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2004.06.05

星観望

抜けるような青空のいい天気が二日ほど続いたので、ふと思い立ってリニア彗星とニート彗星を見に行くことにした。

職場からの帰り道、7×50の双眼鏡を手に近所の山に車で登る。久しぶりに走るワインディングロードのヒルクライムにアクセルを踏む足にもリズム感が蘇る。

サーキット族が時折爆音をたてて猛スピードで駆け抜ける山道の脇の駐車場に車を停めて、黄昏の濃紺の空が暗くなっていくのを一人じっと待つ。標高は約500m。6月とはいえ、平地より温度が下がるので、軟弱にも車の中で暖をとりながら「アポロの宇宙飛行士達もこうやって狭いカプセルの窓から宇宙を見つめていたのか」などと、とりとめもなく想いを馳せる。カーステレオから流れてくる曲はお気に入りのイーグルス。「She packed her hopes and dreams, like a refugee...」

日没から一時間、車の窓から双眼鏡を出して捜索開始。両彗星とも見どころを二週間ほど過ぎているので、だいぶ暗くなっているはず...

リニア彗星の目印となるはずのウミヘビ座のα星、アルファードを見つけたときには、すでに西に大きく傾いて市街地の光芒の中に埋もれかかっていて、彗星を見つけることはできなかった。

ニート彗星の目印となるのはおおぐま座。前脚と後脚の間を注意深く探すこと10分ほど、双眼鏡の視野の中に、ぼうっとした光芒が浮かび上がった。思ったより明るい。注意して目を凝らさないと、恒星と間違えてしまう。天文雑誌と比べ合わせて位置を確認。どうやら彗星に間違いなさそう。

img/CometNeat

ニート彗星はこれからどんどん暗くなっていくものの、北斗七星に近づいていくので、場所さえわかれば望遠鏡などでも見つけやすい。リニア彗星はこのあと、西の空にどんどん沈んでいくので、よほど西の空が暗いところでないと、難しいかな。

宇宙ステーションからみる両彗星はどんなだろう。他の作業が忙しくて、天体観測どころじゃないのかな。

関勉さんに憧れて彗星ハンターになることを夢見ていた子供の頃を思い出しながら、ハンドルを握って家路についた。

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