若田・野口両宇宙飛行士がISS長期滞在
あけましておめでとうございます。
Kimballさんからトラックバックでasahi.comの記事を教えていただきました。
Asahi.com: 若田さんと野口さん、宇宙基地長期滞在へ
国際宇宙ステーションの長期滞在要員として若田さんと野口さんを送り込むことをJAXAが決定したという報道。3日05時59分発の記事だ。正月休みだからJAXAのプレスリリースなどには当然?掲載されていない。ニュースソースはいったい誰だろう? Asahi.comだからきっと国内の誰かだよね。宇宙開発委員会で報告されたという雰囲気ではないのだけれど...??
管理人は「2004年の宇宙関連ニュース」の中で
宇宙ステーションを完成させるためのフライトと、長期滞在1回、計2回分の日本人フライトが可能になる勘定だが、3人はこの時期、訓練コースにかかりきりとなり、ミッション固有訓練に対応できる日本人宇宙飛行士が土井、若田、の二人しかいなくなる。若い三人にしてみれば、せっかくのチャンスを逃してしまうことになるので、なんとももったいない。と書いたけれど、1年経って、のぐっちゃんが堂々たるフライト経験を蓄積したので、第一世代の引退を正式に肚を括ったということなのだろう。これまでのJAXA上層部の言動から当然予想されるチョイスではあったのだけど、第一世代に憧れて宇宙飛行士をめざした管理人個人としてはなんとも寂しい。Asahi.comの記事には
宇宙機構は、実績などから、まず、この2人がふさわしいと判断した。とある。先日のリロイ・チャオの来日は長期滞在に関する打合せだったのだろう。「準備のため、若田さんはすでにロシアでの訓練を始めており、1月中旬には野口さんも続く。」とあるから、打ち上げと帰還はおそらくソユーズを使うのでしょうね。
ということは、残り少ないシャトルの搭乗チケット(の日本人枠)を三兄妹に明け渡そうということか? きぼうモジュールが打ち上げられるかどうか非常に微妙な情勢だけど、三兄妹が不利な役回りに回らないことを祈る。もともと三兄妹は長期滞在要員として選抜されたのだし、ソユーズでの打ち上げの可能性を見越してロシアで訓練を受けたんでしょ? MS訓練が今年2月で終了するというのにシャトル自体の残り飛行回数が見えてきた今となっては、MS訓練の妥当性が問われる。若田さんと野口さんは最初からシャトルのMS要員として選抜されたのだし。NASAに振り回されているとはいえ、JAXAもぶれてるなぁ... 誰が戦略を決めてるんだろう...
5thstar的にはおめでたいニュースなのだけど、管理人個人としては三兄妹の行く末をどうしても心配してしまう。
ところでSTS-114の体験を野口さんが「宇宙日記」として出版するそうだ。あ、これって、あれのこと? それと大橋マキさんも雑誌ソトコトに連載してきた記事を単行本にするとのこと。ん? これも「野口聡一 著」らしい?
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Listed below are links to weblogs that reference 若田・野口両宇宙飛行士がISS長期滞在:
» 若田さん野口さん、宇宙S長期滞在へ [カリフォルニア・フライト・アカデミーで飛行機免許挑戦中]
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、
若田さんと野口さんを、宇宙ステーション長期滞在へ
送り込む方針を固めたそうです。
http://www.asahi.com/international/update/0103/002.html
http://5thstar.air-nifty.com/blog/2006/01/iss_80e6.html
若田さんの講演会に半年前に行った事があって
ロシアで訓練していると言ってたのですが、
こういうことだった... [Read More]
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