重いコンダラ
運動不足、時差ぼけ、寝不足、夏バテ、の四拍子そろって、このところ絶不調記録絶賛更新中だったわけですが、さすがに身体のほうから「運動せよ」シグナルが上がってきて、かといって、このところの酷暑の中をいきなりジョギング再開したりすればてきめん熱中症でやられてしまうわけで、空調の利いた室内でちんたらエアロバイクをこいで、心肺・循環器系の回復につとめることに...
かつてはただがむしゃらにがんばりすぎて、苦しいだけだった。重いコンダラ、試練の道を。そういえば昔はスポ根トレーニングといえば、山寺の階段をうさぎ跳びでぴょんぴょん登るなんていうトンデモシーンがよくありましたっけね。
映画「羊たちの沈黙」の冒頭で、ジョディ・フォスターが野山をジョギングするシーンがあって、映画を見た当時は自分にはとても真似できそうも無いと思っていたのに、今では主人公の気持ちにごく自然に感情移入できる。Long and Slow Distance。苦しくないペースを守りつづけること。心肺・循環器系が復調すると思考も前向きになってくるのが実感できる。宇宙飛行士受験を経験してよかったと一番実感するのが、ランナーズハイのこの瞬間。
20年前に9千円ほどで購入した中国製のエアロバイク。負荷の調整はホィールに布ベルトでブレーキをかける形式、回転数のモニタはバネ式のアナログメーター。なので電池も電源も不要。ということで、我が家ではもっともお手軽に運動不足解消に活躍している屋内トレーニング機器。やっぱりシンプルイズベストですなぁ。
14年前、筑波宇宙センターの宇宙飛行士養成棟の中に備え付けられた宇宙飛行士専用(?)のシャワーで汗を流して以来、トレーニングについての認識が180度変わってしまった。これも健全なる精神は健全なる肉体に宿る、でしょうか。
若田さんもエンデバーのクルーとして月末にはいよいよ帰還。宇宙ステーションにはベンチプレスもエアロバイクもトレッドミルもあるけれど、シャワーがない生活ってやっぱりきつそう。地球に戻ったら、やっぱり温泉いきたいでしょうねぇ。
年末にはいよいよ野口さんの番かな。がんばってくれ〜。
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