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2005.12.19

「天から送られた手紙」キャンペーン

江本勝という人が「水は答えを知っている—その結晶にこめられたメッセージ」という本を書いて、これが全国の学校の道徳の時間でいわゆる「水からの伝言」として授業に取り入れられ、問題となっているらしい。

kikulog: 「水からの伝言」関係の批判文書

おおもとの本は読んでいないのだけれど、菊池さんのところで紹介されている絵本を見て脱力した。

SpiegelさんのところでAERAに批判記事が出る、という記事を見かけたので買って読んでみた。菊池さんや田崎さんの努力には頭が下がる思いなのだけれど、たんなる糾弾では世の中は変わらないだろうなぁ、という無力感もまた、同時に感じた。オウム真理教事件の時に科学者として前途有望なはずの若者が事件に深くかかわっていた時にも感じたショックではあるけれど、「シンプルで力強い(かのように見える)説明」に人間の心がすりよっていくという本性は、ガリレオの宗教裁判の昔からまったく変わっていない。ある種の絶望感のようなものを感じてしまう。

しかしその一方で、「子供の心って、そんなに"ヤワ"なのか?」という気持ちもある。敬けんなキリスト教信者の家庭に生まれ育ってなおかつ立派な科学者になった例は探せばいくらでもあるだろうし、管理人自身、小学生の頃に雑誌「子供の科学」に載っていたオカルトものの記事をドキドキしながら読んでいた記憶があるけれど、ついぞオカルト世界には傾倒しなかった。いろいろな本を手当たり次第に読み続けていけば、次第に自分の中に「これは正しい」「これはあやしい」という価値観のようなものが醸成されていく。

「水からの伝言」の授業を受けた生徒には、心の栄養が騙よってしまわないように、いろいろな本をどんどん読んでもらう、というのはどうだろうか。たとえば中谷宇吉郎先生の(1900〜1962)「雪は天から送られた手紙である」という有名な言葉を記した著作とか。

まずは全国の道徳の先生がたに中谷先生の著作を読んでもらうキャンペーンを始めるのが近道かも。ということで、

「天から送られた手紙」キャンペーン

というのはいかが?

中谷先生の没後50年まであと7年

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Comments

子供たちにリテラシーの教育をするという方法もありますけどね。実際、新聞や TV の広告を題材にリテラシーの訓練を行ったところ効果があったという報告もありすしね。

Spiegelさんどうもです。

そう、子供たちにリテラシーを身に付けさせることができればそれでいいんですよね。ただ、そのためには、訓練を行う人間自身がオープンマインドでなくちゃぁ。ってところが、そもそもの根っこだと思うのですよ。

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