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2007.10.29

ホームズ彗星みえた

かぐやだ嫦娥だと騒いでいる間に、その探査機たちがいるお月様のすぐお隣のペルセウス座では、ホームズ彗星が大変なことに。

ASTRO CALENDAR:ホームズ彗星が爆裂
ASTRO CALENDAR:「かぐや」も「嫦娥」もぶっとばしたホームズ
ASTRO CALENDAR:どこまで明るくなるか、ホームズ彗星
ASTRO CALENDAR:ファーストクラスに
関崎海星館の快晴日記:10/27大増光したホームズ彗星を確認しました!
関崎海星館の快晴日記:10/28ホームズ彗星と速吸の瀬戸

台風も通過したので、双眼鏡と9cmの反射を手に外に出てみた。月明かりが邪魔して、肉眼ではっきりとは見えなかったのだけど、双眼鏡で見ると一発でわかる。すごい。 昔の中国辺りなら皇帝が交替するほどの天変地異ですね。40万倍も増光するなんて、いったいどんな異変が...

望遠鏡の接眼部にデジタル一眼を手持ちでくっつけてシャッターを切ってみたけど、さすがに写らない... orz

画像処理ソフトで思いっきりコントラストを強めてみたけど、まるで心霊写真... orz orz

Comet Holmes

なんかぼやーと写っているのがわかりますか?

ちなみに同条件、同倍率で写した火星がこちら。手ぶれでぼけぼけですが、見かけの大きさの違いが鮮明に。

Mars

爆発の瞬間を間近で見てみたかったなぁ...(マテ

にしても、写真撮影の機材、もっとなんとかしなきゃ... orz

2007.10.24

45歳でMS、三度目の宇宙へ

うーん、こういう記事を見るとなんか元気づけられる。

北海道新聞:NASAの飛行士・フィリップスさん 3度目の宇宙へ 陸別講演の当日に打診

フィリップスさんは二十代からNASAの試験を受け続け、一九九六年、当時最年長の四十五歳でミッションスペシャリスト(MS)に合格した。
すごい... あしかけ20年...
来秋、スペースシャトルディスカバリー号で三度目の宇宙飛行をすることが二十二日までに決まった。陸別滞在中にNASAから打診があったといい、町内関係者を喜ばせている。
おめでとうございます。

一方で、日本の宇宙飛行士も帰国ラッシュ...

9月21日、野口さんがフジTV「特ダネ!」の環境特集WEEKの企画で宮沢和史氏と対談、28日放映。
10月4日、若田さんが一時帰国、日本の実験棟「きぼう」の組み立て訓練。記者会見で「きぼうを確実に完成させることが最大の任務です」と。
6日、古川さんが釧路市内で講演。
?日、若田さん、野口さん、古川さんが丸の内のJAXAオフィスでプレスイベント。
1?日、野口さんがJ-WAVEのスタジオでDJ収録、21日に放送。
19日、山崎さんが筑波宇宙センターで記者会見、「宇宙のクルーとの懸け橋になりたい」と抱負。20日には筑波宇宙センターの特別公開で講演会。
22日、土井さんが東京で記者会見、「難しい作業だが、無事に成功させることができるよう精いっぱい頑張りたい」と述べる。その後、土井さんと星出クンが渡海文部科学大臣と面談、激励を受ける。
23日、星出クンが筑波宇宙センターで記者会見。「軌道上に初の日本基地だ。成功に導きたい」と抱負を述べる。

かぐやも無事に月周回軌道に入ったようだし、マレーシアの宇宙飛行士も無事、宇宙ステーション滞在を終えて帰還したし、STS-120も嫦娥1号も無事に打ち上がったようだし、おめでとうございます。

宇宙関連イベントめじろ押し。の割にはちょっと盛り上がりに欠ける気がしないでもない、のは、なんでだろう? 個人的にはNHKがかぐやの特集を組まないのが気になる。サイエンスZEROあたりがひろってもいいような気がするけれど...?

2007.10.21

Googleまっぷ

...ってぇことわぁ... ぁぁはい、せんとりふゅーじばっちりですよだんな。

2007.10.20

管理人はMIAUの設立趣旨に賛同します

崎山伸夫氏のブログエントリで見かけたのが最初だったけれど、MIAUという組織が設立されたらしい。設立趣旨はこちら。その後、IT系のニュース記事が続々と。

CNET Japan:津田大介氏らがユーザー団体--ダウンロード違法化や著作権保護延長に反対意見を表明
ITmedia News:ネットユーザー団体「MIAU」設立 まず「ダウンロード違法化」反対へ
INTERNET Watch:「ダウンロード違法化に反対」新団体MIAU設立で協力呼びかけ

真紀奈さん小寺信良氏崎山伸夫氏も発起人に名を連ねているらしい。管理人がよく見るブロガーの記事としてはこことかこことかここ

文化審議会著作権分科会の私的録音録画小委員会がまとめた中間整理に関するパブリックコメントが11月15日〆切なので、管理人も実名でなんらかのコメントを投稿する予定でいるのだけれど、志を同じくするこのような組織が成立するのは極めて心強い。文化庁は自らの組織の存続意義を賭して、著作権分科会の構成メンバーを再考すべきと思う。もはや著作権管理団体に判断を丸投げして済まされる時代ではないし、そのような団体に天下りできる時代でもない。

既存メディアがこの話題を思いっきりスルーしているのも興味深い。このところ亀田兄弟問題や初音ミクで評判の悪いTBSがどういう動きをするのかが注目されます。

[追記 12/29]

前例を踏襲し、未来を透視する能力を持たない官僚天下りによってJASRACが牛耳られている舞台裏の話が松浦さんのブログに。

松浦晋也のL/D:初音ミクとJASRAC

高木さんのブログには日本レコード協会による情報操作の例。

高木浩光@自宅の日記:Winny稼動ノード数が減少中

【12/26に開催されたMIAUシンポジウム】

たまたま時間が空いていたので参加してきた。「IT戦士」で有名な岡田有花記者のご尊顔を拝見。100名ほどの参加者があって、みな真剣に議論に聞き入っていた。顔ぶれを見る限り、「MIAUの活動に賛同しない」という雰囲気を醸し出している参加者はあまり見当たらなかったので、次回以降はいかにして文化庁の役人やJASRAC、JEITAの関係者、音楽家、映画制作会社、などの利害関係者をこのシンポジウムの場に引きずり出すかご参加いただくかが重要な課題であると感じた。

また、朝日新聞の記者から指摘のあった通り、「子供から老人まで誰でも一言で問題の所在が理解できるようなわかりやすいキャッチコピー」が必要であると思われる。と同時に、政治家を巻き込んでロビー活動を展開するつもりのようですが、政治家というのは忙しい人種なので、主張したいことを60秒で的確に主張する論旨の整理が不可欠です。現代のアナウンサーであれば60秒で400文字の原稿を読むことができる。つまり、MIAUの目指す未来や情熱を400文字に適切に凝縮する必要がある。と同時に、朝日新聞の「論壇」などに論説を投稿するべきでしょう。一般紙の記者を集めて懇談会を開催する、という戦術も有効。応援しますので、頑張ってください。

コデラノブログ 3:緊急シンポジウムやっちゃうよう
ITmedia News:「『ダウンロード違法化』阻止、まだチャンスある」——MIAUがシンポジウム
CNET Japan:「ダウンロード違法化」に警鐘、MiAUが緊急シンポジウム
INTERNET Watch:「文化庁の独走を許すな」池田信夫氏らがダウンロード違法化に反対
池田信夫 blog:著作権法を文化庁にまかせていいのか
コデラノブログ 3:1000通以上違ってた?
benli: 権利者は「アナウンス効果」では満足しそうにない
日本違法サイト協会 ブログ:緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」の様子
若旦那の独り言 Ver.X:MIAUシンポジウムに参加
Oberholzer-Gee&Strumpf:The Effect of File Sharing on Record Sales: An Empirical Analysis
livedoor ニュース:【MiAUの眼光紙背】第6回:一罰百戒をねらって潜在的な権利侵害者を生み出すだけで良いの?(真紀奈)
memorandum:文化庁は霞ヶ関の中で孤立しているのか
観察・実験ノート:緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」に行く
はつゆきブログ - Little Peach:緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」参加してきました。
Today's Best News:緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」に出席してみた
egoscope:実施困難な法の起こすもの2

【リンク集】

Wikipedia:日本音楽著作権協会
CNET Japan:JASRACは「放送通信融合」の敵か味方か--菅原常任理事に聞く
作曲家・ヴァイオリニスト 玉木宏樹:音楽著作権とJASRAC問題
松浦晋也のL/D:初音ミクと終わりのはじまり
Sasaki Takanori Online:ダウンロード違法化に対するMIAUの緊急声明
Sasaki Takanori Online:その映像は誰のため?〜ネットで視聴できない月の高画質映像
半可思惟:ダウンロード違法化を問題視しなければならない5つの理由
INTERNET Watch:ユーザーの多数意思が反映されていない、MIAUがダウンロード違法化を非難
新しい創傷治療:エッセイ:楽譜と著作権:売れている楽譜はすべて著作権切れ
らばQ : ワーナーミュージックはなぜDRMフリーを選んだのか
INTERNET Watch:音楽著作権問題について坂本龍一氏に聞く

2007.10.13

つくばヘリポート

つくばヘリポート一般公開(PDF)される、というので、見に行ってきました。

Tsukubaheli1
田んぼのどまんなかになぜかちょこんとヘリポートがある

Tsukubaheli2
茨城県防災ヘリコプター「つくば」(川崎/ユーロコプター BK117
2004年7月の新潟・福島豪雨でも、浸水した住宅で孤立した住民の救出などで活躍したという。

Tsukubaheli3
ハンガーの中にあった二人乗りの機体のコックピット

Tsukubaheli4
遊覧飛行に飛び立つヘリ

一般公開に気がついたのが前日だったので、遊覧飛行の抽選に申し込むことは出来なかったのだけれど、なんとなく「日常の中の非日常」というのか、現実離れした雰囲気を楽しむことができた。

ハンガーの中をぶらぶらと歩いて思った。NASAの宇宙飛行士の訓練に使われるT-38ジェット練習機と直接比べるのもどうかとは思うけれど、ここには「空を職場とする男たち(女性も)」に共通する、プロフェッショナルならではの張りつめた緊張感と、大空を自由に駆け巡る精神の自由さとがすとんと同居している。

いいなぁ。いつか、ヘリの免許、取りたいなぁ。

2007.10.12

JAXA宇宙飛行士募集?!

向井さんが宇宙医学生物学研究室の室長として着任する、というニュースはまぁ想定内の出来事として、

asahi.com: 向井さん、筑波宇宙センターへ転勤 飛行士引退は否定

JAXAの立川敬二理事長がNASAの宇宙飛行士募集に関連して「日本も考えなければいけないと思う」と述べたとのこと。これは驚き!

募集の時期や人数は「決めていない」ということだけれど、「NASAは2年に1回ぐらい募集している。来年は無理だが、時期を合わせて一緒に訓練してもらう方が安上がりだ」と述べたという。

msn産経ニュース:海外ロケットで打ち上げ 「はやぶさ」の後継機

によれば、その前に「国際宇宙ステーションの次は月(の有人探査)もある」と述べているとのことで、これってつまり松浦さんが懸念してた宇宙開発委員会の「月探査ワーキンググループ」(有人も含め月探査のみ)ってやつですか。ううむ、まさか、と思っていたけど、そのまさか、ね。

個人的にはもし万が一「月に行くかい?」と聞かれればそりゃ即座に「行く!」と答えるのだけどさ...

年齢的にはさすがにもう無理だろうなぁ。メタボだし。若い世代の活躍に期待。今後有利になりそうなのは、地質学者か、どっちんか(笑

それにしてもJAXAの宇宙飛行士のやりくりも大変ですね。お元気ですか。

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