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2005.06.24

優生思想

昨年8月、こんな記事を書いた。

5号館のつぶやきで「科学者」の語る優生思想という記事を見かけたのでトラックバック。同じタウンミーティングについて書かれた記事で、管理人が抱いた感想とほぼ同じ。

毛利さんは管理人のことをまだ覚えてくれているようだし、江崎さんとは時々お会いする機会もあるのだけれど、是は是、非は非。機会があったらあの発言の真意を確かめてみたいと思う。

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Comments

ゲノムの解読と機能発現の完全解明は次元が違うので、早期選別など不可能だとは思いますが、毛利さんの発言に私は特に優生思想とか差別意識を読み取れないのですけど。 同じことを教えられてもすぐに理解する子と時間がかかる子がいるのは、誰もが認める事実でしょう。その差を補う教育を行うことを「差別」とレッテルをはって非難するのでしょうか? 画一教育は理解の早い子も遅い子も不幸にすると思います。
 習熟別教育が優生思想(たとえば劣等民族の断種といった主張)にどうつながるのか、お書きになっていることの主旨がわかりません。

失礼ながら、nq さんは何かを読み間違えているとしか思えません。
「同じことを教えられてもすぐに理解する子と時間がかかる子がいるのは、誰もが認める事実」でしょうが、それは遺伝子を調べてわかることではないでしょう。 nq さんも自らはっきりと「早期選別など不可能」と書いているではないですか。  遺伝子を調べればその子の可能性がわかる、などという、明らかに根拠のない間違った考え方を広められることを憂えているのであって、習熟度別学習の是非など誰もここでは問題にしていません。 (「習熟別教育は優生思想につながる」なんてどこの誰が言ってますか?)

では、発言のどこをとらえて、「優生思想」とか「差別」と指摘してるのですか?
 人を告発するのなら、もうちょっと緻密に書くべきだと思います。これを読み間違い、というのなら、読み間違いされる程度の粗雑な書き方だったということです。

「人の能力は生まれつき遺伝子で決まっている」というバカバカしい考えから「優生思想」という言葉を連想するのはそう飛躍しているようには思えませんが。 (しかも「国民の質を高める」などという文脈で「ゲノムによる選別」が語られていれば、そのまんまじゃないですか)
さらに、そういうバカバカしい考えを元に(しかも本人にはどうしようもないことにケチをつけ)人を選別しようとすることを普通は「差別」というのではないですか。
粗雑な書き方か読解力の問題かは私は当事者ではないのでコメントしませんが、江崎/毛利の発言から管理人氏と同様の感想を持った人は少なくありません。
というか、そもそも「教育改革国民会議 江崎座長」が「優生思想」を持っていることは誰も否定しない公然の事実であり、いまさら「告発」もなにもないものかと思いますが。  :-)
毛利氏の「教育改革 タウンミーティング」での発言が江崎の考えと同一線上にあると受け止められても仕方がないでしょう。

くりた氏の主張はわかりました。記事の論理的内容に関係なく、キーワードと予断から生まれた感想で断罪すればよい、と。論理的根拠を求める私とはすれ違った議論ですので、もうお付き合いいたしません。
 「当事者ではない」 と自分で認めている第三者の的外れなコメントではなく、管理人さんが、毛利氏を非難する根拠をもっとはっきりさせてほしい、というのが私の要望です。毛利氏は、遺伝子によって選別せよと主張したのでしょうか? 

「当事者ではない」と書いたのは、「粗雑な書き方か読解力の問題か」についてです。 書いたのも読んだのも私ではありませんから。 
でも nq さんのコメントを見ると、やはり私の文章も相当粗雑だったようですね。 反省します。 毛利氏には私のどの「遺伝子の組み合わせ」のせいで文章力が「伸び」なかったのか、指摘していただければありがたいです。 でも遺伝子が原因じゃ直りそうもないですが。
ついでに、先の記事中の「受験仲間のK」とは私のことです。 もっとも、私は「タレ込」んだつもりはありませんが。 (もっと上品な表現をお願いします>管理人氏)
ですので、私の考えと管理人氏の考えがまったく同じであるわけはありませんが、「読解力」に関して以外の発言は「当事者ではない」という立場でのものではありません。

あ、それからもうひとつ忘れ物が。(すでに絶縁されてしまったようですが)
nq さんには、管理人氏がどこで『習熟別教育は優生思想につながる』なんて主張をしたのか、あるいは『差を補う教育を行うことを「差別」とレッテルをはって非難』したのか、「論理的根拠」を示してもらわないと。
ここでのやり取りはすべてそこから始まっているわけですから。
それともやはりあれは「粗雑な書き方のせい」(つまりは誤解ということ)でしょうか? ここの管理人氏がそのような主張をしているわけではない、ということぐらいははっきりさせておいてもらわないと。

出張している間にコメントがずいぶんにぎわっているので驚きました。^^;

nqさん、くりたさん、興味深い議論をありがとうございます。

それと、くりたさん、情報をいただいたのに品のない表現をしてすみませんでした。元記事は修正しておきました。(かえってもっと品がなくなったかな...)

習熟度別学習について、私は元記事では賛成とも反対とも自分の立場を表明しなかったのに、nqさんが私の記事を読んで「その差を補う教育を行うことを『差別』とレッテルをはって非難するのでしょうか?」と受け止められたことがじつに興味深いですね。

もちろん、私の書き方が至らなくて、nqさんがそのように誤読されたのだと思いますが、このような誤読が発生すること自体がこの問題の根深さを表していると思います。私は遺伝子のことと習熟度別学習のことをリンクしたくなかったから、あえて自分の文章(引用を除く)では触れなかったのに、nqさんのように受け止められてしまうことがあるわけですね。

私が毛利さんの発言を問題だと思っているのは、タウンミーティングで習熟度別学習のことを議論している時に、なぜ毛利さんがあえて「昨年、ヒトゲノム、私たちの体をつくっている遺伝子情報が全て読み取られた。」と、遺伝子の話を持ち出したか、ということです。nqさんもおっしゃるように、本来、全く別のものであったはずのこの二つの話題が、毛利さんの発言によって結びつけられてしまった。しかもご丁寧に「残念ながら」という枕詞までついて。

私は毛利さんが使った「残念ながら」とか「同じチャンスを与えても出てくるものは違ってくる」とか「ついていけない子をどう救うか」という彼のなにげない日本語の選択に、高みから見下ろすかのような「思想」を感じ取ってしまいます。そしてその思想は優生思想に限りなく近いと感じてしまいます。

まぁこんなところでぐだぐた言っててもしかたがないので、いつかご本人にお会いする機会があれば、その真意について直接うかがってみたいと思っていますが。

繰り返しますが、私は習熟度別学習と遺伝子とはなんの関わりもないし関わりを持たせるべきでないと思っています。それが毛利さんの発言によって結びつけられてしまった。

話は変わりますが、「AIDSウィルスは体液の交換によって感染する」というのは科学的事実です。しかしAIDS患者が日本でも発生した頃、「キスでうつる」とか「蚊が媒介する」とか「トイレの便座でうつる」とか、いわれのない差別が横行しました。AIDSウイルスの感染力に関する情報は当時の社会には正しく伝わらなかったわけです。

毛利さんのように社会的地位があって著名な方が遺伝子発言を繰り返されると、習熟度別学習と遺伝子を結びつけて考える人間が増加するようになるのではないか、ということを、私は危惧します。私の単なる思い過ごしであればよいのですが...

蛇足ながら、優生思想とは以下のページの定義によれば、

http://www.arsvi.com/0p/eg.htm
「人間の性質を規定するものとして遺伝的要因があることに着目し、その因果関係を利用したりそこに介入することによって、人間の性質・性能の劣化を防ごうとする、あるいは積極的にその質を改良しようとする学問的立場、社会的・政治的実践。

http://www.mirai-city.org/chuo/hospiyusei.html
劣った遺伝形質を持つ人々の子孫が増えることを阻止し、優れた遺伝形質を持つ人々の子孫を増やしていこうとする差別主義的な考え方。

だそうです。

「日本にも1948年から1996年まで「優生保護法」という法律が施行され、1万6500件もの本人の同意を必要としない不妊手術が行われてきた」のだそうです。わずか9年前までこんな法律があったんですね。

ところで、遺伝子治療と優生学とはどこかで線引きがなされることになると個人的には思っていますが、誰が何を判断するか、判断するべきか、を、ひとたび誤ってしまうと大きな問題になりますね。このページの考察が個人的には興味深かったです。

http://homepage2.nifty.com/etoile/hansen/03eugenics.html

勉強になりました。

遅ればせながら、お礼を言うのも忘れて失礼しました。
ありがとうございました。
色んな言葉を感じ、勉強になりました。

どんな人間でも可能性は秘めてると、皆さん色々な考えであれ、思いを感じました。
ありがとうございます。

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