« NASAのシャトル予算 | Main | 野口聡一・立花隆 新春特別対談 »

2006.02.10

Deutschgate?

NASAがゆれているようだ。第一報はSpacefighter Now経由で朝日新聞の記事。記事によれば、ゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン博士が地球温暖化の研究成果の発表に関して当局から圧力を受けているとNew York Timesに述べたとのこと。

ヒューストンクロニクルの記事によると、この事件は複雑な展開を見せている。

Huston Chronicle: NASA pledges 'open and full communications'

この言論抑圧?騒ぎの渦中でGeorge Deutsch氏が火曜日、辞任したとのこと。記事によればDeutsch氏はインテリジェントデザイン論者らしい。ビッグバン宇宙論を「一つの仮説に過ぎない」と述べるような人物で、テキサスA&M大学の学歴を詐称したという問題がとあるブログで告発されたらしい。この人物は2004年のブッシュ大統領の再選の際に自らの学歴を詐称したとのこと。

全体像が見えないけれど、Deutsch氏がcensorshipの中心人物なのか? "Deutschgate "なんて名前までついてる... もう少し調べてみないとなにがどうなってるのかよくわからない...

[追記 2/13]

FloridaTodayに続報。

FloridaToday: NASA denies censoring environmental scientist for stand

ジェームズ・ハンセン博士というのはNASAゴダード宇宙研究所の所長らしい。博士によるとNASAの広報担当でpolitical appointee(政治的任命?)のGeorge Deutsch氏が他の職員に対して、博士がインタビューを受けるのを妨げるよう命令したという。博士は温暖化ガスの過剰が地球の温暖化を招いていると強く主張しており、ホワイトハウスとは異なる立場をとっている。

The Bush administration has been a target of criticism in the past for naming under-qualified people to high-level positions and for trying to suppress dissenting views.
「ブッシュ政権は資質に欠ける人物をハイレベルの職に就かせて政権と異なる意見を抑圧することで以前から批判の的となっている。」ということらしい。

インテリジェントデザイン論とは、生物の進化や宇宙の成り立ちに「知性」による摂理があると信じることで進化論やビッグバン宇宙論に異議を唱える立場の概念。月に人間を送り込み、太陽系の果てまで探査機を飛ばす実力のあるNASAの広報にインテリジェントデザイン論者が居座ってブッシュ政権の意志をNASAに押し付けていたとはなんとも歴史の皮肉。日本語のWikipediaはこちら

« NASAのシャトル予算 | Main | 野口聡一・立花隆 新春特別対談 »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference Deutschgate?:

« NASAのシャトル予算 | Main | 野口聡一・立花隆 新春特別対談 »

zeitgeist

MyBlogList

無料ブログはココログ