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2005.01.25

STS-114クルーが36時間の連続猛特訓

「国際宇宙ステーションとのドッキングに欠かせない測距レーザーが故障」「野口宇宙飛行士の船外活動用宇宙服のファンが故障」

これらはジョンソン宇宙センターでSTS-114の乗組員と地上クルーのチームを対象に36時間ぶっ続けで行われたシミュレーション訓練の一部。

ジョンソン宇宙センターのwebサイトにこのマラソン訓練の様子が詳しく乗っている。

JSC Features: Long haul: Return to Flight team completes first marathon simulation

36時間ぶっ続けで訓練、というのは、すごい。NASAはこうやって、宇宙飛行士や地上管制官の士気を本番に向けて高めていく。ほとんど偏執狂ともいえるほど、「これでもかこれでもか」と、あらゆる故障のシミュレーションをする。

これが宇宙飛行士の仕事、というものだ。

くどいようだけど、日本の組織でここまで偏執狂的なリスク回避訓練を行うところがあるのだろうか。数十億円で有人宇宙飛行を実現して見せると豪語したライブドアの堀江社長とか、日本国内でISS宇宙飛行士を養成してみせると頑張っていた旧NASDAとか。

NASAのシミュレーションは、宇宙飛行士のチームと、地上管制官のチームの両方に「想定故障状況」を臨機応変に投げ掛けてくる「第3のチーム」が存在することが最大の特徴だ。あらかじめどんな故障が起こるかとかそれに対する対応マニュアルを作り上げてから訓練に臨むのではない。

日本でよく行われている、あらかじめ作成されたマニュアル通りにしか防災・防火訓練をやらない人たちにも、ぜひこのNASA方式を取り入れて欲しいものだとずっと思っているのだけれど...

それをいうなら、何度シミュレーションをやっても物量の違いから敗戦、という結果が出ていたにも関わらず無視してアメリカに戦争を挑んだ旧日本軍の参謀も...

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