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2004.04.19

すばるで「惑星の誕生」観測

NHKニュースより。

すばるで「惑星の誕生」観測

すごい! ハワイにある日本の望遠鏡「すばる」が、恒星の周辺に渦巻き状にガスやチリが集まっている様子をとらえることに成功。天文台の詳しい発表はこちら

台風の渦巻きや銀河系の渦巻きと同じような構造を見ると、なるほどなぁ、と思う。惑星誕生のきっかけも、この渦巻きのような疎密波がもとになっていたのかも。結論はまだでていないらしいが...

わかってみれば単純なことなんだけど、銀河系のレベルのスケールと太陽系のレベルのスケールで、同じような現象が起きるのがじつに興味深い。いわゆるひとつの自己組織化現象、ね。ついでにいえば台風もメカニズムはちょっとちがうけど、同じような疎密波、だよね。自然って不思議だ。

ン十年前、まだ高校生だった頃、歴史の授業が大嫌いだった。先生の話をぼうっと聞きながら、前の席に座っている女の子の黒髪に太陽の光があたって、信じられないくらいきれいな栗色に映っているのをぼうっと眺めてみたり、建物の影が机の上をじわじわと横切っていくのをぼうっと眺めてみたりしながら、詩を書いたりしていた。

今でこそ歴史って面白いと思えるけれど...いや、今日は歴史の話をするんじゃない。

「すばる」がとらえた太陽系生成のイメージを見て、当時の私の拙い詩を思い出したので、ご紹介。

*****

  「始まり」

 五十億年の昔
 銀河系の局部宇宙に
 多量の星間物質が集まりつつあった
 中心部は発熱し
 やがて
 最初の光量子が空間をつらぬいた

 太陽はまわる
  —その自転運動
 地球は回る
  —その公転運動
 銀河はまわる
  —その収縮運動
 宇宙は回る
  —その膨張運動

 回転軸は傾き
 その四季は
 地上にめぐみを与え——

 机の上を
 光の斑点が動いていった
 ゆっくりと
 西から東へ
 これは
 地球が急速に東へ傾きつつあることの
 あかしだ

 僕がそれを言うと
 「お前はバカだ」
 と笑った
 「太陽はな
  東から昇って西へ沈む
  地球のまわりをまわっているのさ」
 そうだ
 彼が正しかったのだ!

 太陽がその形を整えたとき
 そのまわりを
 九つの惑星がまわっていた
 その三番目の星は
 そのときすでに
 不安定ながらも
 より複雑なものを産み出す
 奇妙な化合物が
 誕生する可能性を
 はらんでいたのだ

 太陽は回る
  —その公転運動
 地球はまわる
  —その自転運動
 ……………………
            (1977 Dec. 7)

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Comments

「渦」というのがこの宇宙の基本の形なのでしょうか?

このイメージはとてもよいですね。
そうそうモールス信号のネタはぼくのサイトで使わせていただきました。
ご連絡が前後してすみません。

MAOさんこんにちは。
モールス信号の記事にトラックバックをありがとうございました。共通の世代というか、面白いですね。

「渦」の話も、実に興味深いと思います。宇宙では万有引力が重要な力で、「引き合う力」が働いているときに、「回転運動」というのは重要な意味を持ちます。回転があるときに、渦巻きの形が自然に発生する、というのは、ある意味、とても興味深いですね。

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