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2008.02.28

宇宙飛行士になるには(1)

10年ぶりに日本人宇宙飛行士を募集することをJAXAが正式に発表しました。

JAXA: 10年ぶりに日本人宇宙飛行士候補者を募集! 募集要項は4月1日に発表予定

10年前の選抜は宇宙三機関統合前のNASDAですから、JAXAになってからの募集は初めてです。NASDA時代には4回の募集がありました。

過去4回の宇宙飛行士選抜のうちの3回目と4回目を受験した経験をもとに、今回の選抜がどのような経緯を辿るか、宇宙飛行士を目指すとはどういうことか、について解説してみます。もちろん、選抜に落ちた人間の予想ですから、内容が正確であるという保証はどこにもありません。(^-^;)

まずは情報の整理

JAXAが公開する情報や、ニュース記事などは、とても貴重な情報源です。コピーを取るなりして、あとでじっくりと読み返してみましょう。

MSN産経ニュース:宇宙飛行士10年ぶりに募集 JAXA
時事ドットコム:10年ぶり宇宙飛行士募集へ=活動拡大、若手確保−宇宙機構
時事ドットコム:新人飛行士、飛べない可能性も=4月1日から募集−ISS長期滞在要員・宇宙機構
asahi.com: 10年ぶりに宇宙飛行士募集、ISSに滞在 宇宙機構
YOMIURI ONLINE: 「求む!宇宙飛行士」10年ぶり開発機構が募集開始へ
毎日jp:JAXA:ステーションに長期滞在…宇宙飛行士を募集
NIKKEI NET: 日本人宇宙飛行士を新規募集・宇宙機構、10年ぶりに
NHKニュース:宇宙飛行士 10年ぶり募集へ
TBS News i: 10年ぶりに日本人宇宙飛行士募集へ

また、上記のJAXAのページには、文部科学省の宇宙開発委員会に提出された資料がPDFでリンクされています。この資料によると、「2月27日 記者発表」とあるので、産經新聞だけが昨夜の時点でフライングして記事にして、他の新聞各社やNHKは、JAXAの記者発表をちゃんと待ってからその内容やJAXAへのインタビューを詳しく記事にしたことがよくわかりますね。(^^;)

今回の募集の詳細も掲載されています。

これらの一次資料は、何度でも読み返してみてください。読むたびに新たな発見があると思います。

たとえばNHKのニュースの最後にある

宇宙航空機構では「宇宙に情熱があり、過酷で長い訓練にも耐えられるような強い意志のある人物を採用したい」と話しています。
というひとこと。

この何気ないひとことが、選抜の最終段階で重要な意味を持ってきます。これからの1年間、いろいろと心の迷いが生じたときにこの言葉を思い出しましょう。

(続く)

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