Yuri's Night 2008 @ 日本科学未来館
12日の土曜日、日本科学未来館で開かれたYuri's Night 2008 @ 日本科学未来館に行ってきました。
未来館は折しもエイリアン展の真っ最中。もしかして長沼センセもいたりして。でも脇目もふらずに会場となっている7階のみらいCANホールへと直行。
300名収容のホールに100人ほどの観客。思ったよりちょっと寂しいかな。
14時からの第1部はトークショー。ナビゲーターは元TBS宇宙特派員で、秋山さんのバックアップを勤めていた菊地涼子さん。ゲストは漫画「プラネテス」著者の幸村誠さん、小説「家なき鳥、星をこえるプラネテス」著者の常盤陽さん、カップヌードルの宇宙ものCMでおなじみの「FREEDOM」シリーズの構成を担当する佐藤大さん、の3名。「宇宙旅行を中心に未来について考える」をテーマにぶっちゃけトーク。
第2部は日本宇宙エレベータ協会理事長の大野修一さん、SpaceNews.jp編集長で今回のイベントの主催者の一人、大島佳世子さん、ライブドアホールディングス元取締役で、ネット企業「小僧com」代表取締役、Virgin GALACTICで日本人として初めてサブオービタルフライトに挑む予定の平松庚三さんの3名による講演。
正直、事前の予測では「JAXA関連の人が出てこない宇宙イベントってどうよ」と半信半疑だったのですが、とてもいい意味で裏切られました。いやめちゃくちゃ面白いじゃないですかこれ。こんな宇宙ものもありっすよ、あり。大島さんはじめ主催の皆様、ご苦労様でした。すばらしいイベントをありがとうございます。
ちょっとしまったと思ったのは、デジカメを持ってくるのを忘れたこと。orz なので、その場しのぎの携帯カメラでご紹介。
圧巻はなんといっても前半のトークショー。初対面だという幸村さん常盤さん佐藤さんがすっかり意気投合して、「男三人の修学旅行状態」に菊地さんが楽しげにペースメーカーとして乱入。
新宿ロフトのロケットまつりは出たことがないのだけれど、あれの「アニメ製作舞台裏版」とでもいうのでしょうか。ここでしか聞けないようなぶっちゃけトークの炸裂の連続。宇宙開発業界の人たちからは聞いたことのないような視点が連続で炸裂して、腹の皮がよじれました。(w
たとえば、タバコを吸うことができない宇宙、という件について。宇宙飛行士選抜を受験したメンバーは基本、タバコを吸わないので気がつかなかったけれど、タバコが吸えないから宇宙へは行かない、という理由。なるほど。宇宙観光旅行を普及させるためには「宇宙で吸うことができるタバコ(または代替品)」の開発は必須になるかと。人間には三大欲求の他に「タバコ欲」なるものがある、と。
月や火星に人を送り込むぞと宣言するNASAって、実は一流のエンターテイナーなのではないかという件。
リアルさにこだわる幸村さんが描く船外活動用宇宙服のヘルメットがなぜリアルではなく金魚鉢スタイルなのかという件。登場人物の表情をいろんな角度から描きたかったからとか。
小僧comの平松さんのお話もエネルギッシュで楽しかった。いや、あれくらい突き抜けて生きてみたいもんです。
イベント終了後、菊地涼子さんにご挨拶できたのがいちばんの収穫かな。秋山宇宙飛行士のバックアップをつとめた菊地さんには、ぜひいろいろなお話をお伺いしたいのだけれど、そのうちぜひ受験仲間とのリユニオンでも。
sorae.jpのSHUNさんとも初めてお会いすることができました。今後ともよろしくお願いします。
夜は別の予定があったので、懇親会には出られませんでしたが、関係者の皆様、お疲れ様でした & 楽しいイベントをありがとうございました。
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Comments
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こちらこそ、よろしくお願い致します。
Posted by: SHUN | 2008.04.16 11:08 AM
ご無沙汰しております。大島です。イベントにご参加いただき、有り難うございます。楽しんでいただけたようで何よりです。また何かの機会にお会いできることを楽しみにしております。
Posted by: Kayoko Oshima | 2008.04.20 02:44 AM
Oshimaさん、素晴らしいイベントをありがとうございました。またどこかでお目にかかることができたら光栄です。
SHUNさん、sorae.jpでの連載、ありがとうございます。これからもよろしくです。
Posted by: 5thstar管理人 | 2008.05.16 12:25 AM