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2003.12.25

視力回復トレーニングソフト

宇宙飛行士になるためには募集要項にもあるように、「両眼とも裸眼視力0.1以上かつ矯正視力1.0以上」であることが求められる。昔、マーキュリー計画やジェミニ、アポロ計画の時代の宇宙飛行士は、軍のテストパイロットから選抜されていたので、視力がよいことは絶対条件だった。その頃と比べると、選抜の基準はぐっと緩められたといえる。

とはいえ、日本には近視の人が多い。これは日本の住宅事情や街並や日常の風景の「狭さ」が大きく関係していると思うのだが*、この視力の検査で選抜に落ちてしまう人が意外に多い。

*: アメリカで生活していると、不思議と眼が良くなる。空気が澄んでいて、遠くまで見渡せる上に、街並が広いので、遠くまで見る必要に迫られる。

というわけで、宇宙飛行士になりたい人は、眼の健康に気をつけましょう、という話。

私は小学生のころは左右とも視力1.5だった。それが中学生になるとだんだんと落ちてきて、「視力回復センター」なるものに通ったことがある。

ひと口に「視力回復センター」といっても、いろいろなものがあるらしいのだが、私が通ったところは、毛様体を運動させ、リラックスさせる手法をとる。近眼鏡をかけて無限遠を20秒見つめ、至近距離を5秒見つめ、を5セットほど繰り返して1クール。さらに無限遠以遠を見つめ... を5分か10分ほど繰り返して、眼の体操をして筋肉をリラックスさせる。

旧日本海軍のゼロ戦の撃墜王、坂井三郎氏は、視力を良好な状態に保つために、一日一回、遠くの山のてっぺんに生えている木の葉っぱの枚数を数える訓練をしたという。レーダーがまだ実戦に使われていなかったころ、敵機よりも先に相手を見つけるのが空戦に勝つための絶対条件だった時代。

視力回復訓練が功を奏したかどうか、私の視力は悪くなりつつも、裸眼で車を運転できる程度。

この毛様体の訓練をパソコンの画面を見つめながらできるソフトが登場したらしい。

ZDnet リビング+ PCを見るほどに視力回復? 謎のソフトの実態は……

なかなか理にかなっている。これから宇宙飛行士になりたい方、視力が悪くなってしまう前に導入することをお薦めします。一度悪くなってからではなかなか治らない。歯磨きと一緒で、毎日の習慣が大事。将来パイロットになりたい人も、ね。

ところで宇宙飛行士になりたい人は、レーザーによる外科手術だけは避けるようにしたほうがよいと思う。詳しくはJAXAのFAQのページをご覧あれ。

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