2008.04.29

CAMUI @ SciencePortal

JSTのSciencePortalに載っている永田晴紀さんのCAMUIロケットの解説が素晴らしいですね。

SciencePortal:インタビュー 特別企画 永田 晴紀 氏「宇宙開発を小型化したい」第1回 第2回 第3回 第4回

この解説を読んで、以前理解できなかったGXロケットの報告書にあったヘリウム気蓄器というのがどういうものか、やっとわかりました。なるほど、世界初の液体燃料ロケットを作ったゴダード博士の設計への先祖帰り、というわけですか。「極低温液体用のバルブは重くて大きい」というところがミソ、ですね。

液体燃料に囲まれて配置された固体燃料が極度に冷やされることによる異常燃焼の問題で悩んでいた、というのも存じ上げませんでした。ブログではなにやら原因が特定できて突破口が開けた、という文章を目にしていたのですが、こういうことだったんですね。当事者は大変なのでしょうけれど、こういう試行錯誤は技術者魂の真骨頂という雰囲気がして、端で見ていて頼もしいです。

今まで「ハイブリッドロケットは火薬も液体燃料も使わないため、爆発しない安全なロケットです」という説明をそのまま鵜呑みにしていたんですが、2005年からは「爆発しても火薬類や液体燃料が飛び散って二次爆発を起こすことが無い、より安全なロケットです」という説明に切り替わっていたのも存じ上げませんでした。

液体酸素タンクの構造を見ると、CAMUIロケットは、下に向かっては燃焼を続けられないことが見て取れます。ロケットの平和利用という観点からも好感が持てる設計です。でも、タンクの構造がどうであれ、ロケットが大型化していく段階では、指令破壊のシステムをいずれは組み込む必要に迫られる(=システムが複雑化する)のは、リスク対応のためには避けられないように思うのですが、どうなのでしょうか。日本人は数名の優秀なスタッフによる素晴らしいチームを作り上げるのは得意ですが、数十名〜数百名の優秀なスタッフが集まると...

LNGロケットも、CAMUIと同様に「黎明期の試行錯誤」をくぐり抜けてきていれば、また違った展開もありえたように思います。国家予算執行の時間的制約や民間との契約の事務手続き上の複雑怪奇な縛りがなければ、というか、本来、基礎的な技術開発とは、技術者の柔軟な試行錯誤を許容するシステムでなければならないと思うのですが...

iPS細胞の山中教授の提案が学者のピアレビューにうまく収まらなかった問題とあわせて考えると、いろいろとシステムの改善が必要な問題ですね。

CAMUIロケットの今後のますますのご発展を祈念いたします。

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2008.04.27

危機的状況だったソユーズの帰還

韓国人初の宇宙飛行士、イ・ソヨンさんがソユーズで打ち上げられたのは4月8日。国際宇宙ステーションに滞在して数々の実験をこなした後に、国際宇宙ステーションの船長で、米国人の長期宇宙滞在記録を更新したばかりのペギー・ウィットソン宇宙飛行士と、ロシアのユーリ・マレンチェンコ宇宙飛行士とともに帰還したのが19日。女性二人がソユーズで帰還したのは確か初めてのことですね。

この時、帰還モジュールは予定より475km手前の草原地帯に着陸し、管制部との通信も途切れて、しばし緊張に包まれたようですが、実は昨年10月に帰還したソユーズも同じような状況でした。

ソユーズ宇宙船は、軌道モジュール、帰還モジュール、推進モジュールの3つの部分から構成されていて、大気圏再突入の高熱に耐える耐熱板が装備されているのは、このうち真ん中の帰還モジュールの底の部分のみ。ソユーズは大気圏再突入の直前に、三つのモジュールをそれぞれ結合している爆裂ボルトに電気信号を送ってボルトを爆破させ、モジュールを分離することで、帰還モジュールだけが燃え尽きずに地上まで戻ってくる設計になっています。

帰還モジュールは紡錘形をしていて、通常の帰還では紡錘の底の部分が大気とやや斜めに接することで若干の浮力を生じさせて滑空することができます。スペースシャトルほどではないにせよ、着陸地点を多少は操縦によって選ぶことができます。また、再突入の際に大気の抵抗から受ける減速のGも和らげる設計です。

ところが、今回の帰還でも前回の帰還でも、帰還モジュールと推進モジュールが何らかの理由で正常に分離せず、推進モジュールがお尻にくっついたまま、帰還モジュールが耐熱板のない頭から再突入する、というトラブルがあったようです。

Spaceflight Now: Possible Soyuz separation problem under scrutiny

推進モジュールが分離しないままの再突入、というのは、実はソユーズ宇宙船では過去に何度もあったトラブルで、ソユーズ1号ではウラジミール・コマロフ飛行士が死亡する、という事故が起きています(直接の事故原因は、着地前に開くべきパラシュートがもつれて、モジュールが地面に激突したことによる)。

スペースサイト! 宇宙開発史 / 天文の話題:危機一髪の帰還

さらにソユーズ5号でもボリス・ボリノフ飛行士がこの状況に置かれ、一時は遺書を書いたものの、推進モジュールが奇跡的に分離、気温マイナス36度の極寒のシベリアに激しく不時着して重傷を負い、いつ来るかわからない救助隊を待つ間に近くの民家まで歩いて暖をとっていたとのこと。

ロシアの宇宙開発の現場の状況は、ほとんどメディアに出てくることはありませんが、枯れた技術(したがって信頼性も高い)であるかのように見えるソユーズ宇宙船も、その実態はなかなか悩ましいもののようです。

これからJAXAの宇宙飛行士選抜に応募しようとしている皆さんも、上記のリンク先の情報をよく読んで、家族の方と真剣に話し合ってください。いったん宇宙飛行士に選ばれてしまったら、あとは上司ともフライトサージャンとも本音ベースで打ち解けることはできません。当然のことですが、それぞれ立場が違うのです。家族の心理的サポートだけが頼りになるのですから。

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2008.04.15

Yuri's Night 2008 @ 日本科学未来館

12日の土曜日、日本科学未来館で開かれたYuri's Night 2008 @ 日本科学未来館に行ってきました。

Alien_2

未来館は折しもエイリアン展の真っ最中。もしかして長沼センセもいたりして。でも脇目もふらずに会場となっている7階のみらいCANホールへと直行。

300名収容のホールに100人ほどの観客。思ったよりちょっと寂しいかな。

14時からの第1部はトークショー。ナビゲーターは元TBS宇宙特派員で、秋山さんのバックアップを勤めていた菊地涼子さん。ゲストは漫画「プラネテス」著者の幸村誠さん、小説「家なき鳥、星をこえるプラネテス」著者の常盤陽さん、カップヌードルの宇宙ものCMでおなじみの「FREEDOM」シリーズの構成を担当する佐藤大さん、の3名。「宇宙旅行を中心に未来について考える」をテーマにぶっちゃけトーク。

第2部は日本宇宙エレベータ協会理事長の大野修一さん、SpaceNews.jp編集長で今回のイベントの主催者の一人、大島佳世子さん、ライブドアホールディングス元取締役で、ネット企業「小僧com」代表取締役、Virgin GALACTICで日本人として初めてサブオービタルフライトに挑む予定の平松庚三さんの3名による講演。

正直、事前の予測では「JAXA関連の人が出てこない宇宙イベントってどうよ」と半信半疑だったのですが、とてもいい意味で裏切られました。いやめちゃくちゃ面白いじゃないですかこれ。こんな宇宙ものもありっすよ、あり。大島さんはじめ主催の皆様、ご苦労様でした。すばらしいイベントをありがとうございます。

ちょっとしまったと思ったのは、デジカメを持ってくるのを忘れたこと。orz なので、その場しのぎの携帯カメラでご紹介。

Talkshow

圧巻はなんといっても前半のトークショー。初対面だという幸村さん常盤さん佐藤さんがすっかり意気投合して、「男三人の修学旅行状態」に菊地さんが楽しげにペースメーカーとして乱入。

新宿ロフトのロケットまつりは出たことがないのだけれど、あれの「アニメ製作舞台裏版」とでもいうのでしょうか。ここでしか聞けないようなぶっちゃけトークの炸裂の連続。宇宙開発業界の人たちからは聞いたことのないような視点が連続で炸裂して、腹の皮がよじれました。(w

たとえば、タバコを吸うことができない宇宙、という件について。宇宙飛行士選抜を受験したメンバーは基本、タバコを吸わないので気がつかなかったけれど、タバコが吸えないから宇宙へは行かない、という理由。なるほど。宇宙観光旅行を普及させるためには「宇宙で吸うことができるタバコ(または代替品)」の開発は必須になるかと。人間には三大欲求の他に「タバコ欲」なるものがある、と。

月や火星に人を送り込むぞと宣言するNASAって、実は一流のエンターテイナーなのではないかという件。

リアルさにこだわる幸村さんが描く船外活動用宇宙服のヘルメットがなぜリアルではなく金魚鉢スタイルなのかという件。登場人物の表情をいろんな角度から描きたかったからとか。

小僧comの平松さんのお話もエネルギッシュで楽しかった。いや、あれくらい突き抜けて生きてみたいもんです。

イベント終了後、菊地涼子さんにご挨拶できたのがいちばんの収穫かな。秋山宇宙飛行士のバックアップをつとめた菊地さんには、ぜひいろいろなお話をお伺いしたいのだけれど、そのうちぜひ受験仲間とのリユニオンでも。

sorae.jpのSHUNさんとも初めてお会いすることができました。今後ともよろしくお願いします。

夜は別の予定があったので、懇親会には出られませんでしたが、関係者の皆様、お疲れ様でした & 楽しいイベントをありがとうございました。

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2008.03.20

アーサー・C・クラーク氏逝去

YOMIURI ONLINE: 「2001年宇宙の旅」アーサー・C・クラーク氏が死去

1956年からスリランカに在住の氏の元には、NASAの宇宙飛行士も氏の洞察を伺うために訪れていましたね。

日本のきぼうモジュールが国際宇宙ステーションに無事に取り付けられた直後の訃報、というのも、なにかの巡り合わせでしょうか。土井さんは軌道上でこのニュースに接して、何をお感じになられたのかな...

ご冥福をお祈りします。

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2008.01.06

科学技術立国の先に待ち受けるもの

この記事を読んで、ふと思い出した議論がある。

三年ほど前、ある酒の席で「ポスドク1万人計画がもたらしたもの」と、「若い世代のキャリアパス」について雑談を交わしていたときのこと。ある人が「ポスドク1万人計画によって大量に職にあぶれた博士たちの目の前に、防衛産業の就職口が提供されたら、職に困った若い世代は雪崩を打つようにそのポストに群がるだろう」と、ポツンと懸念を漏らした。

当時の私は「まさかそこまで世の中が急速に変わることはないだろう」と、たかをくくっていたけれど、どうもその後の宇宙基本法の動きや関連業界の動きを眺めていると、私のこの認識はかなり甘かったらしい。

東京新聞:武器輸出3原則 緩和検討 政府 共同開発など解禁

政府が武器輸出三原則を緩和する方向で検討に入ったとのこと。武器の開発・生産を他国と共同で行うことと、共同開発参加国への輸出の解禁が検討課題らしい。

この記事では三菱グループ側の本音が透けて見えてくる。

三菱電機相談役
日本経団連評議員会副議長・宇宙開発利用推進委員長
谷口一郎氏:
「産業界では、第二期科学技術基本計画の間に宇宙関係国家予算がおよそ八五%程度の水準にまで減り、宇宙開発・宇宙利用に従事する従業員も約三割減少しました。」
「宇宙予算の減少などにより、宇宙関連企業の数が半減しているのは非常に大きな心配事です。これを取り戻すためには政府のアンカーテナンシー(長期調達保証)の確立が必要です。」
「米国の場合、NASAの予算約1兆6000億円とは別に国防総省にも同程度の宇宙関係国家予算があるのです。それによって開発と技術・技能の伝承が行われているのです。」
「その際には、防衛庁にもぜひ参加いただいたらよいと思います。」

参考URL:
宇宙政策シンクタンク_宙の会:宇宙基本法をめぐる議論
スペースレフニュース:2007-11-19 井上ひさしさんら有識者7人、「宇宙基本法」反対アピール
松浦晋也のL/D:「宇宙基本法を考える2」の補足その1
松浦晋也のL/D:「宇宙基本法を考える2」の補足その2

就職口(人件費)というのは、若い技術者を意のままに効果的に動かす麻薬のような権力だと改めて感じいる。「ポスドク1万人計画は大成功だった」とほくそ笑んでいる関係者がどこかに潜んでいないだろうか...??

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2007.12.12

ベクトラン・テント

CAMUIロケットが打ち上げ後、分離機構の不具合でパラシュートが開かず、発射台から20メートル離れたテントを直撃した事故の件。しばらく様子を見守っていたけれど、ひとこと。

北海道新聞:ロケット、テントに落下 道産カムイ実験失敗 大樹
十勝毎日新聞社:来年3月に再実験

今回は負傷者が出なかったのがなによりでした。残念な事故ではあるけれど、いつかは直面しなければならない事態だったと思えるだけに、今回の件からしっかりと学んで、次を目指してほしいと思います。

新聞記事からでは、電子機器の暖をとるために設営したテントを今後は打ち上げ場所からもう少し遠くに離すことと、ロケットの打ち上げ角度を斜めにすることだけが対策であるかのように読めるけれど、やはり打ち上げ関係者や見学に来た人の人命をもっと真剣に確保する必要があるでしょう。

コンクリート製の頑丈なトーチカを建造するのが正論と思いますが、CAMUIロケットがパラシュート無しで終端速度で落下してきたときの衝撃は計算で求められるから、その衝撃に耐えられるだけのテントを開発する、という手もありえるかと。

幸い、宇宙開発業界では、その手のスピンオフ製品にはことかきません。火星探査機スピリットやオポチュニティが着陸の際の衝撃緩和に使ったベクトラン製のエアバッグは日本のメーカーのクラレの製品です。

あの球形のエアバッグを2層か3層の最密充填にして、テントの外壁を作れば、打ち上げ関係者と見学者の命を守る移動式シェルターが作れるのではないかと。荷物の梱包に使う「プチプチ」の巨大バージョンをベクトランで作って2層か3層にするイメージですね。

植松社長、おひとついかがですか。

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2007.10.24

45歳でMS、三度目の宇宙へ

うーん、こういう記事を見るとなんか元気づけられる。

北海道新聞:NASAの飛行士・フィリップスさん 3度目の宇宙へ 陸別講演の当日に打診

フィリップスさんは二十代からNASAの試験を受け続け、一九九六年、当時最年長の四十五歳でミッションスペシャリスト(MS)に合格した。
すごい... あしかけ20年...
来秋、スペースシャトルディスカバリー号で三度目の宇宙飛行をすることが二十二日までに決まった。陸別滞在中にNASAから打診があったといい、町内関係者を喜ばせている。
おめでとうございます。

一方で、日本の宇宙飛行士も帰国ラッシュ...

9月21日、野口さんがフジTV「特ダネ!」の環境特集WEEKの企画で宮沢和史氏と対談、28日放映。
10月4日、若田さんが一時帰国、日本の実験棟「きぼう」の組み立て訓練。記者会見で「きぼうを確実に完成させることが最大の任務です」と。
6日、古川さんが釧路市内で講演。
?日、若田さん、野口さん、古川さんが丸の内のJAXAオフィスでプレスイベント。
1?日、野口さんがJ-WAVEのスタジオでDJ収録、21日に放送。
19日、山崎さんが筑波宇宙センターで記者会見、「宇宙のクルーとの懸け橋になりたい」と抱負。20日には筑波宇宙センターの特別公開で講演会。
22日、土井さんが東京で記者会見、「難しい作業だが、無事に成功させることができるよう精いっぱい頑張りたい」と述べる。その後、土井さんと星出クンが渡海文部科学大臣と面談、激励を受ける。
23日、星出クンが筑波宇宙センターで記者会見。「軌道上に初の日本基地だ。成功に導きたい」と抱負を述べる。

かぐやも無事に月周回軌道に入ったようだし、マレーシアの宇宙飛行士も無事、宇宙ステーション滞在を終えて帰還したし、STS-120も嫦娥1号も無事に打ち上がったようだし、おめでとうございます。

宇宙関連イベントめじろ押し。の割にはちょっと盛り上がりに欠ける気がしないでもない、のは、なんでだろう? 個人的にはNHKがかぐやの特集を組まないのが気になる。サイエンスZEROあたりがひろってもいいような気がするけれど...?

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2007.08.04

アポロのオリジナルフィルムの高解像度スキャンが公開へ

アリゾナ州立大学のプレスリリースを読むと「アポロの月着陸からほぼ40年経って...」とある。もうそんなになるのかぁ。アームストロング船長の人類史上に残る歴史的な第一歩をリアルタイムで見守った世代としては感無量。この40年って、いや、スプートニクから数えたらこの50年間の宇宙開発って、なんだったんだ。

Moon Today: Digitized Apollo Flight Films Available Online
ASU: Apollo archive casts new light

アポロの宇宙飛行士たちが撮影した数々の写真のオリジナルフィルムは、あまりにも貴重なものであるため、ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センタービルディング8に厳重に保管されている。部屋全体が華氏55度(摂氏12.8度)に空調管理された中に設置された大型冷凍庫(華氏0度、摂氏-17.8度)の中に保管されたカニスターの中にそのブツはあるらしい。

Canister
Image credit: NASA/ASU

我々が通常目にすることの出来るアポロの写真と言えば、これらのオリジナルフィルムをNASAが1968年から1972年の間に複製し、世界の数カ所で保管されているコピーフィルムからさらに孫コピーされたものなので、解像度は悪い。

アリゾナ州立大学教養・科学学部地球宇宙探査学科で地質科学を専攻するマーク・ロビンソン教授は、「この計画は私の長年の希望だった」と語る。来年10月に打ち上げ予定のNASAのルナ・ルコネサンス・オービターのカメラの主任研究者でもある。

ハッセルブラッドの大判フィルム(64mm x 64mm)をフィルムの銀塩粒子のサイズを凌ぐ分解能(5ミクロン)までデジタイズし、濃淡の分解能も通常のスキャナの12ビットよりも2ビット多い14ビット(白黒1万6千階調)まで記録できる特別仕様のスキャナをライカに開発してもらったという。

Leicadsw700
Image credit: NASA/ASU

アポロ15号が月軌道上の高度97kmで撮影した5枚の白黒フィルムをデジタイズしたサンプルが公開されている。

As15m0081
Image credit: NASA/ASU

28MBほどの「低解像度版」や、1枚1.3GB(!)のRAWフォーマットを自由にダウンロードすることができる。Webブラウザ上では「Zoomify」というFlashアプリを用いて、画像の任意の場所を軽快にズーミングできる。Google Earthばりの使いやすさ。

As15m0081as
Image credit: NASA/ASU

As15m0081bs
Image credit: NASA/ASU

アポロ計画で撮影されたフィルムのすべてをデジタイズするには3年ほどかかるという。

アポロの時代に撮影された高解像度画像と、ルナ・ルコネサンス・オービターが撮影する画像を比べることによって、この40年間に月面に新しく隕石がぶつかって誕生したクレーターの数を調べることができる、と、ロビンソン教授は語る。地球近傍の太陽系空間をいったいどれだけの小天体が飛び交っているのかを、月の表面を使ってサンプリングすることができる、ということだ。ひいては、地球に将来ぶつかってくるであろう小天体の数と大きさと頻度を推定することができる。

旧NASDAの宇宙飛行士選抜で「地球に残された人類に、いま自分が見ている月面の光景を言葉だけで感情豊かにリアルタイムに伝えなさい」という面接試験があった。「理系の人間だけでなく普通の人間も宇宙に」というのが10年前の日本の論調だった。

今にして振り返れば、宇宙飛行士の選抜問題に、「写真撮影」の技量試験を加えておくべきだったのではないかと思う。

「かぐや」に搭載されるハイビジョンカメラの臨場感は、はたしてハッセルブラッドを凌駕することができるのだろうか。220万画素CCDのカメラを2台。10Mbpsでデータを送信。1分間の動画を送信するのに20分かかる。ハイビジョンカメラの重量っていったい何kgだ? CCDの放射線耐性は?

「宇宙からハイビジョンカメラの映像を送れば、日本の世論が宇宙開発に共感してくれるだろう」と言っていたのは、たしか立花隆さんでしたね。

宇宙開発のみなさん、サイエンスしてますか?

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2007.04.29

窓は不要?

覚え書き@kazuhi.to: STSJ第7回セミナー

野田氏のお話のなかで印象的だったのは、仮に自分が宇宙に行くとして、その宇宙機に窓は不要だとする持論。僕はやっぱり地球を見ることが宇宙に行きたいと思う動機の主たるものだから賛成できないけれど、そういう考え方もあるのですね。
へぇぇ、興味深い! ぜひ聞いてみたかったです。「ライトスタッフ」の昔から、宇宙飛行士とロケット技術者の葛藤は、まったく不変なのですね。

国家プロジェクトの場合は「宇宙飛行士 << ロケット技術者」という構図だけど、民間宇宙旅行の場合は「宇宙旅行客 >> ロケット技術者」という構図になるから、ビジネスとしては大失敗でしょうね。WAISとGopherとWWWの...(謎

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2007.04.10

Who's Whoちょい更新

本家サイトの5thstar 宇宙開発 Who's Whoをちょっとだけ更新しました。ほんとはもっと広くいろいろな人たちのご活躍をウォッチしていきたいところなのだけど... それぞれの新天地でのご活躍をご祈念いたします。

ところでkazuさん経由のこちらの記事。タイトルのつけ方がうまいなぁ、と、思ったなり。確かに昨今、管理人のようなノンポリ学生にはもはやついてゆけませぬ。先鋭化の先には凄惨なる内ゲバしか...

個人的なマイブームは、「田舎へ帰ろう」だったりします(謎

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2007.03.31

練習問題

SDM Chronicleさん経由:

Indivisual vs Group in Innovation

そう言う観点から見るとグループのリーダーは単に知識や発想能力が高い人が必ずしも向いているわけではない。スポーツで言えば、有能なプレーヤーが監督として必ずしも成功しないのと同じ事だ。
これもJAXAの宇宙飛行士選抜では定番と言ってもいいくらいの出題問題です。リーダーシップとフォロワーシップ。宇宙飛行士を目指す皆さん、よく練習しておくように(笑

といっても、この例題そのものが出題されるんじゃなくて、個人の考えとグループとしての考えをどうまとめていくか、という、その話し合いから合意に至るプロセスの巧拙が採点されます。

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2007.03.11

リターン・レッグ

Spacefighter Now経由:

CNN.co.jp : 女性初の宇宙飛行士、夢は「片道切符でも火星へ」 �

世界初の女性宇宙飛行士ワレンチナ・テレシコワさんが70歳の誕生日にあたってプーチン大統領宅に招待され、「もしもお金があるなら、火星に行ってみたい。最初の宇宙飛行士の夢ですね。実現できるのなら、戻ってこなくてもいいくらい」と語ったという。

確かに。宇宙飛行士を目指す人間であればその気持ちはよくわかる。ロケット技術屋さん、片道分の補給だけでいいから、火星行きの切符を半額にしてくださいな。(笑

これ、管理人個人だけじゃなくて、受験仲間の中にも同じような意見があります。

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2007.03.08

毛利さんの面接

昨年10月、日本科学未来館の副館長に就任した中島義和氏の「受験体験記」が日経ビジネスOnlineのTech Focusに載っている。

Tech Focus: 新米副館長、ミュージアム経営奮闘記(1)〜自動車マンから科学館へ

毛利さんの面接で勝ち残りたいと思っている人がいるなら、このコラムは必見だ。

まず館長の毛利さんから、今まで未来館に何回くらい来たか、どの展示物が一番印象に残っているか、良くないと思うものはどれかと、英語で質問の口火が切られた。まず英語力を試されているのだと判断し、私も英語で、.....と答えると、なぜそれぞれに感心したのかと理由を次々と問われた。ここは語学テストと割り切り、内容はともかくスピード勝負と間髪を入れずに思いつくまま即答した。

毛利さん、相変わらずだなぁ... (~~;)

中島氏の受験に至る心境の変化、受験を決定してからの「未来館の活動に何を期待し、どう運営していくかをテーマとした小論文(1200字以内)」のテーマ選択と執筆、面接までに臨む態度、というのは、旧NASDAの宇宙飛行士選抜プロセスそのものです。宇宙飛行士になりたい予備軍の人、じっくり読んで勉強しておきましょう。

それにしてもトヨタの渉外・海外広報業務、BMWマーケティング本部長、日本フォード専務取締役営業企画本部長、ビーエムダブリュー代表取締役社長、日本GM代表取締役を歴任ですか。すごい経歴の持ち主ですね。毛利さんとも同年代、というところがポイント高かったのかな。

残念ながら、もしJAXAが次に宇宙飛行士選抜を行うとしても、毛利さんはおそらく面接官にはならないでしょう。というか、JAXAが宇宙飛行士選抜を行う可能性自身が今後10年はほぼゼロであろうことが哀しいですが...

中島氏の

若い時、人生3分割論を知って共鳴した。いわく、人生75年と仮定して最初の25年は親、学校、勤務先、社会など周りにお世話になり、育てられ、成長する時期。次の30年は独り立ちし家族を養い、自らの目標の実現に向かって努力する時期。最後の20年は個人の欲望から解脱し、安寧なる心持ちでお世話になった社会に恩返しをする時期である、と。
というお言葉、含蓄があります。爪のあか煎じて飲みたい。

しかしゼロシーリングの未来館を発展させるのは、一筋縄ではいかないでしょうね。とはいえ、毛利さん、よくやった。博物館ではないという宿命を背負った未来館ならではの人選。今後に注目です。

[追記] 昨日、某所でとある人事構想の話を聞いて驚いた。未来館上層部、どうやって改革しようか本気で模索を始めましたね。でも内容から判断する限り、現場と上層部の中間に挟まれた人間にはまだ改革の必要性の意識が薄いと感じました。さて、ほんとに今後が注目です。

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2007.02.24

第2回宇宙旅行シンポジウム

松浦さんが種子島で壊れかかっている... :-O

打ち上げ延期のニュースを聞くつらさはフロリダで経験済みであるだけに(おまけに松浦さんとあさりさんもその場におられたんですよね?!)、松浦さんの気持ちはとてもよくわかる気がするのである... ごくろうさまです。

ところで、spaceref.co.jpをしばらくマークしてなかったけど、こんな情報をキャッチ。

http://www.spaceref.co.jp/spaceevent/2spacetourismsympo.html

第2回宇宙旅行シンポジウム開催のご案内
(財)日本航空協会
日本ロケット協会

スペースシップワンがアンサリXプライスを獲得して以来、民間による商業有人宇宙輸送の計画が本格化してきました。ヴァージン・ギャラクティック社は乗客6名が搭乗できるスペースシップ2の開発を進めており、2008年には乗客を乗せての観光旅行を行う予定で、すでに多くの旅行希望者が予約をしています。

我が国においても旅行会社が宇宙体験弾道飛行から月旅行までの商品を発表するなど、宇宙旅行への高い関心が寄せられており、今後国内でも宇宙旅行が民間のビジネスとして急成長する可能性が見えてきました。昨年、創設50周年を迎えた日本ロケット協会および日本航空協会では、これまでに「観光丸」を中心とする宇宙旅行の研究を進め、民間による有人宇宙輸送のための法整備や宇宙観光旅行商業化についての研究など、有人飛行や宇宙活動を活性化させることを目的として活動を行っています。

2005年に初めての宇宙旅行シンポジウムを開催してからわずか2年でこのように国際的に宇宙旅行を巡って急展開があるなか、我が国においても有人宇宙飛行を目指した独自の活動についてご紹介し、今後のより一層の活性化を促すことを目的として、以下の講演とパネルを企画しシンポジウムを開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。

日時:  2007年3月3日(土曜日)13:00—17:00
会場:  航空会館 7階 大ホール (東京都港区新橋1−18−1 TEL:03−3502−1206)

プログラムについて詳しくは上記サイトをご覧ください。的川せんせいがパネリストだ... あいかわらず神出鬼没ですねぇ... どういうつながりでしょう?

最近、いろいろな宇宙関連ニュースサイトが増えてきたなかで、改めて spaceref.co.jpをしみじみと見ると、webサイトとしては違和感ありまくり。

例えば、トップページから「宇宙ステーションの位置(NASA)」をクリックすると、

<a href="javascript:;" onClick="MM_openBrWindow('satellite_weather/iss_tracking/isstracking.html', ...

ということで、リンク先が"javascript:"で隠されていて自サイト内のページにジャンプした上で、「http://www.spaceref.co.jp - 宇宙ステーションの現在の位置」というタイトルの別窓が開いて、その中にNASAのページがiframeタグを用いて組み込まれて表示される、という念の入りよう。つまりNASAのページをちゃっかり自サイトのページであるかのように表示してふんどしを借りてる。これってNASAの(というか普通のwebサイトの)リンク規程に違反していないか? その上の「スペースレフ Space Music Video」のリンクも同様。

サイト管理者のJAXAに対するメンタリティ、という意味においても、このページとかこのページを読むと、思わずため息が出る。フロンティアスピリットというのは、例えば植松電機のようなメンタリティのことでしょう?

ここ数年にぎやかになってきた民間宇宙開発に関連してWho's Whoを久しぶりに更新したくなった... のだけれど、いかんせん時間がありません。;_;

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2006.12.05

ロケットガール養成講座

おお! しばらく宇宙関係ブログをチェックできないでいる間に、akiakiさん、やってくれましたね。能代宇宙イベント、鳥人間コンテストのようにポピュラーになるか。ていうか、鳥人間コンテストでは琵琶湖の対岸にまで到達する機体が生まれたわけで。ロケットガールにも期待しちゃいます。

秋田大学ものづくり創造工学センター
ロケットガール養成講座
アストロアーツ:理系進路選支援事業 ロケットガール養成講座

山崎直子さんの講演が決定したとかで。お久しぶりですね。お元気ですか。

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2006.10.01

スターファイヤー

コロンビア号の事故調査の際に、帰還前に軌道上にいたコロンビアの画像が使用されたということだけど、その画像を撮ったのは米ニューメキシコ州のカートランド空軍基地らしい。

Technobahn: 米空軍の天文観測所?、対衛星レーザービーム兵器「スターファイヤー」

実はこの観測施設は天体を観測するために作られたものではない。... 大きな円筒形のドームからせり出している反射望遠鏡のようなものは実は望遠鏡ではなくて地上最大のレーザービーム兵器の照準で、軌道上の敵の衛星を破壊するための巨大なレーザービーム兵器の研究開発がここで行われているのである。

1985年になり米空軍は、F-15戦闘機から発射されたミサイルで標的となる低軌道の衛星を破壊するという実験を行ったが、その際、破壊された衛星から 250ものデブリが発生。その全てのデブリが再突入して軌道上から消失するのにはその後20年近い年月も要する事態(資料では250の全てのデブリが再突入して軌道から消失したのは1997年としている)となったために、ミサイルでの衛星破壊は断念。

米空軍は2007年内に2度目の高エネルギー・レーザー・ビームを用いた対衛星兵器の実験を行いたいと申請
いろいろと「へぇ」なことが書かれてますね。F-15からのミサイル発射がその後あまり聞かれなくなったのはそういうことだったんですか。

Google Mapsで探してみると、ここですね。

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2006.09.16

民間宇宙旅行

asahi.com: be Reportに民間宇宙旅行の記事。

asahi.com: be Report: 弾道飛行で無重力体験から月旅行まで  私は、宇宙へ行きたい

いくつか興味深い発言。

JAXA産学官連携部の石塚淳部長:

民間から声が上がれば、われわれの設備をお貸ししたり、共同研究したりする準備はいくらでもあります
トルコ人初の宇宙飛行士候補で、2010年以降のNASA有人惑星ミッションの候補だというアニリール・セルカン氏(33):
旅客機でも、実用化までに15年以上の時間が必要です。弾道飛行に数回成功した機体を、4〜5年で実用化できるのか。慎重にすすめてほしい
現在は東大大学院で研究中という。へぇ、どういうつながり?

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2006.09.14

宇宙飛行士は早く老ける?

1950年代末から1960年代初頭にかけて。アメリカと旧ソ連が人間を宇宙に送り込むことにしのぎを削っていた頃、フライトサージャンと呼ばれる宇宙航空医師は人類未踏の宇宙空間に人間が進出したときに人間の身体にいったい何が起きるのかについて、頭を悩ませていた。あるものは無重力では物が食べられなくなるといい、あるものは無重力状態に置かれた人間は精神が錯乱状態に陥るのではないかと本気で心配した。

現実にはちゃんとものも食べられるし、宇宙での暮らしを経験した宇宙飛行士の体験談を聞くと無重力状態とはずいぶん楽で楽しいものらしい。数々の困難を乗り越えて人間がその場に行ってみて初めてわかった知見である。

一方で、事前には予測されなかったいろいろな問題も浮かび上がってきた。一つは、無重力状態で長期間生活すると、骨のカルシウムがどんどん血液中に溶け出して、骨粗鬆症のような状態になる。足の筋肉もどんどん退化して、足が細くなる。人間の身体がいかに重力を必要としているか、重力がなくなったとたんに生物の身体は急速に新しい環境に適応して無駄な部分を退化させようとするか、これも人類が宇宙に長期滞在するようになって初めて明らかになった知見である。

仕事を終えて帰宅すると、盟友白崎ドクターから一冊の本が送られてきていた。

宇宙飛行士は早く老ける?—重力と老化の意外な関係
ジョーン ヴァーニカス著
向井 千秋/日本宇宙フォーラム監修
白崎 修一訳
朝日新聞社

本の前書きには向井宇宙飛行士から寄せられた言葉が記されている。

この本にはヴァーニカス博士が長年の研究で得た数多くの情報や、彼女が常日頃考えていることが余すところなく書かれています。キーワードは「重力」です。私たちは地球上で重力に縛られて生きています。このことを私たちは普段あまり意識していませんが。私たちは、自分たちが重力によっていかに影響を受けているか、重力抜きには私たちの生活は何一つ語ることができないことを知るべきなのです。
ジョングレン宇宙飛行士からも言葉が寄せられている。あとがきには白崎医師自身がいかにしてこの本の翻訳を引き受けるかになったのかのいきさつが語られている。そうなのか。去年の7月、フロリダで我々と別行動してたのはこんなことがあったんですか。(笑

著者のヴァーニカス博士自身から「日本の読者向きでない部分があれば割愛してもよい、さらに、日本の読者に必要な情報は加えてもよい」という指示があったとのことで、本の中に出てくる写真や図表のかなりの部分が日本人宇宙飛行士や日本の病院からの資料になっている。このあたりはさすがに白崎医師の面目躍如といったところか。翻訳本というより、独立した日本の本です。さすが。

人間が宇宙へ行ってはじめてわかることがある。その知見によって、地上にいる我々がいかにすれば健康なままで長生きすることができるかがわかるようになる。さすが向井さんと白崎さん。JAXAももうちょっと科学...(ごにょごにょ

白崎さん、本をありがとうございます。この週末、じっくり読んでみます。

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2006.09.05

宇宙への道

榎本大輔氏が医学上の理由でロシア連邦宇宙局によりフライトを延期させられるという衝撃のニュースから2週間が経過した。いろいろな憶測も乱れ飛んでいるけれど、Dice-K.comによると、どうやら半年かそこいらで再挑戦をするつもりのようだ。

「面識なんてありませんし」と語るkazuさんの記事を読みながら、つらつら思う。そうだよな、「宇宙に行けない」と告げられた瞬間の気持ちがわかる人間は、日本広しといえどもそうそうたくさんはいない。管理人自身は宇宙飛行士としての本物の訓練を受けられるところまではいかなかったものの、毛利さんからの電話が一本あるまで、あと、あの電話一本までは、「もしかしたら自分も本当に宇宙に行くことになるのかも」というところまでいってたわけだから。

管理人には彼のような資金力はないけれど、この記事とかこの記事を読むと、彼がいまどういう気持ちでいるのかが少しだけわかるような気がする。

大輔氏はまだ若いから、いろんな形で再出発のチャンスがあるのだろう。なにより「バックアップ宇宙飛行士でいることの気持ちが理解できる」世界でも数少ない貴重な人材となったわけだ。今よりさらに一段と成長して夢に再挑戦することを期待しています。

それにしてもkazuさん、オン・ザ・エッヂにいらっしゃったんですか。当時はまったく存在すら知らなかったんですが、kazuさんがいたと聞くだけで、イメージ大逆転。

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2006.07.16

韓国の宇宙飛行士応募者は3万6206人

ここのところ忙しくてブログの更新ができなかったから影響をあまり受けなかったけど、ココログはずいぶん悲惨な状況になっていたようですね。少しはメンテナンスで改善されたかな?

YONHAP NEWS: 宇宙飛行士応募締め切り、応募者は3万6206人

例の韓国の宇宙飛行士募集の件。14日に募集を締め切った結果、応募者総数は3万6206人だったという。すご。旧NASDAよりも二ケタ多いよ。この違いはなに?

8月に英語と総合常識の筆記試験で応募者を500人に絞るという。絞ったあとの数は旧NASDAとそんなに変わらないけど、そこにたどり着くまでの競争率がすごいですね。この段階ですでに相当優秀な人材に絞り込まれそう。でも心理適正検査は必要だと思うが...

年末ごろに韓国初の宇宙飛行士候補者2人が確定との見通し。この二人とも飛べるのかなぁ。余計な心配。

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2006.05.31

民間商業宇宙飛行士「ミッション・コマンダー」決定

おそらくこの記事を書いたことで山崎旦那が手配してくれたのだと思いますが、こんな案内が送られてきました。

共同記者発表 世界初。民間宇宙旅客機チャーター便で宇宙ビジネス! 日本人3名のサブオービタル機XPスペースプレーンへの搭乗決定 民間商業宇宙飛行士「ミッション・コマンダー」発表
発表するのは

スペースゲート
ロケットプレーン・キスラー社
有限会社 国際宇宙サービス
有限会社 銀河ヒッチハイカーズ
宇宙観光企画

の5社。これに加えて「有人ロケット研究会」というところが協力しているようです。もと阪神タイガースのランディ・バース氏(オクラホマ上院議員)が特別協力だとか。どういう関係?

日 時 :2006年6月7日(水)15:00~16:00
(ランディ・バース議員の講演に引き続き行います)
場 所 :金沢21世紀美術館市民ギャラリー
(第25回宇宙技術と科学の国際シンポジウム(ISTS)展示会場(おもしろ宇宙実教室会場))
〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
TEL(076)220-2800(代)
FAX(076)220-2802

遠すぎていけないのが残念。東京だったらちょっと休みをとって見にいくのに。

選ばれたのはやっぱりテストパイロットなんでしょうか...

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2006.05.13

日本初の民間有人宇宙ロケットパイロット選定・養成?!

この2ヶ月ほど、殺人的に忙しかったので、他のブログをチェックしてなかった。ところがkazuさんの過去の記事を見てビックリ!

SSD President BLOG: 有人ロケット研究会開催報告

なんて記事があって、その中に

国際宇宙サービスの山崎氏による「日本初の民間有人宇宙ロケットパイロット選定・養成に向けて」
なんて記述があるではないか!

ぬぉぉ、山崎さんご無沙汰してます。こんなテーマでご活躍だったんですか。世の中、急展開ですねぇ。

急展開といえば、某所の某氏がヒューストンに長期駐在との噂をキャッチ。ってことは某氏の仕事があれだから、ほにゃららがほにゃららして、つまりほにゃららってことか?!

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2006.05.11

UNISEC筑波大学

ふとしたきっかけで、ひそかに愛読してきたlackin' Rocketさんが、これまでの記事をリセットして、UNISEC筑波大学代表の非公式ブログとして再出発するという。

すごい! まだ若いのに大活躍ですね。筑波大学の歴史の新しい一ページがまさに今開かれつつある予感... がんばってください。応援してます。どこかでお目にかかれたらそのときはよろしく。

プロフィールの学年、更新し忘れてますよ。

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