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2005.07.21

ディスカバリー号の打ち上げ日は26日に再設定

13日の打ち上げ延期の翌日、燃料タンクセンサーのトラブルの詳細を知って、管理人は「個人的憶測だけど、今回のトラブルは燃料タンクの熱収縮によるメカニカルな接触不良だ。ディスカバリー号が組立て棟(VAB)に戻るのはほぼ確実のはず」と予言した

しかしその後、NASAはオービターの側のポイントセンサーボックスを調査したりケーブルの接触を調査したりして、一向に外部燃料タンクを調査したり燃料注入試験を開始する気配がない。

ようやく昨日になって、NASAは外部燃料タンクを常温のままで数日間調べることにした。注入試験も行うことに決めたが、来週火曜日まで行わない、という。

CBS News: 09:45 p.m., 07/18/05, Update: NASA mulls launch options

一方でNASAは次の打ち上げ日を「26日以降」と設定した。宇宙飛行士に休日を与え、26日の打ち上げに向けて再隔離の態勢に入った。

FloridaToday: Shuttle crew takes quarantine break

ケリー、ローレンス、ロビンソン、トーマスの4宇宙飛行士がヒューストンに戻って子供たちと再会。

一方、次のアトランティス号を今日、VABに移動する、と、SpaceflightNowが報じている。つまり、ディスカバリー号のVABへのロールバックはもうない。

NASA上層部は肚を括ったな。センサーの問題をそのままにして、フライトルールを変更してこのまま打ち上げるつもりだ。

CBS News: 08:45 a.m., 07/20/05, Update: SpaceCalc, flight plan updated to reflect 7/26 launch target; possible grounding problem assessed 

NASAからは48時間以内に正式な発表があるでしょう。すでに帰国された報道陣の皆さん、ご苦労様ですが、26日、打ち上げみたいですよ。

26日の打ち上げ時刻は日本時間午後11時38分54秒(米東部夏時間午前10時38分54秒)。

NASAが注入試験を行いたくない理由はよくわからない。穿った見方もしてみたけど、案外、金属疲労の蓄積が心配なのかもしれない。どうなんでしょう>詳しい方?

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Comments

まずは情報の訂正からです。
・VABへは3機のシャトルが(ハリケーン等に備えて)退避できますので、必要なら戻せます。
・フライトルールの変更は簡単ではないです、正当な理由がない限りまず無理です。
今は可能性を検討している段階で、他のオプションもある現状では、それはしたくないはずです。

「NASAが注入をしたくない理由」は、打ち上げ後には(原因も判明して)明らかになると思いますが、危険な作業を何度も行いたくない。既に十分なデータは取得しており、明確な原因究明の切り分けが確実に出来ない限りは、コンフィギュレーションをいじると逆に他のトラブルが発生しかねない。ETの断熱材が劣化してリスクが増すというのが理由のようです。
現在は、報道されているとおり、電気的な問題に焦点は移っています。

内部でも相当激しくディスカッションしており、皆さんの懸念程度は十分に検討されているようですよ。何せ全米の各NASAのセンターで数百人が24時間交替で休日も無しの体制で検討していますから。
ただこのまますんなり行くかどうかは、わかりません。まさにday by dayで進んでいます。

ちなみに、私は誤った情報を訂正するために顔を出しています。それ以上の情報は残念ながら提供できませんのでご了承下さい(NASAの公式発表に期待しましょう)。

コメントありがとうございます。

VABへの3機のシャトルの格納は可能なんですね。でも、アトランティス号をスタッキングしつつディスカバリー号を並行してアンスタッキングするのは無理ですよね?

フライトルールの変更についてはBill Parsonsはこのように述べています。

http://www.spaceflightnow.com/shuttle/sts114/050720newdate/

"We have talked in great detail about a rationale for flying with three of four sensors," he said. "We are not complete with that. But in fact, if we had a failure of the sensor and we could understand the failure and it was a known failure that we expected based on the pin swap, then we might very well be willing to go fly with three of four sensors. There's good flight rationale behind that."

つまり、ルールの変更はしないが、センサーのワイヤリングの問題が理解できれば、今回は例外的に3個で打ち上げたいと思っている、とのことです。

元宇宙飛行士James Voss氏の発言に私も全く同感です。

"even though my personal feeling is it's probably safe, they can find ways to launch and it would still be a safe launch, with an anomaly that's unexplained like this, I don't think it's the right thing to do from a philosophical standpoint."

「私の個人的感覚からいえば、多分、安全なのだろう。彼らは打ち上げにこぎつけることができ、そしてそれは多分安全な打ち上げではあるのだろうが、哲学的な観点から言えば、説明のつかない異常が残っている現段階でそうすることが正しいことだとは私には思えない。」

私は今回の問題に関して全然詳しくも無い者ですが、NASAの会見話を聞いて歯切れの悪い印象を感じました。 クルーの方もご家族も精神的に大変なんだろうなぁ・・・。宇宙へ行って欲しいし、行かせてあげたいけど、ちゃんと帰って来てくれるのが一番です。来週は又眠れぬ夜になりそうです。幸運を祈ってます。

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