« JAXA関連ニュース | Main | 視力回復トレーニングソフト »

2003.12.24

マイクロソフトと科研費特定研究

宇宙開発とは関係無いけれど、black_nightさん経由でマイクロソフトのプレスリリース文部科学省 科学研究費補助金 特定領域研究「安全な情報基盤」とマイクロソフトがコンピュータセキュリティ技術向上に向けて協力を発見!

今回、マイクロソフトはソースコード ライセンス プログラムの「マイクロソフト ソース コードアグリーメント」を通じて、「安全な情報基盤」に参加している6大学へ提供することを予定しています。これは、日本国内の大学では初めての取り組みとなります。今回、マイクロソフトは、「安全な情報基盤」と協力することで、信頼性のあるコンピュータ環境の実現、日本のセキュリティ研究に寄与します。
こ、これはちょっと聞き捨てならんなぁ。税金を使った研究が特定の企業のOSの覇権に利することがないように、関係者は厳に注意してことを進めてほしい。

セキュリティ向上になにが必要かやっと気付いたか、ゲイツ君よ... ちょっとおそ過ぎの感があるが...

12月16日の長野県知事の住基ネットの安全調査の会見記録が興味深い。会見資料はこちら。ネタ元はここの12月17日と19日の記事。ここまで詳しく中身が分かってしまえば、ちょっとその気になればすぐに...

住基サーバーにどのOSが使われているか知らないけど、CSサーバーがWindows 2000では...

[12/31修正] S.N.さんからいただいたコメントに鑑み、誤解を招く可能性のある表現を修正しました。

« JAXA関連ニュース | Main | 視力回復トレーニングソフト »

Comments

別に科研費による研究グループがMS社のための研究をするわけでなく、MS社が研究グループに協力するということなのではないでしょうか。MS社が提供する情報を用いていままでの成果を広く利用されているプラットフォームに応用することにより、研究グループの仕事をより現実的なレベルで評価できるようになるということだと思います。税金がMS社のためにつかわれるというのは勘違いもはなはだしいのではないでしょうか。

S.N.さん

ご指摘ありがとうございます。

たしかに、マイクロソフト社は税金を使って自社のセキュリティを向上させるためにこのプロジェクトを始めたのではない、ことは、誰の目にも明白、だと思います。

また、この科研費を割り当てられた研究グループがマイクロソフト社のために研究をするのではない、ことも明白ですね。

ただ、この研究によってなにがどのように進展していくのか、については、注意深くウォッチし続けてていく必要があると思います。

私がなにか勘違いしていることとか、補足資料などありましたらご教示下さい。

だいぶ前の記事へのコメントですみません。

MS、東大などにWindowsソースコードを無償提供
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/24/news089.html

によると,

> 東大は、「社会基盤としてのセキュアコンピューティングの実現方式の
> 研究」(代表:大学院情報理工学系研究科・米澤明憲教授)の研究成
> 果が、Windowsの安全性と信頼性強化に有効か検討する。

だそうです。やっぱり研究成果がWindowsに活かされるのかしら?

Ken Y.さん、情報をありがとうございます。

こんな記事もありますね。

日本における産学連携の推進組織「マイクロソフト産学連携研究機構」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/06/28/8176.html

ビルゲイツ氏は「Microsoftでは基礎研究活動に力を入れてきているが、世の中で進化といえるものの大半が、Microsoftから生まれるとは思わない。それは、大学などの研究機関から誕生することもある。」と述べたとのことで、

伽藍とバザール
http://cruel.org/freeware/cathedral.html

がやっと伽藍の存続を揺るがし始めた、というところでしょうか。

Windowsの売り上げが研究者や学生にフィードバックされるのかどうかが気になるところ。

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference マイクロソフトと科研費特定研究:

« JAXA関連ニュース | Main | 視力回復トレーニングソフト »

zeitgeist

MyBlogList

無料ブログはココログ