« March 2005 | Main | May 2005 »

2005.04.29

ディスカバリー号の打ち上げが7月に延期

記者さんの一人から携帯メールで連絡。ディスカバリー号の打ち上げが7月に延期になったという。正式発表は米国時間の今日の見込み。

FloridaToday: Ice concerns delay launch until July
CBS News: 02:30 p.m., 04/28/05, Update: NASA mulls launch delay to July
HoustonChronicle: NASA pushes back launch of shuttle Discovery to July 12
毎日新聞:ディスカバリー:打ち上げ7月に延期 NASA
共同通信:野口さん飛行、7月に延期 米スペースシャトル
時事通信:シャトル打ち上げ再開、7月に延期か

外部燃料タンクの表面に着いた氷が打ち上げの時にはがれ落ちてオービターを直撃するリスクについて、詳しく分析するための時間が必要とシャトルマネージャーが判断したのがその理由。本日開催されるジョンソン宇宙センターとNASAのワシントン本部との間でのテレビ会議で正式決定となる見通し。

新しい打ち上げ目標日は7月14日(13日とする報道もある)。

関係者の一人はFloridaTodayの記者のインタビューに「我々はまだ打ち上げができる状況にないと考えている。がっかりしたかって? イエス、だ。(打ち上げの延期は)正しいことかって? イエスだ。」と答えている。

[追記] 米東部夏時間29日10:30からNASAは記者会見を行い、グリフィン長官が打ち上げの延期を正式に表明した。この模様はNASA TVでも放映された。

FloridaToday: NASA makes shuttle launch delay official
HoustonChronicle: NASA confirms shuttle won't fly again until July

次の打ち上げ日が7月13日以降とする報道と12日以降とする報道があって、混乱している。

[追記 4/30] 新しいLaunch Windowは7月13日から31日まで。

NASA HSF: STS-114

発射台39Bに移動していたディスカバリー号を一旦、組立て棟(VAB)に戻して、外部燃料タンクの着氷対策のためにヒーターなどを増設する。他にも液体水素燃料の残量センサーの不調などを修正する。

そういえば昨日はもう一人の記者の方からも電話で延期の連絡をいただきました。お心遣い感謝します。

[追記 4/30 (2)]

読売新聞が入手した内部資料に「機体左側後部の油圧系統の継ぎ手部分から漏れた油が、エンジン燃焼の熱などで発火し、機体後部の約100個の耐熱部品を損傷する恐れがある」との記述があるとのこと。

読売新聞:打ち上げ延期のシャトル、油漏れで引火の危険も

詳細は不明だけれど気になるニュースではある。

[追記 5/1]

コメント欄で読売の記事の元になったと思われるPDFファイルを教えてもらった。

それによると、作業中にこぼれた可燃性の油が風で飛んで、ディスカバリー号の耐熱タイルなどに付着したので、その潜在的リスクについて検討する、ということらしい。

2005.04.28

Deep Impactが目標の彗星を補足

NASAの彗星探査機「ディープ・インパクト」が、目標となるテンペル第一彗星を補足、追跡を開始した。

NASA: Deep Impact Spots Quarry
NASA: NASA'S DEEP IMPACT SPACECRAFT SPOTS ITS QUARRY, STALKING BEGINS


Credit: NASA

重さ約370キログラムの銅製の衝突体を7月4日に彗星にぶつけ、でき上がるクレーターや飛び散る破片を観測することで、彗星の内部組成を調べる。衝突体が彗星にぶつかる速度は秒速約3万7000km。直径90mほどのクレーターができると推定されていて、このクレーターの直径を予想するコンテストが開催されている。

2005.04.27

モブログ投稿の画像サイズ

メモ。

4月に入ってからココログがいろいろと仕様変更になった。画像以外のファイルもまた以前のようにアップロード可能になった(一時期、手を出せなくなっていた)ので、自作スタイルシートの変更もまたできるようになった。

それはいいのだけど、携帯で撮った写真をモブログ投稿すると、
本文の横幅一杯に拡大表示されるという問題が発生するようになった。

これはモブログ投稿の際、<img ...>タグにTypePadが勝手に

<img class="image-full" src="http://...../xxxx.jpg" />

という属性をつけてくれるようになったため。styles.cssを見ると、「image-full」というのは

.image-full {
        width: 370px;
    }

と、固定幅で定義されている。これを自作スタイルシートで

.image-full {
        width: auto;
    }

と定義し直すことで解決。

しかしなんでこんな乱暴な仕様にしたのだ>@nifty ?

野口さんFlorida Todayに載る

野口宇宙飛行士がFlorida Todayに大きく取り上げられている。すごい、コリンズ船長に次ぐ、破格の待遇だ。

FloridaToday: Japan's space ambitions ride with Noguchi

この前のヒューストンでの記者会見、日本からは70人も詰めかけたのか。すご。

それだけいれば確かに中にはJAXAにいろんな要求をする人も...モゴモゴ。

ハロウィーンパーティにダラスカウボーイズのチアリーダーの衣装を着て、奥さんが選手の仮装で出席した、という話を聞いて、爆笑してしまった。いかにものぐっちゃんらしい。想像するだけでぷぷぷと笑ってしまう。

しかしのぐっちゃんはルーキー宇宙飛行士にも関わらず、押しも押されもせぬMS1(エム・エス・ワン)だ。9年間のアメリカ滞在で、すっかりNASAの信頼される一員となった。

JAXAの部長さんとしては嬉しくも哀しくて、気が気じゃない、かな...?

毎日新聞:スペースシャトル:ガンバレ!野口飛行士 茅ケ崎のバス車内に応援ポスター/神奈川

これ、昨日の記者の人に写真を見せてもらいました。

烏帽子岩をライトアップする替わりに茅ケ崎市内の小中高校生徒を総動員して、校庭から手鏡で太陽の光を反射すれば、スペースシャトルから見えるはず、と、ある人に入れ知恵したのだけど、その後、なんも話が来ないところをみると、無視されたのかな。

東京新聞:宇宙ステーション設置予定の実験棟 『きぼう』届くか

松浦晋也さん曰く:「再開フライトの成功で万歳という雰囲気になるのが心配」

ポイントは、フライト成功後の日本の宇宙開発の予算。狭いパイを奪い合って国内だけで争うのはむなしいと思うのだけれど...

yosukeの日記経由。

The Space Review: Two scenarios and two concerns for personal spaceflight

バート・ルタン氏が米下院の科学委員会に出席して、民間宇宙飛行の規制緩和を訴えた話。「(フランチャイズチェーンとして)Wendy'sを例に出すのが不適切ならMcDonald'sにしよう」ってくだりは確かに笑っちゃう。

松浦氏もそろそろバート・ルタン氏の動向を追いかけてもいいんじゃないかと思う、個人的には。

2005.04.26

さらに記者と会う

さらに某紙の記者と面会した。これで7人目。やっと一段落、かな。

考えてみれば、野口さんはこういう会見をそれこそしょっちゅうこなしてきているわけで、宇宙飛行士というのは偉大だなぁ、と思う。

だいたい皆さん、GW明けくらいから集中して記事を書き始めるようで、今から楽しみ。盛り上がっていきましょう!

shuzai5

今日の記者さんは最近まで関西勤務で、例の脱線事故の現場をちょうどあの時間帯に通勤で通っていたらしい。

またまた記者と会う

さらに別の記者の方と面会した。これで6人目。回を重ねるたびに、話が柔らかくなる方向というか、ちょっと喋りすぎの傾向に... 選抜受験生のイメージが...

各社それぞれ、取材のポイントが微妙にというかかなり異なるので、これが全部記事になったら、同じ人間から取材したとは思えないものになるかも。

shuzai4

本題に入る前に、取材そっちのけで、ヒューストンでのこの前の記者会見の話とか茅ケ崎での話とか、逆取材してしまった。

新聞業界のウラのいろんな話も聞いた。う〜む。

2005.04.25

JAXAiのマウス

JAXAiのマウス

JAXAiのマウスのゴムボールの動きが渋い。光学式マウスに換えたほうがいいと思うぞなもし...

コリンズ船長のコードネームは「Mom」

STS-114のコマンダー、アイリーン・コリンズ船長の半生記がFloridaTodayに載っている。

FloridaToday: Eileen Collins is in control

米空軍で二人目の女性テストパイロット、NASAの初めてのスペースシャトルパイロット、かつ、初めての女性コマンダー。そして2児の母。

米空軍のパイロット時代のコードネームは「Mom」だったという。

テストパイロットスクールに入隊する時の視力検査でわずかに落第して、検査官から「ニンジンを食べろ」とアドバイスされ、二週間、ニンジンを食べ続けて「爪が赤くなった」という。再検査で見事合格。飛行中は眼鏡をかけるという。

初の女性シャトルパイロットになった1995年、女児誕生。初の女性コマンダーになった1999年からほどなくして、男児誕生。

キャリアと才能と家庭を見事に両立させる手際に舌を巻く。

誰とは言わんが、JAXAの上層部に声を大にしていいたい。日本の女性宇宙飛行士も安心して子供を何人も産んで育てることが出来る雰囲気づくりが急務だ!

2005.04.23

日本食が宇宙食に

国際宇宙ステーションの宇宙食の標準メニューに日本食を加えることを多数者間医療パネルが決めたとのこと。

毎日新聞:国際宇宙ステーション:日本食が通常メニューへ

毎日新聞によると、現在開発中の日本食メニューは以下の通り。

【主食】おにぎり、白米、赤飯、山菜ごはん、白がゆ、紅ざけがゆ、玄米がゆ、しょうゆラーメン、カレーラーメン、シーフードラーメン
【副菜】完熟トマトと魚介のリゾットソース、五目ごはんソース、ビーフカレー、ポークカレー、チキンカレー、いわしトマト煮、さばのみそ煮、さんまかば焼き
【汁物】卵スープ、わかめスープ、すまし汁
【デザート】ソフトクッキー(ブルーベリー、ごま)、黒あめ、ミントキャンデー、練りようかん、クリようかん
【飲料】緑茶、ウーロン茶
【機能性飲料】野菜ゼリー(ニンジン、リコピン強化)、アミノ酸ゼリー
【調味料】トマトケチャップ、野菜ソース、マヨネーズ

ウーロン茶とかケチャップとかマヨネーズって日本食か? そりゃ日本のは海外ものとは味が違うけどさ...

テレビ関係者と会う

某テレビ局関係者と会合。これで5人目。なんだか野口宇宙飛行士の私設報道官みたくなってきた。共同記者会見でも開いていれば一度で済んだのに... なぜ宇宙飛行士を目指したのかとか選抜試験の詳細な説明とか回転椅子をどうやって乗り切ったのかなどの話をした。

いくつか具体的な話は他の受験仲間に対応を振ってしまった。ご迷惑をおかけします。

フライト準備状況レビューは5月10・11日

ディスカバリー号打ち上げ目標日が5月22日に変更になったことに伴い、フライト準備状況レビューの開催も延期になった。現在の予定では5月10日と11日に開催。

HoustonChronicle.com : NASA resets launch date of Discovery to May 22.

2005.04.21

有希子さんと会う

理系白書」で有名な毎日新聞の元村有希子記者とお会いした。野口宇宙飛行士の受験時代の取材のはずが、たまたま近くにいた受験仲間を一緒につれて行ったおかげで、男3人で有希子さんを取り囲む、ほとんど合コン状態。他の受験生の数々のエピソードから毒無しフグの話からコラーゲンの話からネット時代に新聞が生き残るためのビジネスモデルの話から下ネタまで入り乱れて、話題は縦横無尽。果たしてちゃんとした取材になったんだろうか。心配。

今回作ったTシャツや、9年前の合格直後に書いてもらったのぐっちゃんのサイン入り色紙などを見せた。

有希子さんが編集局長に呼び出されて、一面トップ記事を準備した時の話も聞いた。とても面白い。

フロリダでまたお会いしましょう!

ディスカバリー号の打ち上げは5月22日

NASAは日本時間の今朝、「ディスカバリー号の打ち上げは5月22日以降」と発表した。5月22日の打ち上げ時刻は13時03分49秒(米東部夏時間)。

FloridaToday: Discovery launch delayed until May 22
SpaceflightNow.com: WEDNESDAY, APRIL 20, 2005 1956 GMT (3:56 p.m. EDT)

この1週間の延期により、安全対策のレビューや打ち上げ前の最終解析作業に余裕ができるため。

NASAの事前情報
は正確だった。フライト変更しなきゃ。

打ち上げ日の発表は21日朝?

NASAのプレス向け情報に日本時間21日午前4時30分(米東部夏時間20日午後3時30分)からディスカバリー号打ち上げの準備状況などについて検討する公開会議を開く、との告知が。

NASA: NASA Discusses Return to Flight Status Today

この模様は http://www.nasa.gov/newsaudio から音声のみで聞くことが出来る。

2005.04.19

プレスキット日本版が公開

JAXAがSTS-114のプレスキット日本版を公開した。PDFで214ページ、16.7MBある。

JAXA/STS-114: プレスキット

図とか写真がふんだんに使われていて、とてもわかりやすい。略語集なんかも充実していて、これからSTS-114の記事を翻訳をしようというときにはとても役に立つ。関係者の皆さま、お疲れさまでした。

ちなみにNASAが出した英語版の情報はこちら

*****

NASAの新長官、グリフィン氏がディスカバリーの打ち上げの最終判断を決めるのは独立調査委員会ではなく「シャトル計画のマネージャーである」と語った。

毎日新聞:NASA:シャトル打ち上げ再開は独自判断で 新長官会見
FloridaToday: Discovery might fly without board OK
SpaceflightNow.com: Griffin talks shuttle launch decision in first news briefing

コロンビア号事故調査委員会の勧告を全て満たしていなくても、シャトル計画の担当者の判断にゆだねる、という判断。

前長官のオキーフ氏が設定した長期計画、2010年に現在のシャトルを引退させて、2015年に次期有人宇宙船を打ち上げる、という5年間の空白についてグリフィン長官は「議会や政府が認めないだろう」と発言、次期有人宇宙船の運行を当初の予定より早める予定であると述べている。

SpaceflightNowの記事には

NASA hopes to launch Discovery sometime during a window that opens May 15 and closes June 3. It is widely believed NASA will announce a new target launch date later this week, after the design certification review. May 22 is one possible target, sources say, but no final decisions have been made.
という記述がある。打ち上げが5月15日でなく22日の可能性があることに言及した報道記事はこれが初めて? ただこの記事の意味は「公式にはまだ決まっていない」だけど。

長官はワシントンでの会見後すぐにフロリダのケネディ宇宙センターに飛び、火曜日に開かれるシャトルの改修検証委員会に出席。

この委員会終了後、打ち上げ日程の正式発表があるのだろうか。注目。

2005.04.17

また記者と会う

今度は別の記者の方とお会いした。野口宇宙飛行士の選抜時の話から始まって、毛利さんの話から古川・星出・山崎三兄妹の話にまで及ぶ。Tシャツも見せた。なんだかんだと延々2時間半。最後は漫談というか床屋政談みたくなってしまった。おつきあいいただき、感謝、です。

shuzai2

プレスキットの日本語訳日本版が今週前半に出る、という情報をキャッチ。JAXAのwebサイトに注目!

2005.04.16

燃料タンク試験は成功

ディスカバリー号の外部燃料タンクに液体水素と液体酸素を満たして断熱材の改良がどのように効果があるかを見る試験が14日おこなわれ、成功裏に終わったとのこと。

FloridaToday: Revamped tank gets thumbs up.

これによって打ち上げまでの準備作業の大きなヤマを越えた。残りの作業は比較的単純なものばかりと言う。5月15日の打ち上げまでに作業のない予備日が3日ぶん復活している! 「打ち上げが5月22日に延期になるかもしれない」というNASAからの情報はなんだったんだ? 非公式情報だったけどさ。飛行機のフライト変えなくてよかった!

残るはReturn To Flight Task Groupがどのような答申を出すか。

ところでCBS NewsのサイトにSTS-114の打ち上げ可能時刻(Launch Window)の情報が掲載されている。

Space Shuttle News

Hiroshi Wadaさんの「子ども宇宙科学館」のサイトの中のディスカバリー号の打ち上げ前の準備状況を写真入りで解説している特集ページ。

特集:スペースシャトルディスカバリ
STS114_5
STS114ビデオ

映像が豊富で新鮮!

2005.04.14

ディスカバリー号の外部燃料タンク注入試験

米東部時間の14日午前5時30分(日本時間午後6時30分)からディスカバリー号の外部燃料タンクに燃料を注入する試験が行われる。

NASA: NASA Performs Space Shuttle Tanking Test for Return to Flight
FloridaToday: Crucial tank tests today

極低温の液体水素と液体酸素をタンクに注入し、外壁に打ち上げ時にオービターを直撃しそうな大きな氷がついたりしないことを確認するのが検査の目的。

すでに予定より遅れ気味の打ち上げ準備。この燃料注入試験が無事に終わるかどうかが今後のスケジュールを大きく左右する。

この模様は現在NASA TVで放映中。

もう一つのスケジュール不確定要因はReturn To Flight Task Groupによる安全審査レビューの成り行き。これも今週中になんらかの動きがあるはず。審査結果次第では打ち上げが7月以降に延期される可能性すらある。

***

一方、国際宇宙ステーションの第11次遠征隊が日本時間15日午前9時46分、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられる。

この模様はNASA TVで生中継の予定。

光と闇のウェーブが地球を一周?

世界物理年 日本委員会:光のリレー:参加のお願い

アインシュタインの命日(時差により4月18日から19日にかけて)に、プリンストンを起点として、光を世界一周させる計画が立てられました。このプロジェクトは、物理学を専攻する人たちの純粋な気持ちから始まったもので、皆で科学の楽しみを共有し、現代物理学を発展させ平和運動にも寄与したアインシュタインを想い起こすことを目的としています。
だそうで。へぇ。おしゃれ。

もし十分な数の街の明かりがこの企画に参加したら、この光と闇の波は宇宙ステーションから見えるんじゃないだろうか。だれかリロイ・チャオに連絡しよう!>NASA

2005.04.13

Tシャツを託す

5thstarのメンバーTシャツを野口さんと星出クンに送ってもらうべく、JAXAの某関係者とお会いした。管理人が打ち上げを見に行く予定であることもばればれ。考えてみりゃそりゃそうだ。なんたって主催者側、だもんね。現地でもお世話になると思うけど、よろしくです。

050412_174253

このTシャツを見て、宇宙へ行くことを夢見ていた頃の気持ちを思いだしてくれたらいいな。

その後、近くに住んでいる受験仲間にTシャツを手渡すべく、リユニオン。

TshirtsReunion

050412_183138

いろんな分野に多士済々なメンバーが散らばっていることを改めて実感。社会の中でいろいろな濃密なネットワークを構成しつつある。メンバーTシャツを作ったことで永らく沈黙を守っていたメンバーの音信も久しぶりに取れた。議論は野口宇宙飛行士が夢を実現して無事帰還した後の5thstarの活動にも及ぶ。フライトが終了したら、メンバーの活動もおそらく沈静化していくのだろう。そうやっていったんは潜航して、ひとたび何かがあると、また結集する。攻殻機動隊か、おまいらは... (笑

2005.04.11

50周年講演会 part 2

今日(もう昨日だけど)、Yuri's night Japanの特別企画「日本の宇宙開発50周年講演会」に参加してきた。

14:30-14:35 主催者あいさつ…田中和生 実行委員長
YN1
14:35-14:40 司会あいさつ…矢野創 JAXA宇宙科学研究本部・助手
YN2
14:40-15:00 ビデオ上映「ペンシルからM−Vへ〜ロケット開発のあゆみ〜」
15:00-15:30 「・・・、そして次の50年は?」(秋葉鐐二郎氏)
YN3
15:30-15:40 質疑応答
15:40-16:00 「日本宇宙開発にあった分かれ道」(松浦晋也氏)
YN4
YN5
16:00-16:10 質疑応答
16:10-16:35 パネルディスカッション 「(仮題)次の半世紀に向かって」
パネリスト
秋葉鐐二郎 元宇宙科学研究所所長
松浦晋也 ノンフィクションライター
的川泰宣 JAXA執行役・宇宙科学研究本部教授
モデレータ:矢野創 JAXA宇宙科学研究本部・助手
YN6
16:35-16:40 閉会あいさつ、今後の記念行事の紹介
…田中和生 Yuri’s Night Japan05実行委員長

YN7
終了後、取材攻勢に遭うkazuさん

kazuさんへの取材攻勢でわかったけど、結構いろんな新聞社の記者が来てたんだ...

講演そのものも面白かったけど、そのあとの打ち上げ会がとっても面白かった。akiakiさん松浦さんkazuさんmanpukuyaさん村木さん、と日本の名だたる宇宙開発ブログのメンバーと会うことができた。川島レイさんとニアミスだったのは残念なり。あとはこれにもしblack_knightさんがいたら、宇宙開発ブログの過半数超えてたんじゃないのか?

YN8
打ち上げ会。中央、背中を向けているのはakiakiさん

学部2年生の学生のみずみずしいパワーをおすそわけしてもらって、元気になった。いい感じ。主催された学生の皆さん、お疲れさまでした。

記者と会う

今日(もう昨日だけど)、某紙の記者と面会した。

5thstarの立ち上げの頃の話やコロンビア号の事故の頃の話、のぐっちゃん主催のコンテスト、とか、いろいろ話した。

shuzai

ところで関係ないけど某大学の地下の生協のトイレの落書きには2ちゃんねる用語がたくさんちりばめられている...

なんというか、「ああ、君たちなのね」って、思った。あすきーあーとを手書きで再現する根性に敬服。

桜がきれい。

sakura

2005.04.10

日本の宇宙開発50周年講演会

日本の宇宙開発50周年講演会

講演会会場から。とりあえず第一報。

初心...

あるきっかけで、5thstarの始まりの頃の記憶を呼び戻すために、昔のメールを読んでみた。9年前、まだ宇宙飛行士に選ばれる前の、ちょっとお茶目なのぐっちゃんの姿がそこに。

合格発表の瞬間とか、仲間からの祝福のメールとか、当時の興奮が蘇る。のぐっちゃんはあの頃からムードメーカーだったんだね。うまく編集すれば「電車男」とまではいかないけれど、それなりに感動的な本になりそう。

緊張して毛利さんに「ワカタサン」と呼びかけてしまった頃の初々しいのぐっちゃんが懐かしい。

君と、君を支える仲間たちの夢があと少しで実現するのだ。がんばってくれたまえ。

2005.04.09

ディスカバリー号の打ち上げが延期

まだ非公式情報だけど、ディスカバリー号の打ち上げが延期になるようだ。5月22日午後12時57分(米東部夏時間)になる公算が強い。でも5月18日という噂もある。

4月14日に12時間にわたって行われる打ち上げ前の手順点検「ドレス・リハーサル」の結果を待って、4月18日に打ち上げ日程変更の正式発表があるらしい。

2005.04.08

kazuさん宇宙へ行く?!

このブログにもよくコメントをくれるkazuさんがSpace Adventures社が企画する宇宙弾道飛行に参加できることになったという!

覚え書き@kazuhi.to: 宇宙に行けることになりました.

記事の日付は4月1日だけど、エイプリルフールではないらしい...

kazuさんの勤務先っていったい...?!

詳しい経緯を聞いて見たいものです。いやしかしkazuさんらしいというか(まだお会いしたことはありませんが)、とにかくおめでとうございます。

こうやって宇宙旅行が身近なものになっていくのかな...

[追記] 参考コラム: DSPACE: 宇宙旅行、日本での実現は?

2005.04.07

Tシャツが完成!

5thstarのメンバーユニフォームとも言うべきTシャツが完成!

Tshirts1s

Tshirts2s

このTシャツを野口宇宙飛行士にも寄贈の予定。星出くんもれっきとした5thstarのメンバーだから、一着ご購入、なのだ。

ディスカバリー号の雄姿が発射台に

ディスカバリー号が発射台にその雄姿を現わした。コロンビア号の事故でスペースシャトルの飛行が中止されて以来、2年3ヶ月ぶり。

Discovery
Credit: NASA/KSC

Discovery
Credit: NASA/KSC

FloridaToday: 'A great sight to see'
HoustonChronicle: NASA says crack in foam won't delay shuttle launch
HoustonChronicle: Shuttle chauffeured to launchpad
NASA: HSF - STS114 - Discovery Rolls Out to the Launch Pad
NASA - Return to Flight - Discovery Rolls to Launch Pad
SpaceRef.com: Space Station Crew Photographs NASA Shuttle Discovery's Rollout to Launch Complex 39B - From Orbit
JAXA ホットトピックス - 4月8日朝、野口宇宙飛行士の記者会見 NASA TVでもライブ中継

途中、運搬車が坂を下る時に水平を保てないというトラブルや、外部燃料タンクの断熱材に髪の毛の幅の小さなひび割れが見つかり、製造元に影響を問い合わせる、などで作業が2時間ほど遅れたが、米東部夏時間6日12時30分、発射台39Bに無事に到着した。

打ち上げ目標日の5月15日まで、もう作業日程に予備日は残っていない。これから先の不測の作業延期は打ち上げ日の延期に直結する。しかしLaunch Planning Windowが閉じる6月3日までには十分打ち上げが可能、という。

この移動の様子は国際宇宙ステーションに搭乗の宇宙飛行士によっても撮影された。

いよいよ、ですねぇ。

*****

その他、気になった記事など。

理系白書ブログ:女性船長
毎日新聞:ディスカバリー:先輩の土井飛行士が、野口さんにエール
共同通信:装置開発にも積極参加 自信のぞかせる野口さん
JAXA: スペースシャトル飛行再開に向けて
中国情報局新聞:「神舟5号」実は豪州で回収想定していた
NASA: Web Sponsorship Opportunity for Upcoming Space Shuttle Missions

宇宙関連TV番組情報 2005.4

3月は掲載しそびれましたが、受験仲間のMさんからの4月のテレビ情報です。今月は少しですね。

*****

今月は少しですが、いつものテレビ情報です。

4/ 9 19:00〜19:45 NHK教育 サイエンスZERO 惑星発見・第2の地球を探せ
4/12 24:00〜24:45 NHK教育 サイエンスZERO 惑星発見・第2の地球を探せ(再)
http://www.nhk.or.jp/zero/

4/15 22:00〜24:35 NHK BSハイビジョン コンタクト Contact

次はIMAX作品の日本語版DVD情報です。

DREAM IS ALIVE
http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=2427

BLUE PLANET
http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=2428

どちらも2100円です。

2005.04.06

5月15日に打ち上げの可能性は50%

FloridaTodayなどによれば、NASAのスペースシャトルプログラムマネージャーのBill Parsonsは、ディスカバリー号を予定通り5月15日に打ち上げられる確率は50%という。

FloridaToday: May 15 liftoff iffy
HoustonChronicle: Risks remain as launch nears

VABから発射台への移動が一日遅れたことで、作業の予備日を使い果たした。これから先、なにか作業が遅れる事態になれば、打ち上げ日の延期に直結する。

残り6週間でこれからの作業に遅れがまったく生じない可能性はかなり低いだろう。ということで、次はいつ、打ち上げ日の延期をNASAが正式発表するかが問題。

***

その他、気になった記事など。

理系白書ブログ:NASAの広報姿勢
毎日新聞:JAXA:日米間の極超音速航空機など長期ビジョン報告
東京新聞:20年後に独自有人宇宙活動 - 宇宙機構が新ビジョン
JAXA: JAXA長期ビジョンについて
asahi.com: 野口さん搭乗シャトル、112台のカメラで「監視」
共同通信:野口さんらの飛行計画公表 NASA、安全を強調

2005.04.05

STS-114のプレスキットが公開

野口宇宙飛行士経由:

STS-114のプレスキットが公開された。全部で139ページにわたる大作。

ShuttlePressKit.com: The Space Shuttle's Return to Flight: Mission STS-114 Press Kit (PDF 10MB)

のぐっちゃん曰く:

ようやく出ました!本家本元、なかなかの出来です。

たしかになかなか充実している。日本語訳はいつかな〜>誰とはなく。

というか、日本のメディアが果たしてここまで充実した情報を欲しがるかというと、どっちかというと野口宇宙飛行士の人間性とか、持っていく宇宙食とか、のほうにフォーカスされるんだろうなぁ。肝心の任務の紹介にももっと焦点をあてて欲しいと思うぞよ。

ディスカバリー号の移動がさらに1日遅れる

2日に書いた記事では、ディスカバリー号の発射台への移動は「4月5日午前12時(米東部夏時間)に開始の予定」と書いたけれど、FloridaTodayの今日の記事によると、さらに一日遅れる見込み。

FloridaToday: Discovery rollout delayed by 1 day

スペースシャトル組立棟(VAB)の内部の高湿度が作業を遅らせた原因だという。

The launch planning window for Discovery extends from May 15 to June 3. Shuttle managers have said the schedule is tight to launch at the opening of the window but have expressed confidence they would fly by June 3. The next window opens in July.
シャ、シャトルマネージャーがこのように述べたってことは、事実上、5月15日打ち上げ、の線は消えたな。まぁ、野口宇宙飛行士のためにも、あせらず、着実に準備を進めて欲しいところではあるが。

野田司令のブログ

昨日、JAXAの歌島昌由氏のブログを紹介したばかりだけど、今度はこれ。

松浦晋也のL/D経由。

あの野田司令も実名ブログを始めたという。というわけで、トラックバックを送らせていただきます。

実名ブログではあるけれど、ご自身のプロフィールでは所属を明らかにされておられないので、分類分けがビミョー。「宇宙開発関係者の実名ブログ」というところか。でも中身は日常のちょっとした面白いネタを取り上げているから、「宇宙開発関係者」という眼で見るのもビミョー。

マツドサイエンティストならではの軽妙なネタに期待してます。

2005.04.04

JAXAがブログ!? part 3

野尻ボード経由:

JAXAの筑波宇宙センターに勤務している歌島昌由さんという方が、ブログを公開していることを野尻ボードで自らカミングアウトされた。

歌島昌由の近況

昨年の12月12日にオープンされたみたいだ。

管理人の知る限り、JAXAの実名ブログは人事部採用担当の湊(みなと)さんと、広報担当??のいはもとさんについで3人目。この中で開設の日時からいえばいわもとさんが最古参か。

JAXA関係者の匿名ブログとか、元NASDA関係者の実名ブログなら、ほにゃらら知っているけれど、現役バリバリの方の実名ブログとは、先進的。JAXAもついに時代の波に勝てず...か?

歌島氏はご自身のブログの中で

私などは竹内氏の足元にも及ばないが、NASDA, JAXA勤務中に行なった、或いはこれから行なう作業の中で、他の人達にも関心を持って頂けそうな秘密でないものを、ブログとして少しずつ残して行こうと考える様になった。つまり、職業人生の1つの記録である。
と記されている。これもまた情報公開の一つのあり方、ですね。今後のご活躍に期待してます。

[追記4/5] そういえばこの方もJAXA筑波宇宙センターにこの春から就職されたんですよね。おめでとうございます! これでJAXAの実名ブログが4人。

2005.04.03

Yuri's night Japan特別イベント

まんぷく日記に「Yuri's night Japan特別イベント〜日本の宇宙開発50周年記念講演」の案内が。

4月10日(日)14:00〜16:30、東大本郷キャンパスで各種講演が予定されているという。

企画そのものは面白そう。だけど「Yuri's night」って名付けるんなら、4月12日だよ... ちょっとまぎらわしい...

その4月12日(火)にはロフトプラスワンで「ロケット祭り」が開催されるという。これはでもYuri's nightじゃなくて、ペンシルロケット50周年の記念、なのかな。

よく見たら、yurisnight.jpなんてサイトが立ち上がっている。素晴らしい!

akiakiさんが手がける秋田会場のイベントもちゃんと載ってる。

日本の宇宙開発の人たちって、とかく自分のことだけで、バラバラになりがち、って思っていたけど、今年はまとまって盛り上がりそうですね。期待。

「STS-114について」訳語改訂

ある人からご指摘をいただいたので、本家サイトの「STS-114について」の訳語を改訂しました。皆さんのご協力のもとに少しづつ完成度を高めていきたいと思っています。ご指摘ありがとうございました。

JAXA - スペースシャトル打上げの見学場所

JAXAのFAQで「スペースシャトル打上げの見学場所」が更新されているのに気がついた。3月24日更新、とのこと。

ということで、本家サイトの「STS-114について」からもリンク。

2005.04.02

SpaceDaily.com

管理人はi-knowあんてなを使っていろいろと宇宙関係のサイトから情報収集しているが、どうもSpaceDaily.comというサイトが好きになれない。

まずは記事の選び方。編集者がパラノイア的というか、なんというか。あとは独自に書き下ろした記事のクォリティ。一次情報が少なく、個人のブログレベルという気がする。

でも、いちばんあれなのは、Pop-under広告やJavaScriptやCookieの使い方。このサイトにアクセスするとFirefoxのCPU利用率が80%くらに跳ね上がって、下手すると、Firefoxが固まってしまう。いったい裏でなにをやってんだか。

ページのソースを見ると

<!-- BEGIN: AdSolution-Tag 4.1: Global-Code [PLACE IN HTML-HEAD-AREA!] -->
<!-- FASTCLICK.COM POP-UNDER CODE v1.8 for spacedaily.com (12 hour) -->
<!-- FASTCLICK.COM 468x60 and 728x90 Banner CODE for spacedaily.com -->

てなぐあいに、いろいろな広告サイトへの誘導のJavaScriptなどがずらりと立ち並ぶ。

FASTCLICK.COMにいたっては、

<! Removed by Norton Privacy Control Removed by Norton Privacy Control Removed by Norton Privacy Control Removed by Norton Privacy Control Removed by Norton Privacy Control Removed by Norton>

と、ご丁寧に、管理人のPCに入れてあるNorton様のプライバシーコントロールがコードをブロックしてくれている。どんなコードがここに入っていたのやら。

その上のほうには

http://a.as-us.falkag.net/dat/dlv/aslmain.js

というJavaScriptのコードが埋め込まれているので、あとでじっくり解読してみよう。

そのSpaceDaily.comが4月1日にこんな記事をだして、あちこちで話題になっている。

SpaceDaily.com: Bush Cancels Shuttle

ブッシュ大統領がシャトル計画をキャンセルして、宇宙ステーションをオークションサイトのeBayに売りに出す、という、たちの悪いジョーク。読んでも面白くない。

良く読んでみると、ページの下のほうに

Big Brother's Space Program
by Jeffrey F. Bell (based on characters created by George Orwell)
Honolulu HI (SPX) Feb 28, 2005

なんていう、ジョージオーウェルの小説「1984」をパロデイにしたような、これまたたちの悪いジョーク記事があるのだけど、これも笑えない。自分自身のサイトが1984ばりのJavaScriptをちりばめていることへのブラックジョークなんだろうか。

隣に載っている

Space Watch: A Cultural Change At NASA?
by Robert Zimmerman
Washington (UPI) March 31, 2005

という記事はそれなりに読みごたえがあるのだけど、このサイトの書き下ろしじゃなくて、UPIの記事なんだよね...

「JavaScriptとCookieを無効にしてアクセスすればいいじゃないか」って? ごもっともです。

うちのサイトもSitemeter.com使っているからあれだけど、ここまでいろいろなトラブルを引き起こしてはいないと思うけどな... もし迷惑を被っている方がいらっしゃったらごめんなさいです。

FirefoxのCookieを掃除していて気がついた。mext.go.jp(文科省)もCookieを使っていたのか...

NASAスペースシャトルステータスレポート S05-013

NASA: Space Shuttle Processing Status Report: S2-13

STS-114
29日にVABへ移動。31日にはディスカバリー号を外部燃料タンクと固体燃料ロケットブースターに接続。発射台への4マイル(約6km)の移動は4月5日午前12時(米東部夏時間)に開始の予定。(注:この模様は最初の30分がNASA TVで生中継される)宇宙ステーションに補給物資を送るためのラファエロモジュール(MPLM)は4月中旬に発射台でディスカバリー号のカーゴベイに装着予定。

STS-121
打ち上げ予定は7月12日から31日の間。船長とパイロットの座席の設置作業中。三つのメインエンジンの据え付け作業を1日に開始。延長アーム(OBSS) は設置に向けてVABで最終テスト中。6日にアトランティス号のカーゴベイにインストールの予定。31日に固体燃料ロケットブースターのスタッキングを開始。来週初めに移動発射台上に設置。外部燃料タンクは検査室で最終検査中。ブースターのスタッキング完了を待って4月末に移動発射台へ設置。

エンデバー (OV-105)
2003年12月から大幅な改修作業中。

2005.04.01

「STS-114について」を更新

CBS News Coverage of Mission STS-114が更新されたのに伴い、本家サイトのSTS-114についてのフライトプランを更新しました。誤訳に気がついた方がおられましたらご指摘ください。

ESPADってなんじゃらほい、と、Google様で調べてたら、こんな書類を見っけ。

NASA: EVA Checklist - STS114 Flight Supplement (PDF 3.9MB)

こりゃすごい。

しかし、こんな情報もあるのだよね。ミッションの中身は日々、変わる...

HumanRagpickerさんおめでとう!

ゲストブックにメッセージが。

----------
2005/4/1 (Fri) 17:48:42
[Name] : HumanRagpicker
[Message] :
めでたく現役で大阪府立大の工学部航空宇宙学科にうかりました。大空へ、そして宇宙へ。一歩一歩夢へと近づいている気がします。まずはJAXA就職を目指して大学生活がんばってこうと思います。もしJAXA職員の方が読まれていましたらなにかアドバイスをいただきたいのですが・・。
----------

おめでとうございます! JAXAに就職、といえば、やっぱりこのサイトを読んでおくのがいいでしょうね。

RTF Task Groupが記者会見をドタキャン

先月18日の記事

コロンビア号事故調査委員会(CAIB)の勧告をNASAが遵守しているかどうかを監査する独立調査委員会Return To Flight Task Groupの次回の公開ミーティングが3月31日午前8時30分(米東部時間)に開催される。
と書いた件、直前の30日になって、Task Groupがミーティングと記者会見をドタキャンした。キャンセルの理由は、NASAが進めているいくつかの安全対策レビュー、特にデブリ対策とプログラムデザイン認証レビューが遅れていて、その結果を待ちたいからだと言う。

Return to Flight: RETURN TO FLIGHT TASK GROUP POSTPONES MARCH 31 MEETING AND NEWS CONFERENCE

HoustonChronicleにこのキャンセルの背景が解説されている。

HoustonChronicle: Timing getting tight for May-June shuttle launch

HoustonChronicleによれば、この延期によって5月から6月に予定されているディスカバリー号の打ち上げがかなり厳しくなるだろう、としている。NASAの宇宙飛行計画スポークスマンAllard Beutel氏は「現在のところ(このレビューの遅れは)打ち上げの予定日には影響を及ぼさない」と述べているが、CAIBの勧告の多くが、なかでも外部燃料タンクの断熱材の剥離の減少策、損傷を受けたタイルの修理器具と修理材、ミッションマネージメントチームの手続き、救助ミッションの戦略、などがまだ勧告を満たすレベルではないという。

HoustonChronicleの記事が非常に慎重にスペースシャトルの復帰状況を見守っているのに対し、対照的なのがFloridaTodayの記事。それいけどんどん、という感じ。

FloridaToday: Editorial: NASA's backbone

イースターの週末を返上して、ディスカバリー号をオービタ整備施設(OPF)からスペースシャトル組立棟(VAB)に移動させる作業をやり終えたケネディ宇宙センターの職員達を「よくやった、君たちはNASAの屋台骨だ!」と讚える社説。

FloridaToday: Discovery rolls closer to launch

その後、クレーンによって、移動式発射台の上に垂直に据え付けられ、外部燃料タンク、固体ロケットブースターに接続された。その後、6日間を費やして、機械的接続や電気的接続の具合を検査する。

今後の予定:
4月4日 ディスカバリー号が発射台39Bへ移動
4月14日 打ち上げ部隊が新設計の外部燃料タンクに燃料を注入し、性能検査を行う
4月下旬 マネージャーがケネディ宇宙センターに集まって、フライトの準備状況を評価する
5月上旬 シャトル乗組員がケネディ宇宙センターに到着
5月15日 打ち上げの第一候補

WiredNews日本語版にも野口宇宙飛行士のミッションが書かれている。

WiredNews: 宇宙への招待(6):日本の宇宙開発はどこへ向かう?(下)

行き着く先は、このシリーズ(4)の米国の場合と同じ、「民間開発」と「国民の考え」ということになる。宇宙開発において米国や日本の政府としての関与はどうあるべきなのか。はたして日本独自の有人計画には巨額の税金を注ぎ込むだけの価値があるのか。最終的には、これは国民が答えを出さなければならない問題なのだ。

とのことで。同感。

zeitgeist

MyBlogList

無料ブログはココログ