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2005.07.28

アトランティス号の打ち上げを延期か

26日のディスカバリー号の打ち上げ後125秒後に固体燃料ロケットブースターを分離。その数秒後、かなり大きな断熱材の破片がはがれ落ちて行くのがビデオカメラに捉えられた。

その後、外部燃料タンクを切り離した後の映像を野口宇宙飛行士らが撮影し、どの部位が脱落したのかが特定された。映像はここここここここ

脱落したのは、タンクの周辺にある燃料パイプや信号ケーブルのでっぱりで気流が乱れるのを防ぐために整形のために吹き付けられたPALランプと呼ばれる部分。破片は幸い、ディスカバリー号にはぶつからなかったが、NASAははがれ落ちた破片の大きさにショックを受けている。

「外部燃料タンクから断熱材や氷などがはがれ落ちることがないこと」というのがコロンビア号事故調査委員会の勧告であり、今回のミッションのトッププライオリティであるにも関わらず、今回の脱落が起きたことから、NASAは9月に予定されていたアトランティス号の打ち上げ予定をとりあえず白紙に戻す。

Spaceflight Now: STS-114 Shuttle Report | Mission Status Center

日本のメディアが一生懸命とりあげている前輪格納扉付近の4cm角程度の耐熱タイルの損傷についてNASAは現時点ではどちらかといえば楽観的な見方をしている。この部位について修理が必要かそのまま帰還させるかの決断はOBSSの映像データなどをまとめて解析し、今週末に結論を出すとのこと。

燃料パイプと信号ケーブルトレイの気流成形のために断熱材を吹き付けるのをやめて金属板で囲うなどの改善策が議論されている。

コロンビア号の事故が起きるまでは、これらの事象は確認することすらできなかった。100台以上増設されたテレビカメラや外部燃料タンクの詳細な映像、OBSSの診断結果などをもとに今後の対応策を詳細に議論することができるのが、今回のフライトの最大の利点だ。

断熱材剥離の問題はいささかがっかりするが、これだけの調査体制を実際に作り上げてしまうところがNASAのすごい所だと思う。日本では調査にここまでお金をかけないような気が...

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