パリの空の下
フランス国立科学センターCNRS (Centre national de la recherche scientifique) は、ミラボー橋から歩いて10分ほどの場所にある。メトロの駅から徒歩30秒。
CNRSは職員約2万5千人、うち研究者が約1万1千人、技術者が約1万4千人。中央集権の国、フランスらしい、科学研究の中央的組織。いろいろな分野の研究所がこのCNRSの傘下に配置されている。
一方、ヨーロッパの宇宙機関であるESAとの関係でいえば、フランスの宇宙機関はフランス国立宇宙研究センター CNES (Centre National d'Etudes Spatiales)との関係が深いらしい。
組織図を見ると、CNRSの下には
Institut National des Sciences de l'Univers - INSU
Département des Sciences de l'Univers - SDU
という二つの宇宙科学関連機関があって、CNESとも関係があるようだけど、ESA, CNES, CNRS, INSU, SDUの関係って、どうなっているんだろう? なんだか日本以上に複雑な構造になってる...
去年の7月7-8日に京都でNASDAとCNESがシンポジウムを開いている。2005年にはフランスで次のシンポジウムを開くらしい。
なんてことを考えながら、メトロの駅を歩いていたら、地下道からギターの音色が聞こえてきた。
パリだねぇ。
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