2009.05.23

アニミズム

少年少女科学倶楽部: 全部まとめて神事なんじゃないかな

日本の場合、一見近代的な事象の裏にはこういった古典的宗教観というか宇宙観みたいなのが隠れているような気がするんだよなー。
(スコア:5, すばらしい洞察)

2008.09.14

台風の目

YOMIURI ONLINE: 台風13号に突入、「目」撮った…米軍観測機で同乗取材

うあーーすごい!!

神様のパラドックスの世界ですね。(笑

あるいはVol de nuit

2008.03.15

パイの日には物理屋のごときお喋りを

すでに昨日のこととなってしまいましたが3月14日は「3.14」ということでこことかこことかここのブログによれば「数学の日」ということで一部で盛り上がっていてdankogai氏のブログで結城浩氏の「数学ガール」が紹介されていてAmazonのなか見!検索でぱらぱらとめくってみたら一目惚れしたのでかねてよりショッピングカートに放り込んであったNASAの宇宙飛行士のぶっちゃけ話「ライディングロケット(上)」「ライディングロケット(下)」と合わせて思わずポチッと注文ボタンをクリックしてしまったでわないか給料日前だっつーのにどーしてくれるよしるぶぷれ。

其は兎も角。

3月14日は「円周率πの日」でもあると同時に、かの天才物理学者アインシュタインの誕生日でもある、ということで、海の向こうの物理学者ブログ「Comic Variance」によれば、今年の3月14日は「物理屋のごときお喋りをする日(Talk Like A Physicist Day)」として制定されたらしい。

Talklikeaphysicistday

くだんのComic Varianceで紹介されていた各種パーツが秀逸なので、ご紹介。

***

相対論的隕石シューティングゲーム。Enterキーでゲームを開始し、矢印キーで宇宙船を操作して、スペースバーでミサイルを発射する。ゲーム中に「F」キーを押すと、視点が宇宙船に移って、隕石の形がローレンツ収縮でひしゃげていくとともに、隕石の点滅の時間間隔(つまり宇宙船から見た隕石の時間の流れ)がゆっくりとなる。
relativistic asteroids

先頃報道のあった阪大や名古屋大などの研究グループが、車の渋滞の発生メカニズムを調べた研究がNewScientist.comでも紹介されている。(論文発表以前に「サイエンスZERO」でも紹介されていましたね)

そして極めつけがこれ。いかにもアメリカン・ナード・ジョークですが...

最後の一言にウケた(w

2008.01.14

電波生物?

数日前のニュースだけど、カーボンナノチューブの分子1個だけで、ラジオにもなるし、電波発信器にもなるものが米カリフォルニア大学バークレー校で開発されたという。

MSN産経ニュース: 人毛の1万分の1 米で世界最小ラジオ開発

サイエンスライターの竹内薫氏のコメントでは、「血液成分や細胞の状態などをモニターすることもできるのではないか」と、医療分野への応用の期待を述べているけど、分子1個と聞いてふと思った。広い宇宙をくまなく探せば、この分子を使って電波でコミュニケーションする生物がどっかにいるんじゃないかと。

SF作家の堀晃さんだったら、そんな作品を書きそうだな。ラリー・ニーブンでもいいけれど。堀さん、新作発表しないかなぁ...

2007.08.26

Out-of-Body

サイエンス誌の目次に「体外離脱体験の研究」とあったので、「え、オカルトものの研究か?」とちょっとぎょっとしたのだけど、アブストラクトを見て納得。

Science Magazine Japan: 体外離脱体験の研究

志願者にゴーグルを装着させて自分の身体が別の場所にある映像を見せながら、その映像に合わせて身体に刺激を与えると、自分の身体から抜け出したような錯覚を得られる、という。なるほど、これなら科学的研究の対象になる。

旧KGBでは数十年前からこの原理を敵側スパイの自白に応用していたという話もささやかれているから、案外古くて新しい知識なのかも。ってか、トム・クランシーの読み過ぎか?>じぶん f(^^;)

この原理を応用すればセカンドライフでの仮想体験をよりリアルに感じられるだろうし、行き着くところまで行けば、映画「マトリックス」の世界が現実になる。

宇宙飛行士のシミュレーション訓練なんかもこれをうまく使えばかなりリアルに再現できるのかもしれない。これも行き着くところまで行っちゃえば、映画「トータル・リコール」の世界やなぁ。

この地上で人類を「仮想宇宙旅行」に連れて行ってくれそうな、最も近い場所にいるのはGoogleなのかもね。

NASDAの回転椅子には耐えたのに、セカンドライフで乗り物酔いに陥ってしまうというこの情けなさ... 映画「アポロ13」の無重力シーンの撮影でパラボリックフライトをこなしたトム・ハンクスは偉大だ... 宇宙メダカは電気うなぎの夢を見るか? 超精細3D RPGに耐えられる若い世代(ニュータイプ)に栄光あれ!

2007.04.29

六本木ヒルズのエレベーターの風

spacewalker: 六本木ヒルズのエレベーター火事について考える

感じていた違和感とは、エレベーターホールに恒時的に吹く強い風とその風によるエレベーターの振動である。49F,51Fのエレベーターホールでエレベータを待っていると常に大きな風音が聞こえ、扉が開いた瞬間強い風を受ける。また昇降中もその風によりエレベーターが進行方向に対して直交方向に円を描きながら振動している。
六本木ヒルズには行ったことがないので現場を見ないことには確実なことはわかりませんが、200mの垂直空間が作り出す巨大な煙突効果は容易に想像できます

新聞報道だけ読んでいると、日本オーティスの整備ミス、という印象を受けたのだけど、今にして思い返せば、「なぜケーブルの破断面の写真が報道に出てきたのだろう? 内部告発でもあったのだろうか? 日本オーティスが自らこの写真を公開したのだとすれば、素晴らしい態度だな」と思っていたのを思い出した。つまりあの写真を公開することによって「この問題にはもっと根源的な問題がある」ということを示唆したかったのではないのか。報道を鵜呑みにしてしまった自分を恥じる。

日本オーティスには畑村洋太郎教授にご相談なされることを強くお奨めします。御社一社の力では森ビルを動かせないし、かといって、放置しておけばいずれ人命に関わる。

[追記] spacewalkerさんの記事をよく読んで見ると「エレベータを待っていると常に大きな風音が聞こえ、扉が開いた瞬間強い風」とあるから、これは煙突効果というよりも紙鉄砲効果ですね。新幹線がトンネルに入った時と同じ。

[追記 5/2] asahi.com: オーチス社、さび認識しながら2年近く放置 虚偽報告も
うーん、ワイヤのさびを認識しながら2年間近く放置、というのはいただけないですね。

2007.04.15

イノベーションの本質

日本学術会議のサイトの特別講演のページに一橋大学名誉教授でカリフォルニア大学ゼロックス知識学ファカルティ・フェローの野中郁次郎氏の「イノベーションの本質」(PDF)という講演スライドが。

旧科技庁ばりのカッコ付き「イノベーション」のお話かと思いきや、なかなかどうして、読ませる内容。

JAXAやISASの中間管理職に爪のあかを飲ませたいと感じた。それと、トヨタやホンダに就職したい大学生がもしいたら、両者の社風の違いが簡潔に現れているので必見だと思った。

旭川動物園はたしかにすごいらしいですね。一度いってみたい。三鷹市長とは一度だけお会いしましたが、たしかに「場を醸成する能力」がすばらしいと感じた。「北の屋台」に関しては不勉強で聞いたことがなかったので、ちょっと調べてみなきゃ。

2007.03.21

失敗知識データベース

ふと気がつくと、JSTのSciencePortalがポータルらしく、なかなか面白いことになっている。よい人材をwebmasterに引っ張ってきたようだ。

その右下隅に「今日の失敗知識」というコーナーがあるのだけど、この記事をみて、愕然とした。こんな事故があったんですね。ご冥福をお祈りします。

JSTの失敗知識データベースもそれなりに中身が充実してきているようだけど、検索が難しい。というか、GoogleやWikipediaの検索とうまく連携できるようにならないかな。というか、Wikipediaみたく、誰でもオープンに失敗例をSNS的に共有しあえるような「2.0的世界」を構築する夢って、桃源郷? トップダウンな1.0的データベースでは指数関数的雪崩現象は起きないですよ。検索エンジンの技術を持っている会社にとっての大金脈が眠っていると見た。

2007.03.19

ムライ式

なにげにぱらぱらと日経サイエンスを見ていたら、こんな記事が目にとまった。

日経サイエンス2007年4月号p.126
個性派ミュージアム巡礼「中谷宇吉郎 雪の科学館」

人工雪の結晶
村井昭夫氏が開発した装置(ムライ式)は常温の部屋でも人工雪ができ、館内では日々新しい結晶の観察を楽しめる。

「へぇ?!」と思って「村井昭夫 ムライ式」でぐぐってみたら、さらにこんなPDFファイルが見つかった。

中谷宇吉郎 雪の科学館 通信 第13号(2006.3.31)p.2

Murai式人工雪生成装置
人工雪誕生70周年の日に公開

2006年3月12日は、中谷博士の研究室で初めて人工雪作りに成功した日から70年の記念すべき日でした。この日、雪の科学館では新型の人工雪装置を公開し、以後毎日、入館者に成長しつつある人工雪を見てもらえるようになりました。

石川県教育センターの村井昭夫氏が考案したこの装置は、中谷博士と同じ対流型という方式を採用し、「ペルチェ素子」を使って冷やすことにより、低温室がなくても常温の部屋で人工雪を作ることができます。中谷博士の装置と同様、気温と水蒸気量をコントロールすることで、ほぼ希望の形の結晶を作ることができるのです。
へぇ、ペルチェ素子かぁ。目から鱗だなぁ。たしかに現代日本のテクノロジーをもってすれば、微妙な温度調節とか湿度調節はお手のもの、という気がする。それなりの技術力のある会社が量産化すれば、中谷宇吉郎先生が詳細に記録した雪の結晶が作られる気象条件なんて、実験室の机の上で簡単に再現できるのだろう。

そこで、そこでやっぱりこの記事なわけですよ。この装置を組み立てキットにして、全国の小学生に組み立てさせて、水に「ありがとう」とか「ばかやろう」とか声をかけさせながら、雪の結晶ができる様子を観察させる訳ですよ。水道水とか田んぼの水とか工場の排水とか、いろんなもので比較させてみるのも面白いかも。ていうか、小学生よりも先に学校の先生に実験して納得してもらうのが先決かつ急務か。

学研さん、おひとついかがですか?

2006.11.28

3大科学ニュース

サイエンスZEROが2006年の3大科学ニュースを募集してます。

名前とメールアドレスを記入するところがちょっとなんなんですが、今年はこのブログで10大ニュースを振り返るほどの余裕がなさそうなので、こっちに投票してみました。

*****

ところで韓国初の宇宙飛行士選抜が10人にまで絞られたようですね。

テレビ局のスタジオっぽいところで集合写真、ってあたりが、NASDAじゃありえねー! ^^;

しかもこのうち7人は、選抜が終わったらふつーの人に戻るわけだし。もしかしてサバイバー並みにテレビ番組になってしまうのか??

zeitgeist

MyBlogList

無料ブログはココログ