが「某紙に『野ざらし』と書かれたけど『屋外展示』です!」と憤慨していたとか...
場所はここ。残念ながら外側のみ。中身は別の場所らしい。
H-IIAの実物展示もそのでかさに圧倒されたけど、残念ながら写真を取り損ねた。でも願わくば垂直に立てて展示してほしい。地震とか雷とか台風とか安全対策が大変でしょうけど。
kazuさん経由:
Nikkei BP: 土井飛行士のシャトル搭乗決定で見えた宇宙ステーション計画の陰り(前編)
ISS計画の現状に関する松浦さんの解説記事。タイトルに「土井飛行士のシャトル搭乗決定で見えた」とあるけど、前編はすでにもうわかっていた内容なので、土井さん決定とはまったく無関係。後編で新事実が明らかになることに期待。
松浦さん、このテーマに関しては関係者への直接インタビューが少ない気がする。まぁ、関係者には箝口令が敷かれている気もするのだけど...
しかし、ISSが失速すればCEVが元気になるかといえば、とてもそうは見えない。現場を見てないのでなんともいえないけど、KSCで細かな事故が増えているらしいのがとても気になる。
[追記 5/15] まるでこの記事が露払いになったかのような後編が公開された。^^;
しかしblack_knightさんに同意。この記事、タイトル負けしてる。GW最中の土井さんのシャトル搭乗決定とは関係なしにここ半年くらいの間に他のメディアを介して明らかになったことばかり。推測も混じってるし。松浦さん、N富さん化現象だけは避けてね。
とうとうNASAがあからさまにこの話を日欧に持ちかけてきたんですね。
国際宇宙ステーションを完成させるのに必要な28回のシャトルのフライトが困難で、グリフィン長官は最近はシャトルの飛行回数をさらに削減すると言っている。当然、再検討の矢面に立たされるのが日本とヨーロッパの実験モジュール、ということになる。
FloridaToday: House passes bill on NASA policies, programs
月と火星をめざすNASAの新戦略の予算案が米下院を通過。この案には国際宇宙ステーションの計画削減が盛り込まれているという。
The legislation also contained an important new clue about NASA's plan to downsize the International Space Station to reflect the reality that the space agency will not be able to build the orbiting research facility that had been envisioned prior to the loss of shuttle Columbia in 2003.
Added to the legislation at the last minute today was an amendment that permits NASA to complete the space station "in such a configuration as to support fewer than six persons."
乗員を「6名より少なく」するという。古川・星出・山崎の三宇宙飛行士は本当に飛べるのか? まかり間違ったら管理人自身がその運命だったかもしれないだけに、まさに他人事じゃない!
NASAにとってはより焦眉の問題である、ロシアからイランへの核技術輸出の問題で「NASAがロシアに打ち上げてもらう契約を認めない」とする禁止条項を停止する件は今回の予算案では触れられていない。NASAにとっては自国の宇宙飛行士を宇宙ステーションに滞在させられなくなる可能性があって国内世論の反発を招きかねず、きぼうやコロンバスの問題よりもっとずっと頭が痛い。
84年のロンドンサミットでレーガン、中曽根、サッチャーが国際宇宙ステーション構想に合意してから21年。93年に国際宇宙ステーションがわずか1票差で米下院で生き残ってから12年。日本人宇宙飛行士選抜の真っ最中だった98年11月に宇宙ステーションの最初のモジュールである「ザーリャ」が打ち上げられてから、6年8ヶ月。IT業界の「dog year」と較べると、宇宙開発業界の時の流れは悠久であるかのように見えるけれど、その間の国際情勢の変化はまさに激動。
1984年って、村井純先生がマンホールに潜って、日本のインターネットを立ち上げた年じゃないか。ひゃあ。そういえば電電公社って、いまとは想像もつかないくらい尊大な存在だったよなぁ... 日本の電気通信事業を一手に独占して。
日本の三人の宇宙飛行士をなんとか飛ばしてあげたい。そのためには日本がもっとしっかりしてなくちゃね。うーん、彼らが引退するまでに間に合うか... 宇宙開発って息が長すぎ...
先週のニュースだけど、メモ。
NASA: NASA Announces Crew Members for Station and Shuttle Missions
ESAの Thomas Reiter宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに長期滞在することが発表された。9月に飛ぶアトランティス号(STS-121)に搭乗し、宇宙ステーションに長期滞在したあと、シャトル(STS-116)かソユーズ宇宙船で地球に帰還する予定。
2003年2月のコロンビア号の事故以来、2名の体制になっていた宇宙ステーションが3名の体制に戻るのは2年半ぶり。
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