宇宙から見るラブジョイ彗星
11月27日にオーストラリアのアマチュア天文家テリー・ラブジョイさんによって発見されたラブジョイ彗星(C/2011 W3)が、灼熱の太陽の洗礼を無事にくぐり抜けて、南半球の夜明けの空ですばらしい勇姿を見せているとのこと。
少し年配の天文ファンならこの写真を見て、往年のイケヤ・セキ彗星を思い出すかも。そう、ラブジョイ彗星はイケヤ・セキ彗星と同じクロイツ族という「太陽をかすめる長周期彗星」なのです。
ラブジョイ彗星はクロイツ族の中でも「かつてない規模で太陽観測衛星によって観測された彗星」といえるかも。SOHO、STEREO、SDOなどで灼熱の太陽の光芒の中をすり抜けていく様子が記録されています。
南半球の各地ですばらしい写真が撮影されていますが、今回いちばん感動したのはこれ。
Image credit: NASA
ISS Expedition 30の船長、Dan Burbank宇宙飛行士が軌道上から撮影。宇宙時代のクロイツ群にふさわしい一枚です。
メリー・クリスマス!
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