社会的責任を考えるコンピュータ専門家の会
私の住基ネット関連の記事にトラックバックをいただいたので、spiegelさんのところの記事を見にいってみました。
完全なセキュリティはありません。セキュリティはプロセスです。に同意。総務省と長野県知事のつばぜり合いの現状は、まさにこのプロセスを殺してしまう子供の喧嘩のようなものだ。技術不在の論争ほど不毛なものは無い。
spiegelさんの記事で紹介されているCSPR/Japan(社会的責任を考えるコンピュータ専門家の会)のチェアマンの山根信二さんの論文
「住民基本台帳カードをベースとした
連携ICカード導入の技術的問題点(PDFファイル)」
を読んでみて、連携ICカードと住基ネットの「業務端末」の現状を知った。事態は私が想像していたものよりかなり深刻なようだ。
論文の末尾にある、
日本が他国に先駆けて多目的の住民スマートカードを発行できるのは、日本の電子政府/電子自治体の先進性を示すものではなく、むしろ技術的知見に基づいて積み重ねられるべきセキュリティ文化の欠如と開かれた民主制の不在を示すものである。に激しく同意。
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