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2005.11.13

ミネルバ着地せず

12日午後3時8分にJAXA/ISASはミネルバ放出のコマンドを地上からはやぶさに向けて送信したが、16分後にはやぶさがコマンドを受信してミネルバを放出したときには、はやぶさが上昇に転じていて、ミネルバはイトカワに着地しなかった模様。ざんねん!!

松浦晋也のL/D:「はやぶさリンク」:11月12日午後8時からの記者会見

日々之日記には「自律で再上昇する機能があるのに地上コマンドでミネルバを放出する仕組みにしたことやオペレーションとしては失敗という評価でも仕方ないのではないでしょうか。」という厳しい意見もありますが、この辺の判断は難しいところですね。松浦氏の記事には

「高度をモニターしつつ分離することはできなかったのか。本来地上局から分離する仕様になっていたのか。」
「いくつかの方法は用意していたが、一番可能性の高い方法として地上からのコマンド送信を選択した。」
という質疑応答が記録されています。この決断の是非は後日、冷静に分析される必要があるでしょう。

これがアメリカ人だったら自律制御を選択していただろうと私も想像します。最後の大事な瞬間で人間の判断を信じたい、ともし考えたのだとしたら、なんとなく日本人的というかウェットな発想のような。浪花節的だけれども再現性に乏しい。しかしリアクションホイールの故障と、「ラッコ形状」のイトカワが事前の想像以上に複雑な形状だったこともあるから、あまり酷なことはいうまい。

今回のオペレーションから何を学んだのかを、後日、ひと段落してからでいいのでぜひ公開してほしいですね。確実に次のチャンスに活かすことができるなにかを学んだのであれば、「失敗」と考える必要はないでしょう。技術の進歩には欠かせない関門のひとつということで。

うちのサイトにも「muses-c メーカー ホイール」なんて検索が飛んでくるようになった、と思ったら、記者会見でこんなやりとりがあったんですね。

問い エイヴィエーション・ウィーク:残る推進剤は。ホイールの製造元はどこか。
答え 川口:推進剤の残存量は控えさせて貰いたい。今後の運用で大きく変わってくるため。今後、推進剤製造時に考慮されていない想定外の噴射を行う。ホイールのメーカーはあちこちで出ているので、ここであえて言う必要はないだろう。
エイヴィエーション・ウィークが取材に来てたのか! しかし川口先生、その答え方って不親切! 質問は_現在_の残存量であって、今後の運用のことなんて聞かれてないのに。メーカーをかばう理由は? メディアを敵に回したいのかな... 原稿の締め切り時刻に追われている記者の気持ちがわかるような気がする。

[追記 11/13] Unmanned Spaceflight.com -> What's Up with Hayabusa? (fka Muses-c)なんてところからAltavista/Babelfish経由でリンクされちゃってるし。日本人もISASの情報を必死で得ようとしているけれど、海外の人はもっともどかしい思いをしてるようですね。自動翻訳でこのサイトの内容が正しく伝わっているとはあまり思えない。;-)

うげ、フランス語のサイトからもリンクされてる。Webastro.com: Un Nouvel Astéroïde, Itokawaだって! まいどごひいきに!

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