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2006.08.31

がらぱごす

essaさん経由:

FIFTH EDITION:PC-9801の歴史とケータイの進化@web2.0といつか来た道

時々、日本の携帯市場はガラパゴス進化を遂げた場所だという主張をネットで目にする。

確かに、それはあるかもしれない。

ただ、これは、そんなに珍しいという例でもなく、1970年代から80年代まで日本のPC業界もそうだった。

この記事を読んで、「いやぁまさしくその通り!」と思った。auのW32Hに切り替えてみて感じた感動の機能てんこもりきめ細やか気配りサクサク感と、「どこかでみたなぁ」という妙な使い勝手の悪い違和感(例えばコピー・ペーストがアプリ間で微妙に共有されないなど)はまさしくPC-9801がDOS/Vに駆逐された時代を彷彿とさせる。アプリ開発者間の断絶と、標準を普及させる方向に努力が働かずに囲い込みの論理に奔走するキャリアのエゴがむきだしになる。日本のケータイはくるとこまできちゃいましたね。「そっちの方向に努力を続けたら、その先は崖だよ」というデジャブ。SIMロック解除の件は時代の地滑り感の兆候なのかも。わだつみ6500は海溝の底でなにをみた?

ケータイ業界をガラパゴスに例えたのは自分だけかと思ってたけど、Google検索してみたら、ちょこっと探しただけでもぞろぞろと出てきますね。古いのは2001年あたりから。自覚が足りませんでした。反省。しかしなかなか読み応えのある記事が多いです。以下に羅列。

2001.1.13 http://k-tai.ascii24.com/k-tai/news/2001/01/13/621893-003.html
2003.10.31 http://blog.drecom.jp/vietmenlover/archive/37
2004.3.5 http://japan.cnet.com/column/suematsu/story/0,2000055929,20064686,00.htm
2004.12.5 http://rio.st/archives/2004/12/aaaaa_24.html
2005.5.3 http://www.iburiworks.com/weblog/002183.html
2005.12.25 http://www.saruga-tondara.net/d/?date=20051225
2006.3.6 http://blog.ideamans.com/miyanaga/post_30.php
2006.3.24 http://japan.cnet.com/column/mori/story/0,2000055916,20099209-2,00.htm
2006.4.1 http://shimizu.typepad.com/vietmenlover/2006/04/1202.html
2006.5.28 http://www.fmobile.org/fmobile/2006/05/aquos_905sh_9b3e.html

2006.08.25

ホルストの株価が上がる日

以前から議論があったとはいえ、冥王星が惑星でなくなることがとうとう正式に決まった。

毎日新聞: 太陽系惑星:冥王星を除外 賛成多数で最終案採択 IAU
朝日新聞: 冥王星外し、惑星数8に 国際天文学連合が新定義

天文台の渡部先生、日本のメディアにひっぱりだこですね。ホルストのCDの売り上げが増加すると見た。New Horizonは売り、かな? ^^;

個人的には冥王星のこの激白に座布団3枚。前哨戦とあわせてどうぞ。^o^

[追記] 今朝の「特ダネ!」でインタビューされてた夏休みの自由研究の中学生のコメントには笑っちゃったけど、それを見ていて気がついた。ドメイン名「The Nine Planets」って大暴落やんけ。南無。

2006.08.19

小学校教諭が『神の視座』を手に入れることについて

Spiegelさんとこ経由:

RFIDタグ搭載ランドセルの校門通過記録で仲良しグループを割り出すという小学校教諭の発想は普通?

たしかにこれはきつい。石井輝義教諭の「ごく一部の技術者が専門知識を専有して突っ走られたら困りますからね」という発言がブラックジョークのように聞こえて仕方がない。Dr. Strangelove。

倫理や社会通念というものは時代とともに移り変わっていくものなのだろうか。かつては地球が太陽の周りを回っていると主張するだけで宗教裁判にかけられた。脳死判定やクローン技術でドリーが生まれた時も大きな社会的議論となった。遺伝子操作がすでにいろいろな場面で実用化されつつある時代。学校の先生が生徒の交友関係を数値化することにどういう問題が?

「本人の同意」は何歳になったら尊重されるのだろうか。

管理人自身、ほんの3ヶ月前まで、ケータイを財布替わりに使うことには心理的に強い抵抗があった。しかしいったんモバイルSuicaを使ってみたら、その便利さからもう元には戻れない。麻薬のようなものだ。Edyにはまだ必然性を感じないけれど...

ヨーロッパの各都市の公共交通機関では自動改札すら必要ない。人々は改札の係員から切符の提示を求められない限り、その気になれば無銭乗車はやりたいほうだい。それでも大部分の人はちゃんと切符を買って乗っている。青空市場のような感覚。たまにやってくる改札に見つかって高い罰金と惨めな思いをするリスクと、「大人として振る舞う」ことのバランスの中で生活している。交通機関の側は料金収入が減ってくれば改札の頻度を上げればよい。

世界最高の自動改札システムを構築した日本と、自動改札を必要としないヨーロッパ。どちらの国の小学生が将来幸せになるのだろうか。

[追記] 当該教諭のBLOGに後日談が載っています。

2006.08.06

Who ordered M-V rocket?

的川先生のコラム。

Mロケットが消える日

9月23日の太陽観測衛星SOLAR-B打ち上げをもって、M-Vロケットを終了させる決定?が宇宙開発委員会で出されたとのこと。

WikipediaでM-Vロケットの項をみてみると、誰が書いたか知らないけれど、客観的なスタンスで描かれていて非常に好感が持てる。

個人的にはM-3SIIロケットの規模が好きだ。M-Vは大きすぎるとなんとなく感じる。M-3SIIロケットの改良を続けていれば、また違った展開もあり得たのかなぁ。

で、「誰がM-Vロケットを注文したのか?」ですが、誰か答えを知っていたら教えてください。ISASが惑星探査に本格的に乗り出した時期と呼応していそうですが...

歴史に「もし」はないけれど、納税者の一人としてはその時点でNASDA(のH-II)と話を付けておいてほしかった。

でも歴史の真実はこのあたりに隠されていそう。なんとなく。

全備重量139トンというM-Vロケットの大きさは、同じ三段式固体燃料ロケットを採用したアメリカ空軍の最新のICBMであるLGM-118ピースキーパー(88.5トン)やロシアのSLBMであるR-39(90トン)をしのぎ、世界最大級の固体燃料ロケットとなっている。

野口聡一blog 宇宙日記2006

このところ海外出張とかいろいろあってしばらくブログを読まない日が続いていたのだけど、kazuさんのブログのぐっちゃんが期間限定のブログを開始していたのを知って仰天! J-WAVEとのコラボらしい。「JAXAよく許したなぁ」と思ったけれど、のぐっちゃんがJAXAのあの世代の中ではITに強いのはJAXAでは有名だから、信頼されている証、ということなんでしょう、きっと。ちょうどいま帰国中のようですね。あいかわらずお忙しいようですが、飲みにいきません?(笑

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