宇宙ステーション補給モジュール
野口宇宙飛行士が乗るスペースシャトルのフライトSTS-114に搭載予定の、国際宇宙ステーションに補給物資を送るためのモジュール「Raffaello」の記事。
NASA: From Simulation to Space, Raffaello Prepares for Launch
STS-114といえば、JAXAのサイトに「STS-114ミッションサイト」がオープン。ケータイにも対応している。「JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター」の解説によると、
野口宇宙飛行士が搭乗するSTS-114ミッション特設サイトをオープンしました。ミッションの説明や野口宇宙飛行士の訓練状況など最新情報を分かりやすくお伝えしていきます。ぜひご覧ください。だそうで。
ところで、「野田篤司の宇宙開発講座」という記事を読んでみて、一部のSF作家やSFファンから奉られている「野田司令」という人は、意外に情けない人なのかな、と思ってしまった。ISSやスペースシャトルなどのすでに開発されたものの問題点を指摘したり悪口をいうことは誰にでもできる。だがスペースシャトルが過去25年に渡って馬車馬のごとく働き続けてきたことへの尊敬や畏敬の念は、この記事に描かれた議論からは感じられない。その25年間、日本の宇宙開発はなにをやってきたのか。
JAXAをやめてLivedoorの宇宙開発専任部隊で働く、とでもいうことになったら、評価もするけれど。
STS-114関連でもう1件。FloridaToday紙の記事によると、ケネディ宇宙センターのシャトル組立ビル(VAB)で過去2ヶ月の間に2件の火災が発生した、という。2回とも、大事にはいたらなかったようだけど、VABには固体燃料ブースターロケットもあるので、もしこれに火がついたら大惨事になりかねない。ちょっと心配な記事だ。
宇宙開発、というのは、日々のこういうリスクと真正面から向き合うことだ。単なる批判や評論ではプロジェクトは前進しない。
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