SETI@homeの解析で政府機関第3位は...
数日前、米国オハイオ州の職員が勤務時間外に職場のパソコンでSETI@homeを稼働させていたことを理由に解雇された、というニュースが世界を駆け巡った。
CNET Japan: 米オハイオ州職員、仕事場でSETI@homeを動かしクビに
職場の上司がこの件で
「自分にない知性を持った生命体を宇宙に求める彼の願望は理解できる。警備員がこの男を庁舎の外にワープさせてくれたので、みな安心できるようになるだろう」と語った、として、日本でもSETI@homeのファン達がブーイング。
私自身はSETI@homeには参加していないけれど、このニュースに衝撃を受けた人も多いと思う。
この事件とじつに対照的なのが、米国イリノイ州にある素粒子物理学の研究所、Fermilabのニュース記事。
Fermilab Today: Fermilab's Contributions to SETI@home Rank Third Among World's Governmental Agencies (ページの中ほど)
Fermilabの職員チームのパソコンがSETI@homeのために提供した計算パワーは過去数年間にわたって「政府機関としては第3位」として、先月、表彰されたらしい。
渡る世間もなんとやら。件の解雇されたオハイオ州元職員も、Fermilabに再雇用してもらえばいいのに...
ちなみに政府機関部門の第1位は米国海軍、第2位は米国空軍、だそうな。
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