海に沈んだマーキュリー宇宙船の展示
ヒューストンのジョンソン宇宙センターに隣接して設置されている展示施設、スペースセンターヒューストンに、かつて海に沈んだマーキュリー宇宙船、「Liberty Bell 7」が展示されているという。
NASA/JSC Space Center Houston exhibit introduces visitors to 'The Lost Spacecraft'
映画「ライトスタッフ」を観た人ならご記憶と思うけれど、アラン・シェパードに次いで2番目の弾道飛行を行った宇宙飛行士、ガス・グリソムが乗った宇宙船「Liberty Bell 7」が、無事、15分間の弾道飛行を終えて大西洋に着水し、回収作業を待っていた時、ハッチの爆裂ボルトが突然作動し、グリソムは命からがらカプセルを捨てて脱出した。その後、カプセルは4,800メートルの海の底に沈んだ。
それから38年、カプセルはアポロ11号の月着陸から30周年の記念日である1999年7月20日に海の底から引き上げられ、翌日の21日、奇しくもグリソムの弾道飛行から38周年の記念日に打ち上げ地点であるケープカナベラルに帰還した、という。うーん、引き上げられていたのか。いつの間に。知らなかった。
グリソムはマーキュリー計画の後、1967年1月27日にアポロ1号の打ち上げ訓練中に発生した火災によって、エド・ホワイト、ロジャー・チャフィーとともに命を落としている。
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