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2004.09.15

ハリケーン「フランシス」による被害

8月30日の記事

野口宇宙飛行士の打ち上げは来年3月?
と書いた件。その後、akiakiさんからもトラックバックをもらったように、9月5日に米国フロリダ州に上陸したハリケーン「フランシス」によってケネディ宇宙センターの建物のいくつかが深刻な被害を受けた。

JAXA Space Station: ハリケーン「フランシス」によるケネディ宇宙センター被害状況

この記事には

これらの被害によるスペースシャトル飛行再開時期への影響については、現在のところ調査中です。調査が進み状況が明らかになり次第NASAから報告がある予定です。
とあるけれど、関係者から漏れつたわる話では、飛行再開のスケジュールになんらかの影響が出るのはどうも避けられないような雰囲気。

35年前、人類を月へ送った巨大なサターン5型ロケットが組み立てられた建物、VAB (Vehicle Assembly Building)の壁に、巨大な風穴が空いているのを見るのはどこか寂しい気がする。NASAもこの建物がまさか40年も使われることになるだろうとは、ライトスタッフの時代には想像もしていなかったのだろう。

スペースシャトルの耐熱タイルなど熱防護システムを製造する施設(Thermal Protection System Facility)の別アングルの写真。

TPSF.jpg

ケネディ宇宙センターへの入り口のところに立っていたマーキュリー宇宙船とレッドストーンロケットの展示物も、無残に倒れている。

mercury.jpg

ケネディ宇宙センターといえば、管理人にとってはかみさんと二人で訪れた思い出の地でもある。そういえばあの時も、チャレンジャーの事故の影響で、スペースシャトルのフライトは中止されていたっけか。あれからもう17年か。あの頃から何が変わっていて何が変わらないでいるのか。野口宇宙飛行士のフライトまであと半年。どうにかして、打ち上げを見に行きたいものだなぁ... スケジュールが変わってしまうと、個人的にはとても微妙なのだけど...

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