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2007.12.12

ベクトラン・テント

CAMUIロケットが打ち上げ後、分離機構の不具合でパラシュートが開かず、発射台から20メートル離れたテントを直撃した事故の件。しばらく様子を見守っていたけれど、ひとこと。

北海道新聞:ロケット、テントに落下 道産カムイ実験失敗 大樹
十勝毎日新聞社:来年3月に再実験

今回は負傷者が出なかったのがなによりでした。残念な事故ではあるけれど、いつかは直面しなければならない事態だったと思えるだけに、今回の件からしっかりと学んで、次を目指してほしいと思います。

新聞記事からでは、電子機器の暖をとるために設営したテントを今後は打ち上げ場所からもう少し遠くに離すことと、ロケットの打ち上げ角度を斜めにすることだけが対策であるかのように読めるけれど、やはり打ち上げ関係者や見学に来た人の人命をもっと真剣に確保する必要があるでしょう。

コンクリート製の頑丈なトーチカを建造するのが正論と思いますが、CAMUIロケットがパラシュート無しで終端速度で落下してきたときの衝撃は計算で求められるから、その衝撃に耐えられるだけのテントを開発する、という手もありえるかと。

幸い、宇宙開発業界では、その手のスピンオフ製品にはことかきません。火星探査機スピリットやオポチュニティが着陸の際の衝撃緩和に使ったベクトラン製のエアバッグは日本のメーカーのクラレの製品です。

あの球形のエアバッグを2層か3層の最密充填にして、テントの外壁を作れば、打ち上げ関係者と見学者の命を守る移動式シェルターが作れるのではないかと。荷物の梱包に使う「プチプチ」の巨大バージョンをベクトランで作って2層か3層にするイメージですね。

植松社長、おひとついかがですか。

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