平均年齢
毎日新聞の元村有希子さんが第一回科学ジャーナリスト大賞を受賞したというので、お祝いのコメントを書きにいった。
隣のコメントで日本科学技術ジャーナリスト会議へのリンクがあったのでいろいろ覗いていたら会報の38号に
例会報告3 「はやぶさ」の成果と意義
=的川奉宣・JAXA執行役= 【漆原次郎】
という記事が載っていた。
「はやぶさ」のミッションは、宇宙開発に必要な三要素、「冒険心」「好奇心」「匠の心」のどれをとっても高いものだった。というのは同意。しかし、
管制室は若さで満ち溢れていた。川口淳一郎プロジェクトマネージャー率いる今回の担当者たちは平均35歳程度。という文章があって、思わずのけ反った。冗談じゃない、「平均35歳」を称して「若い」というのか? 若いというのは、プロジェクトマネージャーが30代半ばで、他のメンバーが20代後半くらいのことをいうのじゃないのか? 管理人としてはJAXAの高年齢化が進んでいるのがとても気になる。こんな状態で日本の宇宙科学は大丈夫? NASAもそうだけど...
「クランツ アポロ 36歳」で検索をかけたら、こんな記事が目に留まった。
JAXA: 宇宙科学ビジョンにおける太陽系探査の役割
E. クランツがアポロ13号の飛行主任を務めた年齢に並んでしまった36歳の私にとって,もはや自分の世代が真正面から考えるべき問題なのです。2年前に書かれた記事ですが、矢野さんってそういうご年齢だったんですね。失礼しました。
私はこの「進化」こそ,JAXAのすべての宇宙ミッションを貫くキーワードになるのではないか,と思っています。なかなかいいこと書いているじゃないですか。
30代でプロジェクトマネージャーになれないJAXAの体質は改善する必要があるのかも。
« 人工無能 | Main | 民間商業宇宙飛行士「ミッション・コマンダー」決定 »
The comments to this entry are closed.
Comments