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2005.04.01

RTF Task Groupが記者会見をドタキャン

先月18日の記事

コロンビア号事故調査委員会(CAIB)の勧告をNASAが遵守しているかどうかを監査する独立調査委員会Return To Flight Task Groupの次回の公開ミーティングが3月31日午前8時30分(米東部時間)に開催される。
と書いた件、直前の30日になって、Task Groupがミーティングと記者会見をドタキャンした。キャンセルの理由は、NASAが進めているいくつかの安全対策レビュー、特にデブリ対策とプログラムデザイン認証レビューが遅れていて、その結果を待ちたいからだと言う。

Return to Flight: RETURN TO FLIGHT TASK GROUP POSTPONES MARCH 31 MEETING AND NEWS CONFERENCE

HoustonChronicleにこのキャンセルの背景が解説されている。

HoustonChronicle: Timing getting tight for May-June shuttle launch

HoustonChronicleによれば、この延期によって5月から6月に予定されているディスカバリー号の打ち上げがかなり厳しくなるだろう、としている。NASAの宇宙飛行計画スポークスマンAllard Beutel氏は「現在のところ(このレビューの遅れは)打ち上げの予定日には影響を及ぼさない」と述べているが、CAIBの勧告の多くが、なかでも外部燃料タンクの断熱材の剥離の減少策、損傷を受けたタイルの修理器具と修理材、ミッションマネージメントチームの手続き、救助ミッションの戦略、などがまだ勧告を満たすレベルではないという。

HoustonChronicleの記事が非常に慎重にスペースシャトルの復帰状況を見守っているのに対し、対照的なのがFloridaTodayの記事。それいけどんどん、という感じ。

FloridaToday: Editorial: NASA's backbone

イースターの週末を返上して、ディスカバリー号をオービタ整備施設(OPF)からスペースシャトル組立棟(VAB)に移動させる作業をやり終えたケネディ宇宙センターの職員達を「よくやった、君たちはNASAの屋台骨だ!」と讚える社説。

FloridaToday: Discovery rolls closer to launch

その後、クレーンによって、移動式発射台の上に垂直に据え付けられ、外部燃料タンク、固体ロケットブースターに接続された。その後、6日間を費やして、機械的接続や電気的接続の具合を検査する。

今後の予定:
4月4日 ディスカバリー号が発射台39Bへ移動
4月14日 打ち上げ部隊が新設計の外部燃料タンクに燃料を注入し、性能検査を行う
4月下旬 マネージャーがケネディ宇宙センターに集まって、フライトの準備状況を評価する
5月上旬 シャトル乗組員がケネディ宇宙センターに到着
5月15日 打ち上げの第一候補

WiredNews日本語版にも野口宇宙飛行士のミッションが書かれている。

WiredNews: 宇宙への招待(6):日本の宇宙開発はどこへ向かう?(下)

行き着く先は、このシリーズ(4)の米国の場合と同じ、「民間開発」と「国民の考え」ということになる。宇宙開発において米国や日本の政府としての関与はどうあるべきなのか。はたして日本独自の有人計画には巨額の税金を注ぎ込むだけの価値があるのか。最終的には、これは国民が答えを出さなければならない問題なのだ。

とのことで。同感。

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