パルス・デトネーション・エンジン
PDE、パルス・デトネーション・エンジンという新しい原理のエンジンの開発研究が進んでいる、という話を受験仲間から教えてもらったので、覚書き。
パルス・デトネーション・エンジンとは、“爆発”的な燃焼で燃焼時に生じる衝撃波と燃焼波が合体して超音速の速度で伝ぱする燃焼波を用いる、新しい原理のジェットエンジン、あるいはロケットエンジン、で、原理的にはマッハ4〜5までの飛行が可能になる、そうです。
車のパーツを利用し飛行機マニアが日曜大工みたいに作ることもできるらしい。
筑波大では世界初のPDEロケットシステムの実験を行っている、とか。
楽しそうですね。なんか、いいなぁ。
参考ページ:
・PDE(パルスデトネーションエンジン)の紹介
・パルスデトネーションエンジンの作動に関する基礎研究
・Pulsed Detonation Engine FAQ
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Comments
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昔、”デビット王の宇宙船”というSFが好きでした。内容は、銀河帝国に植民地化されそうになった星が、自力で有人打上を行う技術を持っていたら植民地じゃなくて自治を与えられるので、ロケット技術をうち捨てられた帝国図書館に求め、自分達で有人打上を行うという話です。大好きな本の一冊です。
ここで有人機を開発するに当たり、液体燃料ロケットも固体燃料ロケットも限られた時間内では作ることが出来ないと結論ずけたデビット王の技術者達は、大昔にゴダードが打上申請をしていたというロケットの製作に踏み切ります。そのロケットというのがロケット末尾で爆弾を連続的に爆発させてパルス的な推進力を得るというものでした。
爆発の機構が違いますが、推進に関してはPDEとちょっと似てるかな?
Posted by: akiaki | 2004.09.13 11:53 AM