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2006.03.26

酵母で放射線被曝の治療薬?

以前、ビールは放射線から体を守る?という記事を書いたけれど、その続編のようなニュース。

NIKKEI NET:酵母が放射線被曝の影響抑制・放医研など動物実験

放医研の伊古田暢夫氏や(財)体質研究会の鍵谷勤・京都大学名誉教授らのグループが、動物実験で放射線被曝の後に酵母の一種を食べさせると傷害を軽減できる可能性があるとのこと。パンやビールの酵母と亜鉛や銅などのミネラルを組み合わせた「ミネラル含有熱処理酵母」を使ったという。

宇宙ステーションに長期滞在する宇宙飛行士や、成層圏で長時間勤務するパイロット、フライトアテンダント、などに朗報かもしれない。この研究が進めば、火星への有人宇宙飛行による宇宙放射線被曝対策にも現実味が出てくるかな。JAXAはこういうところへお金を使おう。航空業界や原子力業界から感謝されるよ。

ちょっと話が飛躍するけど、もしかして煙草の煙による発ガンの予防にも酵母が有効だったりするんじゃないのかな? JTあたりが研究しないのかな。

2006.03.18

5thstar十周年リユニオン

5thstarの発足は1996年1月29日。二次選抜の真っ最中だったけれど、最初の班の医学検査が終わって参加者がメールのやり取りを始めたのがきっかけだった。

それから10年。当時のメンバー全員が一堂に会する機会はなかなか無いけれど、アメリカで就職して活躍しているメンバーが一時帰国したので、それにあわせて十周年リユニオンを開いた。

10年経って、みんなそれなりに歳を取ったり社会的責任も重くなったりしてるけれど、瞳の輝きはあのころのまま。みんな同じ顔をしている。

10年後にも、みんなキラキラと輝いた顔をして、宇宙への夢をあつく語っているのだろうか。

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2006.03.16

テラキンさんごくろうさま

忙しくて最近すっかり「日記」の更新頻度が落ちてますが...

さっき配信されてきた「JAXAメールマガジン 第33号」の編集後記を見て驚きました。

春は出会いと別れの季節です。卒業や異動などで新しい旅立ちを迎える方も多いと思います。実はウェブサイト編集長Tもその列に加わることになりました。
.....
メールや口頭でいろいろご意見やお叱りや励ましをいただき、ありがとうございました。倍旧の温かい励ましを、後任の新編集長にもよろしくお願いいたします。それでは、またいつかサイバースペースの片隅で、お目にかかりましょう。
テラキンこと寺薗さん、異動ですか。今までこのサイトでずいぶん失礼なこととか暴言とか吐いてきましたが、どうも失礼しました。寺薗さんのご活躍でJAXAもずいぶん変わったと実感します。これまでの激務、本当にお疲れ様でした。「またいつかサイバースペースの片隅で」ってところがいかにも寺薗さんらしいですね。またいつかどこかでお会いしましょう。楽しみにしています。

2006.03.07

Hayabusa is alive

JAXAからすばらしいプレスリリース。

JAXA: 「はやぶさ」探査機の状況について

1月23日にはやぶさからのビーコン信号を受信、その後、徐々に探査機との更新を回復し、3月4日には中利得ゲインアンテナによるテレメトリデータの取得に成功したとのこと。

「はやぶさ」は、12月8日の姿勢喪失後、太陽電池発生電力が極端に低下し、一旦電源が完全に落ちたもようです。搭載のリチウムイオンバッテリも放電しきった状態にあり、かつバッテリの中の一部のセルは準短絡状態となっていて、現在は使用不能の状態と考えられます。また、化学エンジンについては、すでに 12月上旬には燃料をほぼ全量喪失した状態にありましたが、この間にさらに、酸化剤もあらたに漏洩したもようで、指示上は残量が全くない状態にあります。イオンエンジン運転用のキセノンガスは、12月に通信が不通に陥った時点の状態の圧力を保っており、残量は、約42〜44kgと推定されています。
.....

探査機搭載のイオンエンジンや3軸姿勢制御のためのスタートラッカ、姿勢軌道制御コンピュータなどは、探査機全体の電源が一旦落ちたため、非常に低温の状態におかれたと推定されており、その機能が保たれているか懸念されるところです。現時点では、これらの機器の動作は確認にいたっておりません。
ということで、文字通り、満身創痍というところですが、こんな状況で通信を回復させるとはすごい。まさに不死鳥ですね。

まだまだ予断を許さない状況とはいえ、2010年6月のサンプルリターンに期待したいところです。がんばれ。

zeitgeist

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