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2004.01.31

宇宙関連TV番組情報 2004.2

受験仲間のMさんからの宇宙関連TV番組情報。

*****

2/ 1 日 23:00〜23:30 素敵な宇宙船地球号 生命を宿す巨大ドーム
それっぽいサブタイトルなので調べたら、ここの「エデンプロジェクト」の紹介らしいです。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20020122305.html
http://www.edenproject.com/

2/10 火 24:00〜24:45 NHK教育 サイエンスZERO
"月"の資源を探し出せ
・月探査衛星打ち上げラッシュ

2/18 水 25:50〜26:41 NHK総合
140億年・時の旅
・デジタル技術で見る大宇宙(再)
  NHKデジタル教育テレビの開局記念番組。
  1月には通常の教育テレビでも放送されました。
  以前放送された「宇宙・未知への大紀行」の総集編といった感じ

2/21 土 21:00〜21:50 NHK総合 NHKスペシャル
史上最大の火星探査
・地球外生命を探せ(仮)

上と時間が重なりますが、こちらも↓。

2/21 土 21:00〜22:54 フジ タモリの未来予測TV 2
最先端の科学研究を元に未来を大胆予測
エレベーターで宇宙へ!?
冬眠で長生きが可能? ほか

以下はスカパーまたはケーブルテレビのチャンネルです。

ディスカバリーチャンネル
2/ 1 日 19:00〜20:00 321ch
スペースミッション:大気圏への再突入を科学する
http://japan.discovery.com//episode/epiintro.php?id1=415637&id2=000000&id3=389
今月の目玉番組らしいですが、アメリカでは
Coming Home From Space: The Challenge of Reentry
というタイトルで、去年の6月に放送しているそうです。
http://www.nasa.gov/vision/space/features/discovery_16days.html

あちらでは
Columbia's Final Mission: 16 Days
という番組も同じ日にやっているので、こちらでもそのうち放送するでしょう。

サイエンスチャンネル
2/ 8 日 17:00〜17:15 765ch JAXA-新たなる旅立ち-II
http://sc-smn.jst.go.jp/3/genre.asp?i_type=C
以前も放送予定に入っていたのですが、そのときは番組の制作が
間に合わなかったのか、放送されませんでした。今回はどうでしょうか?

放送大学 (関東地方ではUHFでも見られます)
2/27 金 20:00〜20:45 205ch 宇宙環境の科学
http://www.u-air.ac.jp/hp/bangumi/bangum_2/020302.htm#54
講師は井口 洋夫 さん(宇宙開発事業団 宇宙環境利用研究システム長)

*****

気になる記事のメモ 1/31

備忘録の整理

The Aerial Reconnaissance Archive
小泉首相、総務省と経産省の情報政策部門統合の検討を指示�
音楽障壁
フィルム式カメラから撤退 主要地域で米コダック
世の中の仕事ということ
青空文庫: 寺田寅彦
[書評]「結婚の条件」小倉千加子
民法改正どうなるやら
平成15年度初任行政研修「自主政策研究」優秀論文(概要)
サイエンスフォーラム2004
エネルギーの空中採取可能?
水鏡天満宮と広田広毅
NTTデータ関連へ厚労・社保官僚天下り
ブリタニカがくれた4つの教訓

2004.01.30

宇宙開発利用専門調査会

yosukeの日記経由。29日の記事で書いた総合科学技術会議による宇宙開発方針再検討の件。

総合科学技術会議(第34回)議事次第

これの「宇宙開発利用専門調査会の検討状況と今後の進め方について」ていうか、資料2

これの2枚目。「わが国の状況変化」と「諸外国(米国と中国)の状況変化」から矢印で「視点」

・国としての基幹技術の確保
・官から民への流れの加速化
・国際戦略の多角化
我が国が優位に立つ分野への重点化
  ↓
「本年夏頃に報告」

とある。

美辞麗句はさておき、米国が中国のパワーゲームを受けて立ったことで日本がここまで激震するとは正直、予測してなかった。3月に開催される第21回宇宙開発利用専門調査会以降で、検討課題について議論し、夏頃までに結論を出すらしい。

旧文部省と旧科技庁の統合以来、“主戦場”は宇宙開発委員会から内閣府配下の総合科学技術会議配下の宇宙開発利用専門調査会に移っていたんですね。う〜む。

上記資料を取りまとめた人物がこれからのキーパーソンと見た。今後、読売の動きに注目、というところでしょうか。

4ページ目の「各国の宇宙開発の最新動向」の予算グラフ、前にどっかでみたぞ。誰が作ったんでしたっけ...?

補給船プログレス打ち上げ

宇宙ステーションへの補給物資を搭載したプログレスが29日、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から無事打ち上げ。

JAXA Space Station:
国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-06

プログレス補給船(13P)のISSへのドッキングの模様は、1月31日午前6時30分(グリニッジ標準時間1月31日午後0時30分)(日本時間1月31日午後9時30分)からNASAテレビで生中継する予定です。
コロンビア号の事故から1年のスーパーボールの試合前に、ロックバンド「エアロスミス」がショーを行い追悼の言葉を述べる、だって。

日本も有人宇宙飛行!?

たわごとのあわたけ経由で第一報をゲット。日本政府が1年半前に凍結したはずの有人宇宙飛行に乗り出すという。

読売新聞:「有人宇宙飛行」目指す…政府、宇宙開発政策を見直し (1/29 14:34)

この時間帯なら、私がいつもウォッチしているサイトがなにか言及するはず、と思っていたけど、何もでない。低空飛行を決め込んだのか? 読売が飛ばし...???

とか思っていたら、AFPも追っかけで記事を出した。読売の記事をそのまま拾った内容だ。読売のニュースソースは誰?!

関係閣僚と有識者による政府の総合科学技術会議(議長・小泉首相)が同日夕の会合で、新方針を今年夏にも策定することを決める運びだ。
という流れからすると、総合科学技術会議に出席する誰かが...??

朝日、毎日、NHKなどは今のところ静観中... と書いている間に、時事通信が追っかけた。

時事通信:宇宙開発方針、見直しへ=総合科学技術会議 (1/29 23:02)

ブッシュ大統領の新宇宙政策の本当の意図について日本のマスコミが取り上げないので、そのうち記事にしようか、と思っている間に、日本政府の方が先に反応しちゃったみたい。

ポイントは、月協定を批准している10ヶ国の中に、アメリカも中国もロシアもいないってことですぜ。フランスは署名はしたようだけど、ドイツとかイギリス、イタリア、スペインもいないし。日本政府も不況だ赤字だ予算がないなどとのんびりしていられなくなってしまった...のか?

野尻さんはえらくクールな反応のようだけど、今回のドライビングフォースは幸か不幸か日本主導の動きではないですね。今の経済状況で体力が続くかな...? JAXAはJAXAでしっかりと技術を積み上げておきましょう。

やはり生まれてくるのが20年ほど早すぎたかな。角野さんあたりだとかろうじて年齢的にベテラン飛行士として月の土を踏めるかな...??

適齢期のみなさん、今後のニュースをよくウォッチして8年後あたりの応募に向けて準備しておきましょう。って、ちょっと気が早すぎるか... f^^;

2004.01.29

フロリダ州のナンバープレートにシャトル

フロリダトゥディ紙の記事。

Space License plate commemorates shuttle crews

アメリカでは車のナンバープレート(Licence plate)に州ごとにその州の特徴を表したデザインがあしらわれる。例えばイリノイ州なら「Land of Lincoln」。

スペースシャトル「チャレンジャー」の事故から18年目の28日、フロリダ州で「チャレンジャー」と「コロンビア」を追悼する新しいデザインのナンバープレートが公開された。

年間27ドル(約3000円)のプレート使用料は、Space Mirrorなどの活動に充てられるという。Space Mirrorとは、42.5 x 50フィート(13 x 15 m)の花崗岩の表面を鏡面加工し、宇宙開発で命を落とした宇宙飛行士の名前を刻む記念碑。

アメリカでは車のナンバープレートに自分の好きな文字や単語を組み合わせて自己表現をすることができる。日本でもナンバープレートに県や自治体ごとの個性を認め、寄付金を募ることができるシステムにしてはどうか。

ツキニ、イキマショウ!

24日の記事でシンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」において「どんな議論がなされたのかを公開」しなさい、と書いたけれど、その一つの答が天文・宇宙・航空 教育広報連絡会「UNIVERSE」の「最新宇宙ニュース」に掲載された。執筆は寺薗淳也さん。

それぞれの講演者のPowerPointファイルをwebに掲載しないのは、やはりJAXAの文化、なのかな... というか、月探査情報ステーションよりも先にUNIVERSEのほうが更新されるのはなぜ??

開会挨拶が、間宮馨・JAXA副理事長だ...

パネルディスカッションの進行役は的川先生。で、

話はさらに有人探査や国際協力など、多岐に及びました。
ここんとこの議論とパネリストの風向きがまさに知りたかったところなのにな...

宇宙開発史掲示板の1月23〜24日の記事が参考になります。

2004.01.28

気になる記事のメモ 1/28 【IT関連】

備忘録の整理。

「Flight Simulator」「HALO」の功労者、MSを去る
ブロードバンドからの Web 利用者70%に——米は43%
HTML-LINT RANKING
クレームでGoogleから削除される?
矢沢久雄『プログラムはなぜ動くのか』
プログラマの心の健康
24日に20周年を迎えるMac、「1984」を振り返るイベント開催
携帯ホームページの寓話
ITを駆使する研究開発戦略(上)——研究者の知を高める仕掛け
現行ETCシステム断念? 低価格システム導入へ……道路公団
いくら失敗しても懲りない「日本発の標準」づくりの愚
IT時代のウォーターゲート事件?:共和党スタッフが民主党極秘情報ファイルを覗き見
ecto
リナックス、国際安全規格に合格——ウィンドウズの競合相手に
「マイクローソフト」にはちょっとウケた
MS、少年にドメインネームを放棄するよう”脅迫“
インターネットはOS(=インフラ)

2004.01.27

お宝映像

所用で某所を訪問させていただいた時のこと。建物に入るといきなりこんなものが眼に入った。

moshiki.jpg

うぉおお、こんなものがこんな場所に!

moshiki2.jpg

仕事も忘れてついつい写真撮りまくりモードに ^^;

他にもこんなものとか

lambda.jpg

こんなものとか

lambda2.jpg

LAMBDA2とかK-9Lとかいう文字が見える。ラムダロケットとカッパロケットやね。

なんか懐かしい。
じぃ〜っと眺めていると、この色使いは... う〜む、科特隊。^^;
そーかこういうところから色の組み合わせを選んだのね>誰ともなく...

んで、わからないのがこれ。居合わせた人に聞いてみても知らなかった機体。

nazo2.jpg

横から見ると、こんな感じ。

nazo1.jpg

一瞬、桜花? と思ったけれど、胴体が長いし、よく見ると、空気取り入れ口があるから、単発プロペラ機らしい。でもこんな機体、あったっけ? 古そうだけど。

どなたかわかる人がいらっしゃいましたら教えてくださいまし。

*****

[1/28 追記]

粟岳さん
からトラックバックで、陸軍 中島キ-115「剣」特殊攻撃機ではないか、とのご指摘をいただきました。で、さっそくGoogleしてみたページがこれ

空気取り入れ口が(普通なら視界を遮るので邪魔になるはずの)上部についていること、主翼と操縦席の独特の位置関係(操縦席がかなり後ろ寄り)、寸胴の細長い機体(しかも造作がわりとチープ)、垂直尾翼が見当たらなかった(上記ページによると垂直尾翼は木製)、主脚の車輪と思われるタイヤが無造作にエンジンハウジングに投げ込まれていた(剣の主脚は脱着式)、などなどの状況証拠から、謎の機体は「剣-甲」であることはほぼ間違いないと思われます。粟岳さんありがとうございます。

宇宙レース開催に名乗り

これもフロリダトゥデイの記事。「Florida, New Mexico square off to host X Prize Cup

12月20日の記事にも書いた、X-Prizeの続報、というか、うら話。

「X-Prize」というのは「2005年1月1日までに民間資金だけで3人乗りの宇宙船を高度100kmまで打ち上げ、無事に帰還させ、同じ宇宙船で2週間以内に再度打ち上げる」ことを初めて達成したグループに賞金として1千万ドルを与えるという企画。今年の夏にもこの目標を達成したチームが出るのでは、と、言われているらしいが、その後、エントリーしたチームによる宇宙レースを開催するらしい。その宇宙レースの会場をどこにするかで、フロリダとニューメキシコが競い合っているという。いやぁアメリカ、ですな。

ボンネビル乾湖でロケットカーのスピードレースをやったり、ストックカーレースやビッグフットカーレースをやったり、P-51なんかの飛行機レースをやったり、という、アメリカならではの発想がいい。

1942年4月18日に空母ホーネットから発進したB25で東京初空襲を敢行したドゥリトル中佐も、若い頃は飛行機レースでずいぶんとならしている。後の欧州戦線における戦略爆撃第八空軍の司令官。映画「パールハーバー」は史実と異なる。話がそれちゃった。:p

宇宙ステーションの空気漏れ その後

13日の記事23日の記事で取り上げた、宇宙ステーションの空気漏れの件の続報。

フロリタトゥディの記事「Hose design blamed for station leak」によると、宇宙ステーションの地球観測窓の結露防止のために使われるホースのデザインが不良だったのが空気漏れの原因だという。宇宙ステーションのプログラムマネージャーGerstenmaier氏によると、今回の件を「極めて危険な状況だったと認識している。この件から我々は教訓を学ぶべきだ」と。

ヨーロッパと日本の実験モジュールの観測窓にも同じようなホースが使われているとのこと。

一方、宇宙ステーション滞在中の宇宙飛行士は、今回のような「ゆるやかな空気漏れ」が発生した時に原因箇所をすみやかに発見するための手順を確立するべく作業中。

心配されたステーション内の空気の質は最新の解析結果では良好とのこと。

2月26日に船外活動が予定されている。昨年11月に原因不明のなにか大きな音がした部分を中心にステーションの外壁を調べる予定。

元記事には宇宙ステーションの将来に関わる部分の重要な記述もあるけど、詳しくはまた後日。

2004.01.25

オポチュニティがタッチダウン

NASA TVの情報。2時6分、無事タッチダウンしたようです。おめでとう!

JAXAのページが常時更新されてます。

[18:13追記] 最初の画像が届きました! すばらしい。

Opportunity Image
Image credit: NASA/JPL

NASAの火星探査機の情報をお求めの方へ

NASAの火星探査機オポチュニティの着陸は日本時間の25日(今日だ!)の午後2時5分頃、です。

その影響か、このサイトへもGoogleなどの検索エンジンでの来訪者が増えてきました。

火星探査機の日本語で読める情報は

JAXA月探査情報ステーション「マーズ・エクスプロレーション・ローバ

がもっとも充実しているようです。休日出勤、ご苦労様です>関係者の方

心配されるスピリットのデータ送信の状況も、次第に原因が特定されて改善されつつあるようですね。予断は許さないものの、めでたい話だ。

英語での情報はNASA/JPLのwebサイトから:

NASA/JPL: top > Mars Exploration Rovers

NASA TVの中継
がReal Playerで観られます。

ただし、着陸の瞬間は世界中からアクセスが集中することが予想されるので、いちばん肝心な瞬間はReal Playerでは観られない、かも、しれません。

オポチュニティの成功を祈ります。

マーズグローバルサーベイヤーの解像度

火星探査機スピリットの着陸地点を火星軌道周回中の別の探査機マーズグローバルサーベイヤーが撮影した画像をNASAが公開した。

MER image

Image credit: NASA/JPL/Cornell

左側の写真はスピリット自身が撮影した火星表面の画像を変形加工して、真上から見た映像のようにしたもの。右側はマーズグローバルサーベイヤーが火星周回軌道上から写した画像。

何枚かの写真をコンポジット法で合成処理しているように見える。ランダーとエアバッグが展開した大きさはマーズグローバルサーベイヤーのカメラではほぼ 6 x 7ピクセル、といったところか。

ローバー(探査車)の大きさは1.6 x 1.5 x 2.3 m。上の写真と比較すると、4ピクセル分くらいになるようにみえる。マーズグローバルサーベイヤーのカメラの解像度って、意外にいいじゃん。

あくまで想像だけど、12月31日の記事の追記のテクニックを使ったのだろう。しかしこれだけの解像度の写真が撮れるなら、1枚の写真だけでもかなりいけるんではないのか?マーズポーラーランダーが行方不明になったのは解せないなぁ>NASAとNIMA

2004.01.24

ありがとうなのだです。

ふとしたきっかけで「お慕いさせていただきます」ってなページを見つけ...

うひゃぁ! 照れるです。これからもよろしくご愛読下さいませ。

「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」の内容は?

昨日、23日はシンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」。イベント情報のページを見にいっても、講演の資料とか、パネルディスカッションのストリーミングとか、まだ掲載されていないようですが、掲載される予定はあるのかな>JAXA?

平日の開催なので私は出たくても出られないのですが、このサイトによくコメントをいただくkazuさんによると21日には「既に定員超過」だったとのこと。

出席できなかった人のために、どんな議論がなされたのかを公開しないかぎり、的川先生がYMコラムで言うところの「単に宇宙部落の○○○○ベーションではないことがお分かりと思います。」という言葉には重みが感じられないですよね。民主主義国家であるためには、まず議論がオープンでなければ。

[1/25 追記] kazuさんから「宇宙開発史掲示板」に情報が寄せられている、とのコメントをいただきました。パネルディスカッションがだいぶ盛り上がったようですね。kazuさん情報をありがとうございます。

火星探査機スピリットの障害

22日のyosukeの日記で第一報を知りましたが、NASAの火星探査機スピリットが深刻な状態に陥っているようです。通信はできるが探査機が正常な反応を示さない。制御用のコンピュータかプログラムの異常が疑われているらしい。

気になりつつもしばらく様子を見てましたが、通信はできるものの、やはり動作が異常とのこと。フロリダトゥディ紙の記事に関係者のコメントがまとまっています。

火星探査機のプロジェクトマネージャーPete Theisingerによると、
「フライトソフトウェアが順調に動作していない」という。

例えば、正常であれば火星の夜の間に探査機は自らをシャットダウンするはずなのが、もう二日間近く動作しっぱなし。このことがスピリットの太陽電池パネルや充電池にどのような影響を与えるかはわからない。ただ、通信がまだ可能である、というのはよい兆候だ。「我々は探査機をかなり長い間、健康な状態に保つことが出来ると信じている」とのこと。

スピリットの動作を正常に復帰させるには数日から数週間かかる可能性があるという。

その一方で、2機目の探査機オポチュニティが、日本時間で日曜日の夕方に着陸。これもうまくいってほしいものです。

こんなこというと「陰謀史観だ」と怒られそうだし、日夜がんばっているスピリットのチームには誠に失礼極まりない話なのだけれど、まさかNASAが世論をオポチュニティの着陸成功や「やっぱり最後には人間が火星に行かないとね」という意見に注目させるためのネタ、なんてことはないでしょうね?? 映画「カプリコン・ワン」の見過ぎかな?? f^^;

オポチュニティ着陸がこれでより重要になったのは確か。成功を祈ります。

スピリットの着陸現場の写真がマーズグローバルサーベイヤーによって撮られています。すごい、こんなに鮮明に写るんだ!

宇宙行き搭乗手続きの最終のご案内

2005年7月4日に彗星に銅製の実験体を衝突させ、彗星核の様子を観測するNASAの探査機「ディープ・インパクト」にあなたの名前を載せよう。というキャンペーンが今月末で〆切。これまでに世界中から49万人が登録していると言う。

国立天文台・天文ニュース: 彗星行きの搭乗手続き、今月末で締め切りに

今月末で〆切と言えば、こちらも。

JAXA Space Station: 日本人宇宙飛行士のリスクマネジメント手法開発にかかる有人閉鎖実験(その2)

地上から遠く離れた宇宙空間で生活する宇宙ステーション宇宙飛行士がどのような心理状態にあるかを判断するための客観的評価手法を研究するための実験で、JAXAが参加者を募集中。〆切は1月28日(必着)。実験自体は2月26日(木)〜3月5日(金)。

スケジュール
JAXA: 閉鎖実施期間および生活スケジュール(予定)

* 性別:男性
* 年齢:40代前半程度まで
* 学歴:大学卒業以上
* 語学:日常英会話程度ができること
* 医学的条件:健康であること(医学検査の実施予定)
* 心理的条件:協調性、適応性、情緒安定性、意志力等の特性を備えていること
* その他:宇宙医学ないし閉鎖系での精神心理状態について専門的興味を持っていればさらに望ましい

謝礼は25万円程度。

スケジュールを見る限り、1998年に行われた宇宙飛行士選抜の最終選抜の一つ、閉鎖環境試験とそっくりそのまんま、です。

isolation.jpg

申し込みは電子メールでできるようなので、いまからでも間に合います。有人宇宙活動に興味をお持ちの皆さん、ぜひ!

2004.01.23

宇宙ステーションへの補給フライト

宇宙ステーションへの補給船プログレスが1月29日に打上げの予定。

JAXA Space Station:
国際宇宙ステーションへの補給フライト 13P

補給物資の中には、空気漏れの原因となっていたデスティニーの窓のフレキシブルホース。

他に、宇宙飛行士が無重力環境で筋肉が衰えることを防止するための制振装置付きトレッドミル(ランニングマシン)のジャイロベアリングや修理機材。昨年12月にベアリングが壊れていることが判明したトレッドミルを修理する、のかな。

あと、実験ペイロードとしてJAXAのタンパク質結晶成長装置(Granada Crystallization Facility: GCF)とJAXAの高品質タンパク質結晶生成プロジェクトの第3回宇宙実験用のタンパク質資料が搭載されるとのこと。大事な実験だから、わかりやすい解説記事を書かなきゃね>JAXAな人

おフランス語だぁ〜

いろいろと話題になっているアクセス解析ですが、なにげにログをちらちら見てたら、スイスのGoogle経由のアクセスがあった。

img/google1

img/google2

う〜む、「M2K4」の検索でうちみたいなサイトが1万ページの中の8番目に表示されてしまっていいのかぁ〜 > スイスのGoogle?? しかもフォントが無いからサマリーが表示できませんとさ。なんか間違っとるぞ。

とかいってるうちにほっし〜から「フォントが真っ黒で見えませ〜ん」とのめーる。こりゃいよいよNN4.7対策をきちんとしなきゃ、です。(汗

この週末にでも、とほほさんのサイトと首っ引き、ですな、こりゃ。

はやく寝れ>ほっし〜

星出宇宙飛行士

なんとなくGoogleで遊んでいたら、こんなページを発見。

宇宙市民リーグ Starry Starry Project Act1 「みんなの宇宙開発ー宇宙と生命について考えよう!−」

休憩が入り、勇気を出して宇宙飛行士の星出さんに声をかけました。「なんていい人なんだ!」宇宙飛行士は少し一般人には冷たいのかな〜、なんて思っていましたがそんなことはなく、非常に親切で物腰の柔らかい、そしてユーモアのある素敵な人でした。ほんとに心から星出さんには宇宙にいってほしいなって思いました。きっとそういう魅力の持ち主が選ばれていくんですね。
そうでしょう! え? あたし? あはは。聞かないで。 ^^;

がんばる卒業生 〜6回生 星出彰彦(宇宙開発事業団)

平成8年7月18日発行だって? へぇx16。まだ宇宙飛行士に選ばれる前の記事やんか。この頃はわたしゃ、マラソン出場目指して、走ってたなぁ。懐かしい。【遠い目】

とか言っているうちにほっし〜からメール。そっかぁ、またロシアに行くのね。がんばって! あの日、成田まで見送りにきてくれたご恩、一生忘れませんぞ!

2004.01.22

気になる記事のメモ 1/22 [宇宙関連]

備忘録の整理

President Bush Announces New Vision for Space Exploration Program
2004年春期コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース
NASAが新しい緊急時脱出技術を開発中
Earth's Inconstant Magnetic Field
XMM: 宇宙の暗黒エネルギーの量に疑問
「月の土地」に家を建てる。

気になる記事のメモ 1/22 [ココログ関連]

備忘録の整理

地震情報を RSS Feed
What You Can't Say
Macの文字化け:わかんない人向け
ことぶ記: アクセスカウンター
ココログル新機能による留意点
サイトを楽に作るためのウェブログツール
HSKI's: 企画屋の反省
引用文を目立たせる
カウンタ設置

気になる記事のメモ 1/22 [国際情勢]

備忘録の整理

貴方には教えない現実
乗客の個人情報をNASAに
ガリレオが導くユーラシアの歩き方
アメリカでMSフライトシュミレーターを買うとテロリスト認定?
US-VISITプログラム
旅順203高地

宇宙作家クラブ ニュース掲示板

これもウェブログではないですが...

宇宙作家クラブニュース掲示板

宇宙作家クラブというのは、SF作家の小松左京氏が顧問をつとめる、宇宙に関心のある作家やジャーナリストの集まりです。メンバーリストはこちら

ここのニュース掲示板はメンバーのみが投稿できますが、閲覧はだれでも可。

普段は特にニュースは流れていないですが、内之浦や種子島からロケットの打上げがある時とか、宇宙飛行士会議のような大きなイベントがある時には、メンバーの何人かが現場を訪れ、分単位で臨場感の溢れる速報や写真を送ってくれます。

JAXAは現状ではNASA TVのような自前の生放送の番組中継の体制を持っていないので、ロケット打上げの現場で何が起きているかを準リアルタイムで知るためには、もっとも信頼の置けるニュースソースの一つです。

2004.01.20

星が好きな人のための新着情報

いわゆる(狭い意味での)ウェブログとは違いますが、福原直人さんの

星が好きな人のための新着情報

その名の通り、天文関係の新着情報を毎日読むことができます。私が福原さんのサイトを知ったのは、Yahoo! JAPANの

Yahoo! JAPAN - 自然科学と技術 > 天文学 > メディアとニュース

がきっかけでした。天文関係のニュースが豊富ですが、宇宙開発関係も充実しています。たまてばこという、巡回先サイトの更新日時を取得するソフトウェアを使って最新情報を取得しておられるようです。福原さんのサイトをチェックしていれば、宇宙・天文ニュースに乗り遅れることはありません。(^^)v

このサイトの編集後記は「この街の空にも星は瞬く」で、tDiaryという日本製のウェブ日記(?)ソフトウェアを使っておられます。

tDiaryにはblogの特徴であるトラックバックやRSS Feedのような機能は(現在のところまだ)実装されていないようですが、毎日の記事にコメントを入れることができるという点と、「本日のリンク元」といって、Refererの情報を使ってtDiaryのページにリンクをしているリンク元のページ(とそのアクセス数)を表示する、という、独特の機能があります。この機能のおかげで同じような興味を持っている人のwebサイト同士がお互いにつながることができ、広い意味での「ウェブログ」ということができるでしょう。

[追記] 福原さんからのコメントで、tDiaryにはすでにトラックバックの機能が実装されているとのことでした。福原さん、ご指摘ありがとうございます。

逆に言えばtDiaryのRefererの解析機能は、ココログで用いられているTypePadやMovable Typeなどには欠けている機能の一つで、これが実装されると、blogの世界はもっと豊かなものになる、と、個人的には思います。

このサイトのドメイン名の local-group.jp は、我々の銀河系やM31アンドロメダ銀河を中心に構成されている銀河の群れ、the Local Group に由来しているのだそうです。

2004.01.18

blog::TIAO

少し前からblogを始めた人ならすでによくご存じとは思いますが、MAOさんの

blog::TIAO

中国での留学経験をお持ちとのことで、中国の事情に詳しく中国人の知己も多い。中国に関するマスコミ報道があったときに私が真っ先に見るサイトの一つです。

サイトのデザインも記事のカテゴリ分けもすばらしいですが、なにより記事そのものが面白い。blogの王道という感じですね。

私がMAOさんのサイトを知るきっかけとなったJAXAの記事にトラックバックを送らせていただきます。

米中の新しいパワーゲーム開始

全米の日系レストラン、食品店で無料配布されているU.S. FrontLine Biweeklyという情報誌がある、と、受験仲間の一人から教えてもらった。タレコミのメインテーマからは外れるが、このU.S. FrontLineのwebサイトを見にいったら、面白い記事のバックナンバーを見つけたので覚え書き。

U.S FrontLine: 中国が初の有人宇宙船打ち上げに成功 米中の新しいパワーゲーム開始か

今後目指す月探査についても「今後20年から50年の間、月が宇宙争奪戦の焦点となる」(宇宙専門紙の中国航天報)との見方。有人宇宙船プロジェクトには「60年代から70年代に達成した原水爆実験などの偉業に勝るとも劣らない意義がある」(同紙)というのが当局の共通認識だ。
うーん。こりゃそろそろ本気で中国語を学ばないと、国際情勢から取り残されるなぁ。海外の日本語メディアのほうが面白いやんけ。

2004.01.17

火星研究者に石を送ろう!

火星の研究者、アリゾナ州立大学のクリステンセン博士に10センチぐらいの岩を送ると、火星ローバーに搭載されているのと同様の機器を使って岩の成り立ちを調べ、Web上に写真と共に載せてくれるという。

DSPACEコラム:火星科学者は本をカバーで判断しない
NASA/JPL: Send in your Schoolhouse Rocks!

一石二鳥のうまいやり方ですね。

的川先生、NASAのやり方をうらやましがってる場合じゃないですよ。

このような人間の生の感動をマスコミに露出させる手法はさすがです。宇宙開発がうんと身近になりますからね。
JAXA/ISASの最前線でがんばっている若手研究者の生の姿をもっともっと広報しましょう。うらやましがるのではなくて、次は先生が企画を仕掛ける番です。

ハッブルがいない宇宙なんて...

スラド経由。

asahi.com: ハッブル望遠鏡、07年に寿命? NASAが補修見送り

14日にブッシュ大統領が発表した新宇宙政策の影響が早くも宇宙科学政策に影を落とした格好だ。NASAは2010年に退役することとなった現行のスペースシャトルの残りのミッションを、宇宙ステーションへの人員と物資の輸送のミッションに最優先に割り当てるという。

これは寝耳に水の話ではなくて、コロンビア号事故調査委員会(CAIB)が今後のスペースシャトルの飛行の安全対策として、軌道上でのシャトルの損傷の確認や耐熱タイルなどの補修を義務づけるよう勧告をした時点である意味、予測できていたことだ。ブッシュ大統領の演説の影響では無い。NASAの決断だ。

5thstar管理人日記: オキーフ長官の決断

とはいえ、ハッブル宇宙望遠鏡が現代宇宙物理学に貢献してきたキラ星のごとく輝く成果の数々と、それを陰で支えたスペースシャトルでの宇宙飛行士の船外活動によるメンテナンスのミッションを考えると、非常に複雑な思いにとらわれてしまう。

ハッブルの後継機となるジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の打上げは2011年という。

大気の影響を受けない宇宙望遠鏡を抜きにしては現代宇宙物理学はもはや考えられない。人類の宇宙に対する「知」はこの15年間で過去150年間にも匹敵するほど進展した。ハッブルとスペースシャトルのコンビが築き上げた黄金時代にも黄昏がくる、ということか。

日本の一部の人々の間で取りざたされている、月面天文台の今後の推移に注目したい。しかし一国主義には陥らないでね。宇宙開発ならいざしらず、科学に国境は無い。

[1/20追記] 福原さん経由の情報。National Geographicがハッブル宇宙望遠鏡のいい記事を書いています。ハッブル存続の署名活動をやっているサイトがあるんですね。ドメイン名取得がすばやい。

[1/24追記] 私の24日の記事にspiegelさんのもっと辺境から戯れ言: DEEP IMPACT MISSIONからトラックバックをいただいたので見にいったら、HST物語が紹介されていました。一見、華やかに見えるアメリカの宇宙開発も、その裏では激しい死闘が何十年にも渡って繰り広げられていたのですね。ハッブル誕生秘話、今こそ一人でも多くの人に読んでいただきたいと思います。特に、日本で宇宙科学の最先端を担っている人々。まだまだ努力の余地(というか、いまだ試みていないアプローチ)があるのではありませんか?

オレオレ理論?!

野尻ボードより。

宇宙開発とは関係無いけれど、あまりに面白いオチがついたので、採用。

俺理論

スレッドをちょっと遡らないとなにが起きているか理解不能かもしれないけど、あえて解説しません。座布団10枚!

帰国中の野口宇宙飛行士が記者会見

帰国中の野口宇宙飛行士が浜松町のJAXAiで記者会見。

JAXA/Space Station: JAXAiで記者会見

「きぼう」日本実験棟の打上げを成功させた後、月への有人飛行に参加できたらすばらしい。
月かぁ。いいねぇ。管理人も行ってみたい。がんばって夢を実現してくれ!

kazuさんからトラックバックでJAXA本家サイトの「紹介された訓練の紹介ビデオ」を教えてもらいました。確かに解説が無いと何をやっているかわかりずらいものが多いですが、個人的には最終選抜で訪れた施設の映像がいっぱい出てきて、ナマ映像を見せてもらっている気分。ハァハァ。^^;
ありがとです。[1/17追記]

どうでもいいけどこのページの<TITLE>タグがNASDAiになってるぞなもし。

img/nasdai

2004.01.15

ブッシュ大統領が宇宙開発政策について演説

ブッシュ大統領が米国の今後の宇宙開発政策について演説した。11日の記事をほぼ裏付ける内容だったようだ。

朝日新聞:「月面基地から火星目指す」米大統領が新宇宙戦略
読売新聞:2015年にも月への有人飛行再開…米大統領が発表
毎日新聞:米大統領:新宇宙計画発表 月面基地や火星有人探査

ざっとネットを見渡したところ、日本語で詳しい解説記事を読めるのは、JAXAの月探査情報ステーションJAXA本家のページはページデザインにすんごい力の入れよう!! う〜む*。NASAのリリースはこちら。あとはスラッシュドットとかakiakiのニュース日記とか。なかにはこんな深読み記事まで。個人的にはブッシュのブレーン達はあくまで現政権内での現政権期間中における現世的利益を追求しているのだと思うけどね。

*: yosukeの日記によると、JAXA Space Stationのほうには本家サイトより詳しい記述が。本家サイトを運用している人とSpace Stationを運用している人の思い入れの違いがびみょーに表に出てますね。[1/17追記]

スラッシュドットのOliverさんによると:

今回、ブッシュ大統領が使った「We choose to explore space because doing so improves our lives and lifts our national spirit」という言葉は、ケネディの「We choose to go to the moon」に比べ個人的には重さが感じられない。しかしコロンビア事故の際に言った「Our journey into space will go on」を受けたと思われる「So let us continue the journey」というブッシュ自身の言葉は歴史に残るかもしれない。
なるほどね。「So let us continue the journey」か。いい言葉だ。Life goes on...

的川先生がTPS/JメールのYMコラムで、ここぞとばかりにシンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」の宣伝をしている。平日じゃなけりゃ顔だしてみたいんですが...

にしても「単に宇宙部落のマスターベーションではないことがお分かりと思います。」という表現は、いくら個人のプライベートな場所でのプライベートな文責とはいえ、機構の対外協力室長の発言としてはいかがなもんでしょう。もっと周りの人間が思わず話に引き込まれて「一緒にがんばろう」って思えるような魅力的な文章を書いてほしいな。へたな個人的プライドの突っ張りあいは日本人の悪い癖だよ。いろいろ言いたい気持ちはとってもわかる気がするのだけど...

日本は独自の宇宙開発技術を持っておく必要がある。それは同意。今は内輪で予算の奪い合いに心を奪われている場合じゃないと思うけど。負のスパイラルとはそろそろ決別して、自国内、自組織内をしっかりまとめた上で、丁々発止の国際「協力」の舞台に打って出ましょう。H-II, H-IIAにもっと自信を持ってね。

くどいようだけど、国際標準規格だけはちゃんと作ってね。各国がお互いの有人宇宙船の救助に向かうことが出来るように。

スピリットが火星の大地に降り立つ!

NASAの火星探査機スピリットが台座から無事に火星の大地に降り立った。

NASA/JPL: Spirit Rolls All Six Wheels onto Martian Soil

おめでとう!

2004.01.14

H.I.S.が月の土地プレゼント

H.I.S.がこんなキャンペーンをやっている。

エイチ・アイ・エスでは “月旅行” の実現に取り組んでいます。
だそうで。へぇ。

参考:夢を紡ぐ人びと

Netscape 4.7でココログを見ると...

某職場でいまだ「標準推奨ブラウザ」となっている(?) Netscape 4.7でこのサイトをみた時の見え方を送ってもらったので、覚え書き。

img/NN4_7

レイアウトの崩れはさておき、<blockquote>で文字色がリセットされてしまうのは盲点だった。

参考: 自作スタイルシートの覚え書き

気になる記事のメモ 1/14 [IT関連]

IBM、社内デスクトップのLinux移行を検討
FBI、警察によるIP電話盗聴保証を要請
松下、電灯線で170Mbpsを実現する新技術を発表
AMDとIntel、プロセッサに攻撃防止機能装備へ
インターネット投票が民主主義を変える
ネットはなぜ「プロ/アマ」の境界を崩すのか

2004.01.13

宇宙ステーションの配管の穴を発見

宇宙ステーションの空気圧が低下している問題

それぞれのモジュールを閉鎖して、空気圧低下の原因箇所を特定する予定だったのが、その前に穴の開いている配管を見つけたので修理したら、空気圧が安定になったとのこと。

YOMIURI ON-LINE: 国際宇宙ステーションに極小の穴発見、補修へ
NHK News: 宇宙基地の気圧低下止まる
スラド経由でNewScientistの記事

NewScientistによると、米国のデスティニーモジュールにある地球観測用の窓で、結露防止と気圧の安定化のために6枚あるパネルのうちの2層に空気を供給するホースがあるが、これに穴が開いていたらしい。びみょーな構造になっているんですね。

中に住んでいる宇宙飛行士にとってみれば、地球を肉眼で観測できる窓があることは、鬱にならないためには絶対必要なものなんですが、構造工学的にはけっこうつらそう。

NASA/HSF: Apparent Pressure Decay Source Located[注]

[注] このページの内容は常に上書きされるようだ。

Over the weekend, flight controllers and the Expedition 8 crew located the apparent cause of a slight pressure decay aboard the International Space Station. The decay, which appeared to have begun Dec. 22, was traced to a braided flex hose on the Earthward-facing observation window in the Destiny Laboratory Module.

Expedition 8 Commander Michael Foale and Flight Engineer Alexander Kaleri detected the hose leak using ultrasound equipment. Foale reported that the hissing sound stopped after the hose was disconnected. Preliminary data indicates that the Station's pressure has stabilized.

Flight controllers will continue to study pressure aboard the ISS over the upcoming weekend. The are planning to ask the crew to close the hatches to divide the Space Station into three separate sections for leak checks and to gather data on air pressure fluctuations. Foale and Kaleri will be located in the Zvezda Service Module during the weekend. The hatches are scheduled to be reopened on the night of Jan. 18.

On Monday, the crew repaired the Russian Elektron oxygen generation system. Foale and Kaleri are slated to begin repair work on the Vozdukh carbon dioxide removal system in the near future.

2004.01.12

星になった受験仲間

平成10年度の宇宙飛行士募集選抜を受験した仲間の一人が星になった。

といっても、本人はまだピンピンしている。コロしたってしなないような勢いで世界を股にかけて飛び回っている。正確には彼の名前が小惑星の一つに名付けられた、というわけ。

(6887) Hasuo = 1951 WH
  Discovered 1951 Nov. 24 by M. Laugier at Nice.
  Japanese amateur astronomer Ryuichi Hasuo (b. 1952) computed cometary orbits during the 1970s. The name was suggested by S. Nakano, who found the identifications involving this object.
彗星(ほうき星)の場合は、発見した人の名前が付けられることになっているけれど、小惑星の場合は、軌道を計算して同定した人(3回の衝が観測されて軌道が決まると確定小惑星として番号登録される)が名前の提案権を持つのだそうです。

S.Nakanoさんというのは、軌道計算の大家の中野主一さんのこと。中野さんはこれまでにも無数の太陽系天体の軌道を同定している。

命名してもらった蓮尾さんは、

今や番号登録された小惑星は7万個を超え、今年中には10万個に迫ると思われるので、もはや小惑星に名前を付けるなんてことは過去の遺物になりかかっていますし、日本関係の命名では俳優とかアンパンマンなどいろいろな名前が沢山付いていて、稀少価値もなにもあったものではありませんが、それでも自分の名前がどこかに何らかの形で残るのは嬉しいですね。結構、若い番号なので喜んでいます。

次の宇宙飛行士の応募条件で、「小惑星に名前が付いていること」とでもなれば有利なんだけどなあ。
と、命名の喜びを語っています。

蓮尾さんは1986年のハレー彗星の回帰の時に、NASAが企画したIHW(International Halley Watch)のアマチュア観測マニュアルを日本語に翻訳した人ということなので、今このページを読んでいる人の中にも、お世話になったことがある人もいるかも...

受験が終わるまで知らなかったけど、私と蓮尾さんとは、じつは1974年の彗星会議でニアミスしていたことが後になって判明! これだから世の中って面白い。

蓮尾さん、おめでとう!

気になる記事のメモ 1/12 [メディア関連]

書評『ネットは新聞を殺すのか』
湯川鶴章氏のblog
ネットは新聞を殺すのか−変貌するマスメディア
黒田清「批判ができない新聞」
「進歩的」で「民主的」な新聞こそが、規制緩和を阻む最大の反動勢力である!
新聞記事の見出しの引用と無断リンクの禁止について 〜Ver.2〜
マスメディアに歪曲された中国報道-2・・・中国在住の日本人フリーランスライターの意見
民草のメディアと在外日本人ネットワーク
神舟が飛ぶ日
海外ボツ!News
米軍部隊によるフセイン拘束劇は《やらせ》だ!真相は……
暗いニュースリンク
極東ブログ
田中宇の国際ニュース解説
アメリカの戦略としてのフセイン拘束
萬晩報
記者会見を言葉による戦いの場に
モラル-ハザード
「住所不定、無職」の真実/報道を鵜呑みにしない
日本はデジタルデバイドを解消できる?
CNETとトラックバック

2004.01.11

ブッシュ大統領が今後の宇宙計画を発表へ

ブッシュ大統領が14日にNASA本部で宇宙政策に関する演説を行う。ワシントンポスト紙によると、スペースシャトルに替わる多目的の新型宇宙船の開発計画を打ち出すという。

asahi.com: スペースシャトル引退も 米、新宇宙輸送システム開発へ
YOMIURI ON-LINE: シャトルに代わる新型宇宙船計画、米大統領が提案へ
Yahoo!毎日新聞: <新型宇宙船>米が開発へ スペースシャトルは退役
CNN.co.jp: 米大統領、新宇宙計画を発表へ 月面基地や火星有人飛行も
SPACE.com: Bush Space Vision Needs Private, Public Sector Cooperation, Advocates Say
SPACE.com: Bush to Announce Missions to Mars, Moon

大型ロケットとカプセル型宇宙船の組み合わせ、ということで、奇しくも5thstar.orgが上申した弔意と請願(英語版はこちら)がそのまま取り入れられたかのような内容だ。まさかあの請願が影響を及ぼしたとは思わないけれど... オキーフ長官の秘書くらいは眼を通してくれたかもね。

現存のスペースシャトルや開発中の次世代シャトルとは違って、必要とあれば月や火星にも行くことができることを目指すのがいかにもアメリカらしい。ブッシュ大統領の人気取り政策の側面を強く感じるが、個人的にはこれで日本が積極的に関与することが可能な局面が飛躍的に増大すると考えるので、歓迎したい。H-2Aも重要な役割を果たすことが出来るし、野田篤司氏松浦晋也氏らが提唱する「日本独自の有人宇宙システム『ふじ』」が俄然、現実味を帯びてくる。と、うれしいかな。さて、われらが宇宙開発委員会はどう動く?

民間との共同開発も今後10年以内に増えてくるだろう。米国、ロシア、欧州、中国、日本、などで、ぜひ、インターフェースの国際標準規格を打ち立てる機関を設立してほしい。ドッキングポート、電力や空気、水などのケーブル、補給モジュールなどの規格を国際標準にして、相互運用可能にしておく必要がある。

宇宙で最初に確立される有人飛行のビジネスモデルってなんだろう? 観光では10年も持ちこたえられない気がするけれど...

コロンビア号船長の未亡人が本を出版

昨年2月1日のコロンビア号空中分解事故で亡くなった船長リック・ハズバンドの未亡人が夫について語った本「High Calling」を出版。1年前のこの日、船長は家族と打上げ前の最後の食事をし、子供たちを抱きしめてから検疫に向かったという。

"When you first get really tragic news, I just don't think you completely absorb everything to begin with. You're just in a state of shock. So later on, going back and reliving all of that, I'm just amazed what we walked through and what we did, and how we were even standing."
.........
"We are always going to be sad and this is going to be difficult, but we are going to reach a point that we can move on."

SPACE.com: Shuttle Columbia Commander's Wife Writes Book

High Calling : The Courageous Life and Faith of Space Shuttle Columbia Commander Rick Husband

アクセスログ解析

えむさんの記事を参考にSite Meterのアクセスログ解析を右サイドバーに入れてみました。

*****

[1/12追記]

ほぼ一日経過しての解析結果です。

img/logOS040112
OSの割合

img/logBrowser040112
ブラウザの種類

気になる記事のメモ 1/11 [大学改革関連]

* 都立の新しい大学の構想について
* 都立大に関する文科大臣への要望書
* 国立大学独立行政法人化の諸問題
* 15分間大学改革研究
  国立大学法人評価委員会総会(第2回)配付資料
  大学改革関係の本
* 全国国公私立大学の事件情報
* つながらず
* 大学の公開授業が面白い
* 「京都精華大学での授業公開と環境雑学マガジン」

2004.01.10

宇宙ステーションの空気圧低下の調査続く

8日の記事で宇宙ステーションの空気漏れが止まった、と書いたが、やはりまだ少しずつ空気圧が低下しているらしい。それぞれのモジュールの区画を閉鎖して、どこから漏れているかを特定する作業に入るという。1998年11月20日に宇宙ステーションの最初のモジュールが打ち上げられて以来、初めてのおおがかりな調査になりそうな気が...

NASA: International Space Station Status Report #04-2
YOMIURI ON-LINE: 国際宇宙ステーション再び気圧低下、ハッチ閉じ究明
YOMIURI ON-LINE: 国際宇宙ステーションの気圧低下が止まる


[宇宙ステーション関連]
2004.1.8 宇宙ステーションの空気圧が安定に
2004.1.8 宇宙ステーションの空気漏れ
2004.1.6 国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-01
2003.12.23 宇宙ステーションクルーのXマス休暇
2003.12.19 宇宙ステーションの酸素補給
2003.12.16 ニュース記事など
2003.12.15 宇宙飛行士活動レポート
2003.12.6 ニュース記事など
2003.11.16 ラングレー
2003.11.13 いつかは子どもと宇宙へ
2003.11.8 野口さん搭乗を正式発表 打ち上げは9月以降に ほか
2003.11.2 Jim Kennedy
2003.11.1 ニュース記事

新着記事一覧が文字化け

クィック投稿のブックマークを使って投稿しているのだけど、なぜか新着記事の自分の記事だけ文字化けしてる。

img/screenshot

なんでかな。サブタイトルにタグを入れたせい? Mozillaの文字コード設定? MacOS Xでコピペするとリッチテキストでペーストされることがあるけどそのせい?

気になる記事のメモ 1/10 [知的財産関連]

日本のblog界って、すごいことになってたんですね。
ネタもすごいが登場人物もすごすぎ。

・ benli: お代官様、あんまりだ。
・ 真紀奈17歳:お代官様、あんまりだ(benliより)
・ 岡口裁判官のblog:中山教授の怒りの直訴について
・ The Trembling of a Leaf:
    中山先生の懊悩 | 確執の起点 | 確執の源流
・ 霞が関官僚日記:知的財産戦略本部等審議会の話
    例の知的財産戦略本部の件に関連して。役所の事務官・技官人事
    知的財産戦略本部における中山教授発言、及び審議会一般について
・ 知的財産戦略推進事務局: 事務局長の「ひとこと」
・ StarChartLog@cocolog: 知的財産戦略本部事務局暴走中
ネットはなぜ「プロ/アマ」の境界を崩すのか
・ HSKI's: 過去のコンテンツ利用
・ CNET Japan: 著作権の抜本改革よりも事業モデルの多様化を

[1/17追記] CNET Japanと霞が関官僚日記の記事を追加しました。

2004.01.09

気になる記事のメモ 1/9

* 「SoftEtherを危険視するのはおかしいです」
  —19歳の開発者に聞く → [関連記事]
* 「ツチノコ」一般公開
  ツチノコか 美方町で捕獲、騒動に (2001.6.8 写真)
* 政府というスイートスポットを発見したOpenOffice
* 2004年、Linuxがさらにプレゼンス拡大へ
* 20 Years of Macintosh 1984-2004
* 薮の語り方
* 勇み足で不正アクセス [その2|3]
* 無線LANへの攻撃がより高度化
* データグリッド

JAXA TVの創設を!

H2Aロケット打ち上げ失敗の件。

今日の調査部会で、事故原因はブースターのノズルに穴が開いて、吹き出した炎が分離用の信号を伝える導爆線を焼き切ったのが原因とする調査結果を提出した由。

NHKニュース:H2A トラブルに強い設計を

NHKニュースをみると、報道陣のカメラが回る中でこの調査部会が開かれたように見える。

であれば、調査部会や宇宙開発委員会の公開可能な部分を常時、ストリーミング中継するというのはどうでしょう? ちゃんと見てくれる人は少ないかもしれないけれど、トラフィックが少ないということは技術的にサポートしやすいってことでもあるし。

NASA TVのような華やかさは必要ないと思う。むしろ淡々と...

JAXAプレスリリース

9日11:00報告 [宇宙開発委員会調査部会]
H-IIAロケット6号機打上げ失敗の原因究明状況について(その4)(PDF 710KB
H-IIAロケット6号機打上げ失敗の原因究明状況について(その4)(別添資料)(PDF 531KB)
ノズル開口部断熱材のアブレーション現象について(PDF 162KB
固体ロケットブースタの探索状況について(PDF 89KB

2004.01.08

宇宙ステーションの空気圧が安定に

過去24時間、宇宙ステーションの空気圧低下はおさまっているという。[注1] とりあえずよかった。[注2]

NASA/JSC ISS:
Crew Returns to Normal Workload; Pressure Decay Investigation Continues [注1]

[1/10 追記]
注1: このページの内容はアーカイブされずに上書きされるようで、現在は異なる内容が書かれている。
注2: 空気圧低下がまた始まったようだ。

昨日の記事にあるように、ロシアのサービスモジュール・ズベズダにある二酸化炭素除去装置が二酸化炭素を船外に逃がす際に、何重にもなっているバルブをすり抜けて少しずつ空気がもれる可能性があるという。原因究明はこれから。

一方、12月19日の日記に書いた、交換時期にさしかかっている酸素発生装置は来週交換の予定。

[追記]
とかいってるうちにこんな記事も...

時事通信:国際宇宙ステーションの気圧が安定=ロシア当局者

ハッチの一つが偶然に開いた可能性が有力視され、現在、米ロ両国の専門家がハッチを点検中という。
ええっ?! バルブじゃなくてハッチ??

*****

空気圧の件で思い出した話を一つ。

宇宙飛行士選抜の過程でNASDA(現JAXA)は受験生に対して、宇宙飛行時におけるさまざまなリスクの説明を行う。その一つがスペースデブリ(宇宙のゴミ)の問題。地球の周りには、古くなった衛星やロケットの破片など大小様々な「ゴミ」が回っている。ゴミや衛星や宇宙ステーションが軌道を周回するスピードは秒速8kmなので、最悪の場合、秒速16km程度のスピードでゴミが宇宙ステーションにぶつかってくる可能性がある。スピードがあまりにも早いので、ボルト一本のような小さなゴミでもあたりどころが悪ければ重大な結果をもたらす。

宇宙ステーションのモジュールの外壁は、少々のゴミがぶつかってきても、容易に穴が空かないように、何重にも厳重にシールドされている。先のリスク説明では、ステーションの外壁は直径1cm程度のゴミとの衝突には十分耐えられるとのこと。

また、直径が10cmないし30cm以上の大きなゴミは、地上からのレーダー観測などによって全てその軌道が調べられている。将来の軌道を計算して、もし宇宙ステーションとぶつかりそうなゴミが見つかった場合には、ステーション側がロケットを噴射して軌道を変更し、避ける手はずとなっている。

では直径が1cmから10cmまでのゴミはどうするか。

地上からのレーダー観測の精度を高める努力をしている。しかし精度はまだまだ不十分。ぶつからないことを祈るしかない。

計算によれば、宇宙ステーションの10年間の運用期間中に、この大きさのゴミがぶつかる確率はほぼ1回、とのこと。

このリスク説明をNASDAから聞いた時、「もし与圧部の壁に直径10cmの風穴が空く、という最悪の事態が起きたとしたら、与圧部の空気は何秒で無くなるのか?」という質問をしてみた。

担当職員は「ちょっと待っててください」と誰かと電話で連絡した後、「約90秒です」と答えた。[注]

デブリは宇宙飛行士が起きている時にぶつかってくれるとは限らない。寝ている間にぶつかってきたとしても、90秒で事態を把握してモジュールを閉鎖するなどの措置が必要になる。

注:これもblack_knightさん経由で補足。JAXAのFAQページによるときぼうモジュールに直径10cmの穴が空いた時に0.7気圧まで下がるのに200秒、だそうです。私が聞いた「90秒」とはずいぶん開きがあるけど、実際にはモジュールの外壁に穴が空いても、モジュール内部に設置された実験機器のラックや倉庫の隙間をぬって空気が抜けるので、もっと時間的な余裕があるように思います。あるいはちゃんと実験してデータを取ったのでしょうか。あれから4年経ってるし... [1/9追記]

宇宙飛行士になる、ということは、このような生命のリスクがあることを承知の上で受験をする、ということでもある。

秋山豊寛元宇宙飛行士
がいうところの「現在の宇宙飛行計画は、危険が伴うからある程度の犠牲はやむをえないというレベルではない」という願いは現状では残念ながらあてはまらない。冒すリスクに見合うだけの価値のある仕事が宇宙でできるかどうか、が問題となる。

火星のコロンビア・メモリアル基地

NASAが火星探査機スピリットの着陸地点を、スペースシャトル・コロンビア号の事故で亡くなった7人の飛行士に敬意を表して「コロンビア・メモリアル基地」と命名。

Columbia Memorial plaque on Mars
Photo Credit: NASA/JPL

asahi.com:
火星着陸地点は「コロンビア」 シャトル事故しのび命名
YOMIURI ON-LINE:
火星カラー画像公表、着陸地は「コロンビア記念基地」
NASA JPL:
Space Shuttle Columbia Crew Memorialized on Mars
JAXA月探査情報ステーション:
マーズ・エクスプロレーション・ローバ トピックス

気になる記事のメモ 1/8

Wired News: 「ウィンドウズはリナックスより安上がり」としたMSの広告に非難の声
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20040108101.html

INTERNET Watch: Microsoftの課題トップ10
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/01/05/1646.html

CNET Japan: Linuxに対抗する広告キャンペーン
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20063529,00.htm

Apple Japan: Xgrid
http://www.apple.co.jp/news/2004/jan/07xgrid.html

HSKI's: 「情報化社会と人権」
http://hski.air-nifty.com/weblog/2004/01/post_10.html

電波... とどいた?: 権利の譲渡
http://www.denpa.org/~go/denpa/200312/from21.html#22_1

宇宙ステーションの空気漏れ

昨日の(もう一昨日か...)記事

どないなってんやろ。なんか興味津々。
と書いた件。

black_knightさん経由でJAXAのFAQページを教えていただきました。

SFOG (Solid-Fuel Oxygen Generator)というのは過塩素酸カリウム(KClO4)から加熱分解で酸素を製造する“キャンドル(ろうそく)”だそうです。缶に入れて点火ピンを引くと化学反応で加熱が始まり、一缶で600リットルの酸素が放出されるとのこと。

緊急時に旅客機の客室の天井から落ちてくる酸素マスクにもこのキャンドルが使われているとのこと。へぇ、知らんかった。「酸素マスクをぐいっと引っ張ると酸素が流れるようになります」というのは、引っ張ることで点火装置ピンが作動する仕組みになってるから。旅客機に乗る時、いざというときに生死を分けるかも?なトリビアねた、ですね。

宇宙ステーションでキャンドルを四缶使った、ってことは、2400リットルの酸素を補充した、ってことか。

CNN.co.jp: 国際宇宙ステーションで微量の空気漏れか NASAが調査

ちょっとかなり相当、気になりますね。

[追記]

Florida Todayの記事によると、ロシア側は空気圧が下がっている原因として、二酸化酸素除去装置の不調を疑っているらしい。だとすると「空気漏れ」ではなくて、もうちょっと別の理由なのか...?

どうでもいいけど「私は宇宙ステーションに一緒に乗っていた」と自称するサイキックがいる、というのには笑う。ちょいと「ねた」っぽい気もするけれど...

2004.01.07

アソシエイトプログラム

福原さんの「この街の空にも星は瞬く」で、amazon.co.jpのアソシエイトプログラムのこんな使い方を発見。

なるほどね。こういう趣旨なら賛同できるなぁ。

Webの“発明者”に英国女王がナイトの爵位授与

INTERNET Watch: Webの“発明者”に英国女王がナイトの爵位授与

Webの“発明者”のTim Berners-Lee氏が、英国女王からナイト・コマンダー(中上級勲爵士)の爵位を授与されたという。

おめでとうTim! 君は世界を変えたよ。永遠に。

気になる記事のメモ

ココログに引っ越してきて以来、クイック投稿のブックマークが便利なので、気になるweb記事を見つけた時には右サイドバーの「備忘録」に登録する癖がついた。blogというのは自分自身のためのポータルサイトとしても使えるので便利。

とはいっても、たまにはちょっと掃除しないと...ね。

ということで、備忘録的「気になる記事のメモ」

エンジニア300人が告白「これって職業病ですか?」
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03100.jsp?p=bp1014&__u=107190403892978484128458316364

もっと辺境から戯れ言:Meeting with Prof.Lessig
http://spiegel.cocolog-nifty.com/text/2003/12/meeting_with_pr.html
http://spiegel.cocolog-nifty.com/text/2004/01/_.html [1/10追記]

萬晩報:ガリレオという名のスペース・パワー
http://www.yorozubp.com/0312/031221.htm
萬晩報:アメリカ建国の兄弟たちの対外構想
http://www.yorozubp.com/0312/031225.htm


ベキ指数を用いたインターネットバックボーンのネットワーク構造分布
http://www.glocom.ac.jp/odp/library/abs200309_01.html

asahi.com: 米国の科学技術分野での優位性が危機に
http://www.asahi.com/english/svn/TKY200312040145.html

2004.01.06

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-01

JAXA Space Stationのwebに
国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-01
が掲載。

12月19日の日記に書いた補給船プログレスからの酸素補給の他にも、

「酸素生成用の小さな缶(Solid-fuel Oxygen Generator:SFOG)」

なんてのがあるんですね。へぇ。

他にも「クエスト」(エアロック)に高圧タンクが二つあって、そこにも酸素が貯えられているとのこと。

「ひとつのSFOGでクルーひとりあたり1日分の酸素を供給することができる」って、どないなってんやろ。なんか興味津々。

*****

とかなんとか言っているうちに、また大規模な太陽フレアが発生したらしい。

電磁流体力学からスケール間結合へ

昨日の記事に触発されたわけでもないけれど...

JAXA/ISASの特集ページに
宇宙科学の最前線:磁気圏ダイナミクスの新しい見方
が載っている。

う〜ん、難しい。

平たくいえば、太陽系規模(地球軌道規模)における宇宙プラズマ現象を精密に多地点で観測することによって、プラズマの挙動のフラクタルなスケーリング則が、一個一個の電子の運動レベルのスケールから地球軌道規模のスケールまで適用できて、しかもそれぞれのスケールの間に緊密な相互作用があることがわかったってことか?(どこが「平たく」じゃ f^^;)

この研究が進むと、地球磁気圏の「磁力線のつなぎかえ」に由来する擾乱の発生頻度が確率的に予測できるってことだろうか? 宇宙天気予報の精度があがりそう...

太陽フレアの発生頻度を予測する... ってところまでは、道はまだ遠し、なのかな...??

プラズマって難しい。でも、日欧共同のBepiColombo衛星の観測が大事らしい、ってことだけわかった。^^;

欧州のCluster-II計画の4つの衛星による編隊観測の解析結果、2006年の米国のTHEMIS衛星5機編隊で磁気圏尾部にある爆発的オーロラの巣に迫る計画に注目、ってことですね。

2004.01.05

なぜ技術的失敗にばかり眼がいくのか

akiakiさんのニュース日記経由でこんな記事を発見。

そして自我がはっきりしていない人間は、当然のことながら、起源に対する関心もない。
う〜ん、面白い視点ですね。

2004.01.04

航天英雄

MAOさんのblog::TIAOの記事に中国初の宇宙飛行士、楊利偉氏の記念切手が掲載されている。

宇宙の英雄のことを「航天英雄」というんですね...

スピリットの最初の画像

NASA TVの情報:16時32分に最初の画像を取得

フライトディレクター主任研究員(primeprincipal investigator)が興奮した声で「今夜はすべてが順調だ!すばらしい」と叫んでいる。

JPLのwebサイトがつながりにくくなっている。

[追記] 管制室のモニタに表示された火星からの画像がこちらに:
http://spaceflightnow.com/mars/mera/040104image1.html

NASA/JPLのwebにも掲載されました。
http://www.jpl.nasa.gov/
http://www.jpl.nasa.gov/mer_images/First-images-horizontal-465.jpg
http://www.jpl.nasa.gov/mer_images/2NN001EDN00CYL00P1502R000M1.jpg

[追記2] 関連記事
http://www.asahi.com/science/update/0104/002.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040104it03.htm
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040105k0000m030037002c.html
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004010401002789
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=040104175546X865&genre=int

着陸成功を確認

日本時間13時52分、スピリットからの信号を無事捕捉したようです。
おめでとうございます。

スピリットがタッチダウン

日本時間13時36分、タッチダウン。
探査機からの信号が届くのを待機中。
と思ったら、RealPlayerがつながらなくなった。
視聴者数が増えるとやっぱり難しいですね。
CNNに切り替え...

火星探査機スピリットがいよいよ着陸へ

火星探査機スピリットが日本時間13時35分に着陸予定。

さっきからNASA TVの中継が始まっている。
Mars Exploration Rovers

さっきまでインタビューに答えてミッションの説明をしていたアジア系と思われるスタッフの一人は、はでな星条旗のTシャツを着ていた。いや〜アメリカンですね。^^;

日本の火星探査機「のぞみ」は今回、残念でしたが、次回のチャンス、例えば「はやぶさ」の時には、NASA TVをみならって、管制室からライブ中継してほしいです。

インターネット中継するなら、ぜひLIVE! UNIVERSEの人たちあたりとコラボレーションして欲しいな。

とはいえ、今日はたまたま休みで自宅にいるからこそ、まったりと鑑賞できるわけで... ^^;

「スピリット」の成功を祈ります。

2004.01.03

彗星の核へ

NASAの彗星探査機「スターダスト」が無事、「ビルト2彗星」への接近を終え、彗星が核から放出する微粒子の捕獲に成功した模様。

彗星の核の写真がNASAのプレスリリースに掲載されている。すごい画像だ!

捕獲されたサンプルは2年後の2006年1月15日に大気圏再突入カプセルによって地球に持ち帰り、分析に回されるとのこと。

参考:Yahoo!時事通信 - すい星に最接近、ちりなど収集=サンプル地球へ−米探査機

2004.01.02

宇宙作家クラブの2003年10大ニュース

野尻ボード経由で宇宙作家クラブ2003年の10大ニュースを発見。

クラブの会員がニュース候補をそれぞれ提供、会員用ホームページを使い投票、1人が5つのニュースを選択する、という方式で選んだのだそうです。担当は松浦晋也氏

2004.01.01

M2K4

明けましておめでとうございます。

1月4日と25日にはアメリカの火星探査機「スピリット」と「オポチュニティ」が火星に着陸します。NASAのトップページには「M2K4」のフラッシュが飾られています。「Mars 2 Killo 4」=「Mars 2004」ですね。今年は火星の年。

日本惑星協会が発行するメールマガジン「TPS/Jメール」の臨時号のヒューストンレポートで「スピリット」と「オポチュニティ」の目指す探査が説明されています。

12月24日のTPS/Jメールのヒューストンレポートに「スピリット」と「オポチュニティ」の名付け親、小学4年生のソフィ・コリスちゃんの物語が載っています。

2才になる前にシベリアの孤児院から養子として引き取られたソフィちゃん。学校でNASAのネーミングと作文コンテストに薦められて応募した作品が栄冠を獲得。引き取られた当時、身体が弱かった少女が今では宇宙飛行士になることを目指しているという。

「私は孤児院で育ちました。暗くて寒く淋しいところでした。夜になって星がキラキラ光る空を見上げると私は慰められました。そしてそこへ飛んで行けたらと夢見たものです。アメリカでは私の夢は叶えられるのです。スピリット(勇気)とオポチュニテイ(機会)を与えてくれて有り難う」
参考ページ:
  横浜こども科学館 : マーズ2003火星探検車
  横浜こども科学館 : 火星リンク集

*****

hiyodori.jpg

JAXA: 野口宇宙飛行士からの年頭所感

星出宇宙飛行士からもメッセージ:

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

*****

今年の元旦はいい天気。庭にひよどりがやってきた。

今年もよろしくお願いします。

*****

[1/2 14:00追記]

野口聡一宇宙飛行士からも新年のメッセージが届きました。


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2004年が、JAXAにとってもNASAにとっても、
Return To Flightに向けての正念場になると
思います。気負わず、おごらず、一日一日を
踏みしめて行こうと思ってます。
2004年元旦 Houstonより
野口

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