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2006.01.29

復活へのカウントダウン

ひさびさにDiscovery Channelを見てたら、ショートクリップで古川宇宙飛行士が「きぼう」モジュールの宣伝をしてた... 地上波ではあまりお見かけしないので、珍しい...

ところでそのDiscovery ChannelでSTS-114ミッションのドキュメンタリーがいよいよ放送される。

Discovery Channel: スペースシャトルDAY

スペースシャトル 復活へのカウントダウン
02/01(水) 21:00~22:00
02/02(木) 05:00~06:00
02/02(木) 13:00~14:00
02/08(水) 01:00~02:00
02/08(水) 09:00~10:00
02/08(水) 18:00~19:00

他にも

無の空間 宇宙の心理学
大気圏への再突入を科学する
アポロ11号月面着陸の秘話

など。

2006.01.23

めも

2ch経由で気になったURLのメモ:

宇宙旅行ポータルサイトSFJ: 有人輸送システム開発に向けて
出所 : 第20回宇宙科学研究所(ISAS)システム計画研究会
−われわれは宇宙開発で何をやるか(その2)−
開催日 : 2002年1月7日

JAXA統合前、コロンビア号事故の1年前のパネルディスカッションだ。

*****

http://www.441-h.com/hotnews/shuisho/051031.gif
http://www.441-h.com/hotnews/shuisho/051031_s.htm
http://www.441-h.com/hotnews/shuisho/051031_sa.htm

*****

http://support.jinji.go.jp/infor/syosai.asp?PG=1083
http://support.jinji.go.jp/infor/syosai.asp?PG=1045

*****

ところで某スレで「業界人」の一人としてカウントされてるみたいだけど、違います。(w

2006.01.22

スペースシャトル訓練終了

SpaceFighter Now経由:

JAXA: JAXA宇宙飛行士活動レポート 2005年12月

三兄弟のヒューストンでのMS訓練は12月で終了。帰国は来月かな。山崎さん曰く。

ミッション・スペシャリスト (MS)の席とコマンダーの席とを交互に座り、コマンダーの役目も訓練できたこと、 そして経験豊かなインストラクタから多々学べたことは、とても貴重でした。
うらやましい! めざせコリンズ船長日本版 ^o^

一方、のぐっちゃんはJAMSSで「きぼう」の訓練を受けた由。

今回は、2005年12月12〜13日の2日間にわたり、「きぼう」船内の通信、電気、温度管理など、基盤となるシステムの操作訓練を中心に行いました。

忙しくてブログ更新できないでいる間にネタ元を忘れてしまったけど、

宇宙政策シンクタンク「宙の会」

がスタートしたらしい。元NASDA副理事長の五代富文氏やノンフィクションライターの中野不二男氏、科学技術ジャーナリストの松浦晋也氏など。

WebサイトをFlashでまとめる必然性がちょっと理解できない。サブメニューが画面隅の小さな▼アイコンをつつかないと表示されないので見過ごしそう。中野不二男氏とのぐっちゃんの対談が乗っているけど、直リンクが張れないので言及性悪すぎ。今の時代、新しくサイトを立ち上げるならやっぱりRSS対応が欲しいですね。それにしてもFlashの使い方を勘違いしてない...?

名前が「宇宙政策シンクタンク」というから日本の宇宙政策への提言かと期待したけど、アメリカ、ロシア、中国の戦略の紹介と、「宇宙はこんなことに役立ちますよ」の紹介だった。orz

「宙(そら)の会」は、「宇宙活動の本質」に基づいた宇宙政策シンクタンク活動を進めるために、有志が立ち上げたものである。「宙の会」は、日本社会のニーズや技術開発等の変化、他国の宇宙政策の変化に応じ、その都度、わが国として検討すべき課題や情報を発信し、各種各様のオプションを提言してゆくことをめざしている。
それとも提言はこれから掲載されていくのかな。

ALOSの紹介ページでイコノスが撮ったペンタゴンの衛星写真を貼り付けてあるのは、米政府にプレッシャーをかけたつもりなのかな...? アメリカの衛星で...

そういう衛星を、全地球地図作成という形で国際貢献に活用することこそ、「静かな抑止力」ですね。わかる人には、ちゃんとわかってもらえるのですから。
だそうです。対象読者はだれ?

中野不二男氏の「静かな抑止力 論壇」が面白い。あえてFlashにしたのはもしかしてGoogle対策?

日本はISSに、アメリカとロシアをのぞけばどの国よりもコミットしている。しすぎてしまったといってよい。それでいて自前の往復手段も持たなければ、どのように継続してゆくかという計画もない。シャトルなき後、人員輸送の手段を握るロシアを相手に、ISSとどう向き合ってゆくのかは、もはや宇宙関係者の問題ではない。もちろん、たんに技術的あるいは経済的な問題でもない。

「宙の会」の格調高き問題意識に比べると、こちら↓のJAXAの動きはちょっとあぶなっかしい。

ITmedia: 「日本の宇宙産業は危機的」——“民の力”に期待するJAXA

国家予算頼みだった宇宙開発は、予算の減少に伴って縮小傾向に。歯止めをかけるには、宇宙開発に縁のなかった企業の参入や投資家からの資金援助が不可欠。ビジネスモデルの確立も急務だ。
とのこと。

JAXA産学官連携部長の石塚淳氏によると、宇宙機器産業の市場規模は 1998年度の3789億円から2003年度には2407億円で36%減、2003年の従業員数は、1998年から30%減の5840人。自立した産業として成り立っていないという。現状打破には、宇宙産業のすそ野の拡大と利益を確保できるビジネスモデルの確立が必要らしい。非宇宙分野の企業や、中小企業、大学などが参加し、新たなビジネスチャンスを見い出せる市場にする必要があるとのこと。

ライブドアに家宅捜索が入ったニュースを一面トップで報じるスポーツ紙の「堀江社長、1日で1700億円を失う」とかいう(うろ覚え)見出しを見て、漠然と考えた。17日の産学官連携シンポジウムに堀江社長を呼ぼうとしていたのはいったい誰だろうか、と。1700億円か。確かに資金力としては一見魅力的なものに見える。

我ながら無知とは恐ろしいものだ。ライブドアのサイトを見て、収益事業のからくりが見えないなあとなんとなく思いつつ、なんとなく漠然とライブドアを避けてはきたけれど、その収益構造がこんなカラクリになっているとはまったく知らなかった。「ライブドアの株式数が全市場で流通する株の三割超を占めている」というニュースを聞いて、度肝を抜いた。

以前、「喋ってることはなかなか面白い。彼なりに勉強もしているようだ。」とか、「政府のお金に頼りっぱなしになるんじゃなくて、堀江社長とかTBSあたりとかをだまくらかして(?)お金を引っ張り出してくるくらいの元気のいい若い人たちが育ってくれるといいんですが。」とか述べてしまった自らの不見識を恥じる。自分自身、あぶなっかしかったわけだ。orz

知らなかったといえば、この記事も面白い。こちらは素直に「へぇ!」と驚く。

2006.01.14

「宇宙日記」が出版

今年初めの記事の末尾で

ところでSTS-114の体験を野口さんが「宇宙日記」として出版するそうだ。
と書いたけれど、この本が出版されたそうだ。

宇宙日記—ディスカバリー号の15日 生命の輝きに満ちたこの星で
野口 聡一 (著) 世界文化社 ; ISBN: 4418065024

ある方からご連絡をいただいた。大手の書店にはもう並び始めているとのこと。「野口 聡一 (著) 」なんですね。

そういえば若田さんが最初に宇宙へ行ってから10周年だ。10年前の今ごろ、管理人は「選抜試験ってどんなんだろう?」って興味津々だったな。のぐっちゃんも当時はまだ「普通の人」だったわけだ。5thstarももうすぐ10周年。

検索キーワード上位30

Google Analyticsを入れてから2ヶ月弱。この間のこのサイトを訪れるビジターの検索キーワード上位30を調べてみたらこんな具合。ココログが始まった頃と比べると、思いもかけない検索ワードが上位に来る割合が減った気がするけど、気のせいかな。

キーワード 訪問数 ページビュー
1 5thstar 116 1.84
2 史上空前の論文ねつ造 107 1.41
3 八木アンテナ 76 1.18
4 お宝映像 58 1.10
5 サイエンスライター 39 2.23
6 5th star 38 2.16
7 元村有希子 30 1.63
8 アラビノキシラン 30 1.47
9 パルスデトネーションエンジン 29 1.28
10 猪瀬直樹 25 1.36
11 5thstar 日記 24 1.29
12 山崎大地 16 2.00
13 秋山豊寛 16 1.31
14 camui 15 1.73
15 的川 14 1.29
16 中富信夫 14 1.00
17 衝撃の映像 14 1.64
18 みどり 13 2.00
19 ロングテール 13 1.31
20 日本の宇宙開発は全部止めよ 13 1.54
21 ソニー ルートキット 12 1.33
22 天体望遠鏡 12 1.50
23 デトネーション 11 2.09
24 あすを読む 11 1.09
25 google desktop フォントサイズ 11 1.00
26 ダイエットペプシ 11 1.00
27 天体望遠鏡 子供 11 1.64
28 宇宙 衛星 ブログ 11 1.36
29 ym コラム 10 1.50
30 5thstar hayabusa 10 3.3

2006.01.03

若田・野口両宇宙飛行士がISS長期滞在

あけましておめでとうございます。

Kimballさんからトラックバックでasahi.comの記事を教えていただきました。

Asahi.com: 若田さんと野口さん、宇宙基地長期滞在へ

国際宇宙ステーションの長期滞在要員として若田さんと野口さんを送り込むことをJAXAが決定したという報道。3日05時59分発の記事だ。正月休みだからJAXAのプレスリリースなどには当然?掲載されていない。ニュースソースはいったい誰だろう? Asahi.comだからきっと国内の誰かだよね。宇宙開発委員会で報告されたという雰囲気ではないのだけれど...??

管理人は「2004年の宇宙関連ニュース」の中で

宇宙ステーションを完成させるためのフライトと、長期滞在1回、計2回分の日本人フライトが可能になる勘定だが、3人はこの時期、訓練コースにかかりきりとなり、ミッション固有訓練に対応できる日本人宇宙飛行士が土井、若田、の二人しかいなくなる。若い三人にしてみれば、せっかくのチャンスを逃してしまうことになるので、なんとももったいない。
と書いたけれど、1年経って、のぐっちゃんが堂々たるフライト経験を蓄積したので、第一世代の引退を正式に肚を括ったということなのだろう。これまでのJAXA上層部の言動から当然予想されるチョイスではあったのだけど、第一世代に憧れて宇宙飛行士をめざした管理人個人としてはなんとも寂しい。Asahi.comの記事には
宇宙機構は、実績などから、まず、この2人がふさわしいと判断した。
とある。先日のリロイ・チャオの来日は長期滞在に関する打合せだったのだろう。「準備のため、若田さんはすでにロシアでの訓練を始めており、1月中旬には野口さんも続く。」とあるから、打ち上げと帰還はおそらくソユーズを使うのでしょうね。

ということは、残り少ないシャトルの搭乗チケット(の日本人枠)を三兄妹に明け渡そうということか? きぼうモジュールが打ち上げられるかどうか非常に微妙な情勢だけど、三兄妹が不利な役回りに回らないことを祈る。もともと三兄妹は長期滞在要員として選抜されたのだし、ソユーズでの打ち上げの可能性を見越してロシアで訓練を受けたんでしょ? MS訓練が今年2月で終了するというのにシャトル自体の残り飛行回数が見えてきた今となっては、MS訓練の妥当性が問われる。若田さんと野口さんは最初からシャトルのMS要員として選抜されたのだし。NASAに振り回されているとはいえ、JAXAもぶれてるなぁ... 誰が戦略を決めてるんだろう...

5thstar的にはおめでたいニュースなのだけど、管理人個人としては三兄妹の行く末をどうしても心配してしまう。

ところでSTS-114の体験を野口さんが「宇宙日記」として出版するそうだ。あ、これって、あれのこと? それと大橋マキさんも雑誌ソトコトに連載してきた記事を単行本にするとのこと。ん? これも「野口聡一 著」らしい?

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