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2005.10.22

スペースシャトルの飛行回数を削減

クレジットカードの請求書を眺めていたら、7月にシャトルの打ち上げを見に行って(延期のおかげで結局見られなかったけど)その時に利用したホテルから、9月に1泊分の代金が引き落とされていた。

「なんだこれは?」と思って、よくよく考えたら思い出した。当初、7月14日の打ち上げ予定に会わせて渡米して、燃料タンクの残量センサーのトラブルで打ち上げ延期が決まった時、自分なりに判断して「NASAは大事を取って打ち上げを9月に延期するだろう」と思って、ホテルを引き払う際にフロントで9月の宿泊予約を取っておいたのだった。

その後、予想に反してNASAは7月26日に打ち上げを強行した。その後の野口宇宙飛行士の活躍ぶりは日本のメディアで伝えられたとおり。

自分もその騒ぎにのっかって、9月のホテルの予約のことなどすっかり頭から飛んでしまっていた。打ち上げを生で見られなかったことに追い討ちをかけられるようなショック。

あらためて残量センサーの設計のまずさに腹が立つ。設計技師、でてこい。

STS-114の打ち上げ時、外部燃料タンクから断熱材の大きな破片が剥離した件に関するその後の調査報告がFloridaTodayに載ってる。ひさびさにみたらwebデザインがリニューアルしてる!

FloridaToday: Report: NASA caved to schedule

調査委員会によると、NASAの打ち上げスケジュールのプレッシャーが、外部燃料タンクを作った会社の現場の作業手順をどんどんとその場しのぎの対策に変化させていった状況が解明されたようだ。

アトランティス号の次の打ち上げが早くても来年5月以降に延期となった今、シャトルが2010年引退までに残された飛行可能なスケジュールはさほど多くない。

読売新聞:シャトル飛行回数さらに削減、NASA長官が検討指示

NASAは先日、2010年までにシャトルを19回飛行させる計画を日本などに提示したばかりだけれど、グリフィン長官はさらに飛行回数の削減を検討させているという。年2回で計8回、という話も浮上しているらしい。STS-114を見に行って、シャトル計画上層部の言動をつぶさに観察してきた実感からいえば、あと8回、というのはかなり現実的な路線だろう。

先の総合科学技術会議で宇宙ステーションのセントリフュージモジュールが「C」査定となったばかり。セントリフュージを担当していた角野(山崎)さんやその他関係者の心中を察するにあまりあるものがあるが、セントリフュージにとどまらず、もはや「きぼう」は打ち上げられない、という心の準備をしておいたほうがよさそうな時期だと思う。客観的には。

古川、星出、山崎の三宇宙飛行士をこれからどのようにサポートしていくか。きびしいかじ取りが必要になりそうな気配。

きぼうの船内実験室の重量が約16トン。宇宙ステーションの軌道への投入ならH-IIAの能力でなんとかなりませんかね? 能力向上型だとどうにかなるのかな? いや、国際協定違反ということで、デルタかタイタンでNASAに打ち上げさせて「原状復帰」による損害賠償とする、とか。

日本が国際宇宙ステーションにどこまで投資し続けるべきかというのはかなり微妙ですが... いっそのこときぼう単独で宇宙ステーションとして運用できるような太陽電池パネルやその他のサービスモジュールも設計しちゃえ...

宇宙業界のお金の感覚があと二ケタくらい下がらないと話にならないですかね...

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