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2005.03.20

STS-300: Discovery号の救助ミッション

野口宇宙飛行士が搭乗するディスカバリー号。その打ち上げ時にもし、コロンビア号と同様に耐熱タイルや耐熱パネルが損傷を受けたとしたら...?

NASAの選択は二つに一つ。ディスカバリー号を軌道上で修理して帰還するか、乗組員7名を宇宙ステーションに避難させ、アトランティス号を急遽、1ヶ月後に4名の構成で打ち上げ、ディスカバリー号の7名を救出するか。

STS-300と称するこの救助ミッションの乗組員へのインタビューがHoustonChronicleに載っている。

HoustonChronicle/AP: Astronauts ready to rush to the rescue of shuttle

もし救助ミッションを実際に打ち上げる事態にでもなれば、ディスカバリー号は遠隔操作で太平洋に投棄することになるらしい。そうなれば、スペースシャトル計画はそのまま終了、という事態にも。

このSTS-300に乗り組む予定のMark Kellyは、前回のNASDAの宇宙飛行士選抜のヒューストンでの最終選考で、T-38の格納庫を案内してくれた人だ。いや、双子の兄弟のScott Kellyのほうだっけか。もうどっちがどっちだか。

古川・星出・山崎の三宇宙飛行士のためにも、STS-300が必要とされるような事態にならないことを祈る。野口さん、どうか無事にご帰還を。

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