でじかめ
管理人は高校の頃からのNikon党員。さほどたくさん交換レンズを持っているわけでないが、小さい頃から慣れ親しんだフォーカスリングの感覚などは肌になじむ。ニッコールレンズの実務的な描写が好きだ。父親がライカ党員だったので、よけい意固地になってNikonにこだわっていた部分があるのかもしれない。
一方、長年のMacintosh党員でもあるので、プリンタドライバなどの問題からCanonの社風にはあまり与したくないという先入観があった。
今回、フロリダに行って、プロの報道カメラマンから面白い話を聞いた。
シャトルの打ち上げは危険を伴うので、打ち上げ時、発射台から5km以内には人は近づけない。そこでNASAは報道陣のカメラを預かって、射点に近い場所に設置し、リモートコントロールでカメラマンが写真を撮ることができるサービスをやっているとのこと。NASAのプレス対応にNikon党員がいるのかどうか知らないけれど、このサービスはリモートコントロールの信号の規格からNikonのカメラに対してしかやってくれないらしい。
そういえば万起男ちゃんの著作にも出てくる旧NASDAのT部長は選り抜きのNikon党員でもある。その筋では有名なアマチュア写真家らしい。
さて、時代はIT。スピードが求められる報道カメラマンにとって、一眼レフのデジタル化は世の習い。
そこで、プロから話を聞いたところによると、その人は今回、NASAのリモコンに預けるためのカメラにNikon、自分の手でシャッターを切るためのカメラにCanon EOSを選択したらしい。システムが2重になるので荷物が重くなるのだけど、もはやCanonのCMOSセンサーの画質は圧倒的にいい、という。これはその人だけの意見ではなくて、アメリカの同業者の間でもNikonからCanonへのシフトが一斉に起きつつある、とのこと。
CMOSって食わず嫌いで敬遠してたけど、そうなんか。レンズをそうそう買いかえられない個人としては、Nikonにはここでより一層踏ん張ってもらって挽回して欲しい所だけど、一度、報道のプロが撮ったNikonとCanonの違いをじっくりと確かめてみたい所。
どなたか詳しく比較してみた方がいらっしゃれば、ご教示いただきたく。
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