モデルロケット打ち上げ時の4Gにも耐え、無重力状態で無事にネギを振る壮大な実験に成功した、はちゅね宇宙航空研究開発機構(HAXA)ニコニコ技術部が世界に誇るばーちゃるアイドル、「はちゅねミク」がじつは月面にまで到達していたことが、宇宙空航開発研究機構(JaXa)の4月1日のプレスリリースにより、あきらかとなった。
はちゅねミクは、クリプトン・フューチャー・メディア社の音声合成・デスクトップミュージック (DTM) ソフトウェア。一部のニコニコ動画愛好者らの間で熱狂的な支持を受けており、ツインテールのロングヘアをネギに見立てたネギ踊りなどが若者文化に静かな広がりを見せ始めている。HAXAではこのはちゅねミクの可能性に早くから注目し、モデルロケット内部にはちゅねミクを搭載したネギ振り実験を、ロケット打ち上げ時の加速度や強烈な振動、無重力状態での動作確保、真空中での超高温や超低温などの過激な環境で動作試験を繰り返してきた。

Credit: HAXA
このHAXAの技術開発力に注目したのがJaXaの2ch担当部員とも言われるTさん。某小惑星探査の実況ブログ中継では、日本初のスタミナドリンクを世界に宣伝して一躍有名になった。
Tさんの働きかけてJaXaの月探査衛星「かぐや」のリレー衛星「おきな」へのはちゅねミクの搭載が秘密裏に決定され、2007年9月14日(日本時間)に種子島宇宙センターから打ち上げられた。

2007年当時は非公開とされた、月探査衛星「かぐや」から放出されるリレー衛星「おきな」の映像。月周回軌道でけなげにネギを振り続けるはちゅねミクの様子が鮮明に記録されている。Credit: JaXa/HAXA
おきなは2009年2月12日に運用を終了し、月面に落下したが、HAXAのこれまでの動作試験の実績から、はちゅねミクは落下時の衝撃に無事に耐え、今も元気に月面上でけなげにネギを振り続けているものと推定される。
JaXaの王川理事長は、「宇宙開発に熱意を傾注する個人の技術開発力には驚異的なものがある。JaXaではこれまで『ワンジャクサ』を標榜して、いわゆる宇宙三機関の統合を推進してきたが、これからはHAXAの個人の熱意と粘り気というよい部分をぜひ見習って、HAXAとJaXaを統合したHAJaXa(ハジャックス)の設立に向けて尽力してまいりたい」と述べたとも述べなかったとも明らかにされていない。
Happy April Fool 2009 !
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