ブッシュ大統領が今後の宇宙計画を発表へ
ブッシュ大統領が14日にNASA本部で宇宙政策に関する演説を行う。ワシントンポスト紙によると、スペースシャトルに替わる多目的の新型宇宙船の開発計画を打ち出すという。
asahi.com: スペースシャトル引退も 米、新宇宙輸送システム開発へ
YOMIURI ON-LINE: シャトルに代わる新型宇宙船計画、米大統領が提案へ
Yahoo!毎日新聞: <新型宇宙船>米が開発へ スペースシャトルは退役
CNN.co.jp: 米大統領、新宇宙計画を発表へ 月面基地や火星有人飛行も
SPACE.com: Bush Space Vision Needs Private, Public Sector Cooperation, Advocates Say
SPACE.com: Bush to Announce Missions to Mars, Moon
大型ロケットとカプセル型宇宙船の組み合わせ、ということで、奇しくも5thstar.orgが上申した弔意と請願(英語版はこちら)がそのまま取り入れられたかのような内容だ。まさかあの請願が影響を及ぼしたとは思わないけれど... オキーフ長官の秘書くらいは眼を通してくれたかもね。
現存のスペースシャトルや開発中の次世代シャトルとは違って、必要とあれば月や火星にも行くことができることを目指すのがいかにもアメリカらしい。ブッシュ大統領の人気取り政策の側面を強く感じるが、個人的にはこれで日本が積極的に関与することが可能な局面が飛躍的に増大すると考えるので、歓迎したい。H-2Aも重要な役割を果たすことが出来るし、野田篤司氏や松浦晋也氏らが提唱する「日本独自の有人宇宙システム『ふじ』」が俄然、現実味を帯びてくる。と、うれしいかな。さて、われらが宇宙開発委員会はどう動く?
民間との共同開発も今後10年以内に増えてくるだろう。米国、ロシア、欧州、中国、日本、などで、ぜひ、インターフェースの国際標準規格を打ち立てる機関を設立してほしい。ドッキングポート、電力や空気、水などのケーブル、補給モジュールなどの規格を国際標準にして、相互運用可能にしておく必要がある。
宇宙で最初に確立される有人飛行のビジネスモデルってなんだろう? 観光では10年も持ちこたえられない気がするけれど...
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