六本木ヒルズのエレベーターの風
spacewalker: 六本木ヒルズのエレベーター火事について考える
感じていた違和感とは、エレベーターホールに恒時的に吹く強い風とその風によるエレベーターの振動である。49F,51Fのエレベーターホールでエレベータを待っていると常に大きな風音が聞こえ、扉が開いた瞬間強い風を受ける。また昇降中もその風によりエレベーターが進行方向に対して直交方向に円を描きながら振動している。六本木ヒルズには行ったことがないので現場を見ないことには確実なことはわかりませんが、
新聞報道だけ読んでいると、日本オーティスの整備ミス、という印象を受けたのだけど、今にして思い返せば、「なぜケーブルの破断面の写真が報道に出てきたのだろう? 内部告発でもあったのだろうか? 日本オーティスが自らこの写真を公開したのだとすれば、素晴らしい態度だな」と思っていたのを思い出した。つまりあの写真を公開することによって「この問題にはもっと根源的な問題がある」ということを示唆したかったのではないのか。報道を鵜呑みにしてしまった自分を恥じる。
日本オーティスには畑村洋太郎教授にご相談なされることを強くお奨めします。御社一社の力では森ビルを動かせないし、かといって、放置しておけばいずれ人命に関わる。
[追記] spacewalkerさんの記事をよく読んで見ると「エレベータを待っていると常に大きな風音が聞こえ、扉が開いた瞬間強い風」とあるから、これは煙突効果というよりも紙鉄砲効果ですね。新幹線がトンネルに入った時と同じ。
[追記 5/2] asahi.com: オーチス社、さび認識しながら2年近く放置 虚偽報告も
うーん、ワイヤのさびを認識しながら2年間近く放置、というのはいただけないですね。
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