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2005.12.31

2005年の宇宙ニュース

今年は日本の宇宙開発関係者にとって明るいニュースが続いた一年といってもいいでしょうね。NASAの探査機も頑張ったしSTS-114も無事終わったし。野口さんが紅白にでてる...

NASA/JPLが「The Year in Images: JPL 2005」をFlashで提供しているのを見ると、人類は太陽系に進出したなぁとしみじみした気分になる。ミネルバのイトカワ表面からの画像が見たかった...

今年はSTS-114が終了した8月以降、宇宙ニュースをちゃんと追いかけていなかったので偏りがありますが、5thstar管理人的独断と偏見の十大ニュース。

■野口宇宙飛行士、宇宙へ
7月26日、野口宇宙飛行士がディスカバリー号のSTS-114ミッションに搭乗、2週間の宇宙滞在で3回の船外活動。7名が失われたコロンビア号の事故から2年半ぶりにスペースシャトルが宇宙に戻ってきた。しかし打ち上げ時に外部燃料タンクの断熱材の破片が機体をかすめ、NASAは9月に予定していた次のアトランティス号の打ち上げの延期を決めた。

■はやぶさ、タッチダウン
JAXA/ISASの小惑星探査機「はやぶさ」が9月に小惑星イトカワ近傍に到着、11月に数回の降下を行った。11月20日には30分ほどイトカワ表面に着地、月以外の天体から離陸した初めての探査機となった。26日には2回目のタッチダウン。はやぶさはその後、スラスターが不調となり、姿勢制御を失って通信が途絶した状態が続いている。サンプルを地球に帰還させるためには2007年春までに通信を回復し、探査機の状態を復旧させる必要があるが、通信回復の見込みは70%とのこと。大きな岩がごろごろと転がっているイトカワ表面の様子は予想外で小惑星の起源と進化の謎の解明が大きく進展すると期待される。NASAの「Astronomy Picture of the Day」にも選ばれた。小惑星とランデブー、タッチダウンを繰り返す人類初めての試みは世界中の宇宙愛好家からも注目を集め、松浦晋也氏のブログに掲載された準リアルタイムの記者会見の模様ボランティア達による翻訳世界からリンクされた。

■ホイヘンス、土星の衛星タイタンに着陸
NASAの土星探査機カッシーニから分離したESAの小型探査機ホイヘンスが1月14日、土星の衛星タイタンに着陸した。人工の探査機が到達した天体としては月,火星,金星,木星,小惑星エロスについで6番目。メタンの川や湖など、地球と似たような地形の画像を送ってきた。

■ディープインパクトの衝突体がテンペル第1彗星に命中
7月4日、NASAの探査機ディープインパクトの銅製の衝突体がテンペル第1彗星に命中した。

■ひまわり6号打ち上げ成功
ひまわり5号が気象衛星としての運用寿命が尽きて、アメリカの気象衛星に頼る状態が続いていた日本の気象衛星としてひまわり6号が2月26日、H-IIAロケットで無事に打ち上げられた。ひまわり6号は太平洋上の航空機の航空管制を行う運輸多目的衛星としての機能も担っている。

■X線天文衛星「すざく」打ち上げ成功
JAXA/ISASのX線天文衛星「すざく」(ASTRO-EII)が7月10日、M-V型ロケットで打ち上げに成功した。2000年2月に打ち上げに失敗したASTRO-Eの後継機。衛星は順調に飛行し、観測機器も正常に稼働していたが、目玉の観測機器の一つだったXRSを冷却する液体ヘリウムが散逸し、8月8日に観測不能になった。XRS以外の機器は順調。

■神舟6号打ち上げ成功
10月12日、中国は二人乗りの宇宙船、神舟6号の打ち上げに成功した。17日に115時間半の飛行を終え、帰還。

■Cosmos One打ち上げ
惑星協会のソーラーセイル衛星 Cosmos One が6月21日、ロシアの潜水艦から打ち上げられたが、3分後に消息を絶った。打ち上げに使用したVolnaロケットの1段目のターボポンプが不調になり、予定より早く燃焼が終わったのが原因。

■CAMUIロケット、宇宙へ
北海道大学の永田晴紀助教授が中心となって開発しているCAMUIロケットは順調に燃焼試験を続けているが、米国Rocketplane社がRocketplaneの上段にCAMUIロケットを搭載して小型衛星打上げビジネスに参入する計画とのこと。民間主導の宇宙開発の動きが慌ただしくなってきた。

■ディスカバリー号打ち上げ延期
世の中的には大きなニュースではないけれど、5thstar的には重大問題だったのが、7月13日(米東部夏時間)に予定されていたディスカバリー号の打ち上げ延期。外部燃料タンクの残量センサーのトラブルで打ち上げ2時間前に延期が決まった。のぐっちゃんの打ち上げを見ようとフロリダに集結した5thstarメンバーは涙をのんで帰国することに。

スペースシャトルの飛行回数削減が取りざたされて、国際宇宙ステーションが今後どうなっていくのか、予断をまったく許さない状況ですが、振り返ってみれば今年は明るいニュースが多いですね。来年もよろしくお願いします。

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Comments

管理人様

あけましておめでとうございます。

昨年も色々な記事をありがとうございました。
本年もとーっても楽しみにしています。 2006年元旦

(前にご連絡した私のブログは終了し、新しいタイトルのブログになりました。)

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